青Pのひとり語り

麻倉ももを中心に自分の好きを語っています。

20230530 劇場版PSYCHO-PASS PROVIDENCEが良かった

 

どうも青Pです。2連休もう終わるやんやべぇーってなってます。

最近は仕事に追われたり、他の事に追われたりして疲弊してますが、自分が選んだ道なんでしかたねぇうぉー夏まで頑張るしかねぇってなってるマンです。

 

さてさて今日は火曜日、火曜日いえばイオンシネマのドコチューです

ドコモチューズデー|イオンシネマ

ドコモの人なら1100円で映画を見れるシステム、今時格安SIMではなくドコモ使ってる人間ですが、これわりと気に入っていて火曜日の休みに映画を見に行くようにしてます。

 

今日見に行ったのはPSYCHO-PASS サイコパスシリーズの劇場版第2弾作品のPROVIDENCEです。PROVIDENCEという言葉は『神の摂理』という意味ですが、まさに今回はそういのがテーマです。ここからネタバレになるので嫌な人はスクロールを

早見沙織さんのアルバム『白と花束』が素晴らしかったので是非聞いてください。

ちゃんとアルバムで聞かないといけないやつです

 

 

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サイコパスシリーズを簡潔明瞭に話すとというかWikipediaから引っ張ると

舞台は、人間のあらゆる心理状態性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」(以下シビュラ)が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。

その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた[

そのような管理社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省の内部部局の一つである警察組織「公安局」に属する刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた

本作品は、このような時代背景の中で働く厚生省公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描く

PSYCHO-PASS サイコパス - Wikipedia

すべてはシビュラの数値によって統治された社会の中で、そのシビュラで裁けない犯罪者たちとの関係値や監視官となった常守朱という主人公と狡嚙慎也という執行官の2人を軸に、己の正義とは何か、法とは何かを見つけていく近未来SFと警察者と群像劇が合わさった物語です。

テレビシリーズは3期まで、劇場版と冠があるのは2作品 3の続きでもある劇場版が1作品と間を補完するショートストーリーが3作品あります。

時系列としては

テレビシリーズ1期2期→劇場版第1弾→SS3作→劇場版第2弾(今回のやつ)

テレビシリーズ3期→3期の続編の劇場版になります。

なんで今回の作品は劇場版とテレビシリーズ3期の間にあった話になります。正直テレビシリーズ3期を見てからの方が楽しめると思います個人的には今まで謎だった部分がつながるので、ただ今回の劇場版を見てから3期をみても楽しめる内容にはなっています。

 

今回の物語は常守と狡嚙の再開を軸にして、ピースブレイカーと言われる存在が起こしたテロの裏にあるシビュラとは別のAIのシステムの存在を突き止めていく話と3期の主人公の父親がどんな存在だったかがわかる話です。

主のテーマとしては、シビュラシステムがあることで法を撤廃しようとした日本政府に対して朱が異議を唱える話から始まり、AIが統治した世界で法(人間)は必要なのか、真実とは何なのかを考えさせられる話でしたね。めちゃくちゃおもしろかったです。

 

これまでのテレビシリーズではシビュラによって裁けない「免罪体質」と言われる人々がでてきて、その人たちが他の潜在犯と言われるシビュラから犯罪者扱いされた人たちを利用して、システムを搔い潜りながら犯罪を犯していくのをシビュラでは裁けないからどうしたらいいのかと苦悩する常守がテーマとなっています。

今回の劇場版でも、もう1つのAIシステムによってシビュラでは裁けず、シビュラ自体がそれを容認してしまい今回の犯人を裁けなくなってしまいます。その中で今回は常守が法を守るために自らが犯罪者となり、シビュラシステムの絶対性を覆すことで法を守るという選択をします。これは狡嚙がアニメシリーズの1期でシビュラでは裁けなかった槙島を殺害したように、自らの正義をなすために犯罪者になることを選んだんですよね。

作品の中の慎導篤志のセリフがそれに結びついていて「正しさは時代などで変わり多面的であるが、真実は1つしかない」これはそのまま切り取ったわけではないですが、それに近い発言があります。真実はシビュラシステムによるAIによる正解が1つということであって、それに対しての正しさは人が法として導き出すものであるということかなと僕は思いました。常守や狡嚙がしたことはシビュラの中では犯罪ではあるが、それが己の正義、ひいては世の中における正しい行いだとしたらそれは法によって守られるべきであるということですかね。これは難しい。

結局常守や狡嚙は己の正しさとシビュラシステムのはざまに揺れ動くわけですね。

ただシビュラシステムは「人の可能性を信じる」ことを信念としていて、これがテレビシリーズ3期にも繋がっていく話になっていくというわけです。いやマジでおもしろかったです。

 

テーマの中のAIというのは世間の風刺にもなっていて、世間では『Chat GPT』や『AIイラスト』もにぎわせていますが、人が何時間もかけていることを簡単に再現してしまうAIと著作権などや人権などの法や倫理との関係性はこれからも多岐にわたり問題提起され続けていくと思います。AIという革新的なものを受け入れることはできても、それを有用的に使うテーマよりも害として扱ってしまうのが表に出てしまう。それは法や倫理という存在があるからで、きっとAI自体は有用化されて人々の助けになるものだと思っています。だからこそシビュラシステムというAIが絶対的統治と安全のために必要とされているサイコパスの世界はそうあながち遠くない未来に起こりえることだとも思ってはしまいますよね。

たぶんこれから5-10年もすればAIは様々な職種や社会において必要な存在として認識されると僕は思っていて、特に今回もテーマで出てきた医療用AIとかは診療の場面で必ず出てくるんだろうなぁとは思っています。これを人間が信じ許せるのか、それとも疑うのか。AIは過ちを犯すことはあっても、AIが真実であると定義されることがあれば人間の過ちは認められても、AIの過ちは咎められない世界になるかもしれない。

そんな色んなことを風刺した作品になっているのでは?と思いますし、こういうアニメ作品の自由が統治されないといいなと僕は思いましたね。

 

2009年に放送された同じノイタミナ枠の『東のエデン』も当時から今にかけての社会の風刺となる作品で、当時よりも今見る方がより人々に刺さる作品になってるなと僕は思います。

juiz.jp

ノイタミナ枠はこういう作品を多く描いてるイメージはあるので、これからも楽しみですよね。

 

 

てなわけで梅雨入りもし始めて6月に入りますね。プロ野球では交流戦がスタートしますが、阪神の勢いは止まるのか、続くのかパリーグの混戦模様から抜け出すチームは現れるのかも楽しみですね。早速パリーグが先勝ですが

とりあえず書かないといけないこともやらんといけないことも多いですけど、頑張ろうと思いました。夏川椎菜さんのユエニも書きたいですね。

 

ではでは

 

青P

 

 

20230520 UNISON SQARE GARDENが、音楽が最高だってこと

 

うえーい暑いぜー夏だねーの青Pです

 

UNISON SQUARE GARDENのライブの感想を話していくよー

ネタバレなしで書いていくつもりですが、まぁライブの感想はネタバレだから飛ばしたいって人のために目次置いときやす

空白はアルバムの宣伝で、、、、、、

 

 

 


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〇声出し解禁のライブ

今回のツアーはこのアルバムの今日は歌います

そらアルバムのツアーだからなこれはネタバレじゃねぇぞ

まぁ実際さいっこうのライブでした、アルバムの曲めっちゃ好きになった。今回のツアーがめちゃくちゃいいのはアルバムがいいからそれしかない。これはもう実際にライブにいってほしい、音楽を浴びてほしい、それしかない。

 

後今回のライブではマスクありで声出しが解禁になった。UNISON SQUARE GARDENの曲は掛け合いがある曲もある。でもその声が会場にめちゃくちゃ響くことはなかった、これはなぜかというと田淵が歌うからだ。ユニゾンの掛け合いはコーラスである田淵が絶対歌ってるので会場に響くことがあまりない、これは彼らがコーラスも含めた音楽を届けてるからだ。

 

「そういや田淵も歌うわガハハハッおもしれぇ」ってなった

 

でもやっぱりファンは嬉しいもので、声を出していた。ファンもまた気にせず声をだすことで同じように音楽ができていると感じた。僕は正直歌うタイプじゃないので、声出し解禁してもスタンスは変わらないのだが、声を出すことでようやく音楽できている人たちもきっといるからそうやって声を出して嬉しそうに楽しんでいる人たちが加わることでライブはより一体感とパワーを作っていたと感じた。

 

制限がなくなったという言葉は使いたくはないが、ずっと前に進んできてコロナ下でも変わることなく進化し音楽を届けてきたUNISON SQUARE GARDENの今のライブの形がめちゃくちゃ楽しかった。それに尽きる。

彼らは変わらないけど、ずっと彼らの音楽を好きな人、そしてコロナ下で好きになった人たちも合わさって僕らがしっかり音楽を楽しめるようになった環境のライブ。それは制限がなくなり元に戻ったものではなく、何十倍も進化したライブになっていた。

だってこのライブで初めて声出した人もいるはずで、それは元に戻ったじゃなくて、前に進んだライブだったと思うし、僕ほんとに楽しかった、いやマジでこれが僕の好きなライブだなってなりました。だからこそ声出し解禁はほんとによかったなーって思えた。

 

 

で、個人的に今回感じたことを残したい(マジで驚くことが多かった)

まず、今回のツアーでバラードまではいかないがBPMが低い曲の方が楽しかった自分がいたことだ。

若いころ、ユニゾンを好きになった頃はアップテンポな曲を好んでたし、そんな曲が楽しいよな、ライブだよなってタイプだった、若いな、、、、BPMの低い曲の音のはめ方とか、歌詞を聞かせる感じとかが今はすごく自分にはあっている。

麻倉ももさんのシュークリームで動きがうるさいといわれたが、ほんとに好み変わってきたのかもしれん。もちろんのアップテンポも好きだよ

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まぁなんかそんな変化が一番嬉しかった。

 

まだまだ僕はUNISON SQUARE GARDENの曲を楽しめてるぞって気持ちになれたし、そうやって昔はプレイリストに入れていなかったを楽しめてる自分がいたことが嬉しかった。コロナ下でのライブを楽しめていないって気持ちはなかったけど、やっぱどこか自分の中で開放しきれなかった部分もあったのかもしれないし、もやもやしていた部分もあったのかもしれない。

ライブへの慣れとか音楽への飽きみたいなものも少なからずあって、僕の日常の大部分を占める音楽を直感的に感情的に楽しめていない自分がいたことも理解していた。

でも、ちゃんと聞いてきた音楽の数だけ僕も日常を重ねて歩いていっていて、たくさん僕に彩りを与えてくれていたことに気づくことができた。ライブを楽しんでいるバンドとそんな環境を見て、あぁやっとみんなが前に進んでいるって実感できたんだなって思えた。それを感じることができて、めちゃくちゃ嬉しかった。

 

僕にとって音楽は自分の感情を知るためのものだし、純粋に「楽」と「幸せ」を感じれるものだ。僕はあまりマイナスの感情を音楽に求めてなくて、よりプラスの感情を求めている。マイナスの感情であっても、それはプラスから生まれるものがと感じられる音楽が好きだ。

だから今回もライブにいって、日常の音楽を浴びに行って、僕は前に向かって歩いてるし、上を向いて幸せだって言うことができた。やっぱり音楽は一生の相棒だなって思えたライブだった、そう思わせてくれたUNISON SQUARE GARDENに感謝しかねぇ

 

燃料ならそこかしこで手に入るよ
迷っているのなら呼んでやる 君にできないわけないから
健闘を祈る!

譲れないこの心が愛されたいの
そんなにうまく行くはずない 挑むべき時に挑まなきゃ
ダメだよ 君じゃなくちゃ君にはなれないんだよ
どうしたいかは どうしたいかは ちゃんと決めてくれよ

ほら運命の是非はいちかばち けど必ず君が選べ
決心を祝う!

 

スペースシャトル・ララバイ - song and lyrics by UNISON SQUARE GARDEN | Spotifyより引用

 

健闘を祈るが好きだし、誰か任せじゃなくて君が選べってあたり田淵らしいエールの送り方だなって思った。

ライブのあとはいつも一緒にいってるkaguyaさんと飲み、関西のライブの時は示し合わせて必ず一緒に行ってるので、なんかもうそれが生活の一部のようになってるのは嬉しいね。あと遠征だとどうしても特別感とか移動の疲れとかあるから、関西のライブがちょうどいいよなって話などしていた。雨宮天さんの話で盛り上がって楽しかったね

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〇題名のない音楽

 余談ではあるが、先日斉藤朱夏さんのライブBlu-ray『くもり空の向こう側』を購入して見た

 

 

斉藤朱夏のライブとしては過去最高レベルのクオリティなんじゃないかなって思うぐらいめちゃくちゃいいライブだった。ライブの構成として、斉藤朱夏さんは斉藤朱夏自身の物語やアーティスト活動の1つの集大成のように感じた。小さなライブハウスを回ってきた斉藤さんが、ホール規模でもライブハウスのライブをしていた感覚(これは本人も述べている)があって、それが感じられた素晴らしいライブだったと思う。

斉藤朱夏さんは音楽を言葉として大切にしている人なので、盛り上がるからこれというよりいま届けたい言葉がこれだから、この歌を歌うみたいなタイプなのが良い。そこを積み重ねてきて、自分の歌に説得力がでていて逃げずにまっすぐ向き合った先にあったくもり空の向こう側で、それをアーティストととして聞いている人の心にも提示するという意味で本当に素敵な景色がそこに広がっていたと。そして感情を届ける音と伝える言葉の意味がライブによって異なるのは、本人の感情の変化を感じてめちゃくちゃいいなって感じた。

 

次のライブも楽しみになりましたねー

 

で、斉藤朱夏さんの言葉を大切にしているという話に付随して、僕自身ユニゾンのライブとかに足を運ぶときに感じたのは、マジで曲のタイトル覚えてないなーってことだった。もう10年ぐらい好きなバンドなのにタイトル出てこねぇってなる。

でも、曲を聞いたらメロも歌詞もわかるしめちゃくちゃ好きってなるのがおもしろくて。僕自身昔からあまりタイトルを覚えたりとかを意識してない音楽の聴き方をしてきて、曲名より音を聞いているタイプなんだなって。でもそれが逆にいいなぁって

 

タイトルという題名があると、それに意味を見出そうとしちゃうしこの物語としてとらえたりすることもある。もちろんユニゾンにおいてもそう位置している曲はあるんだけど、題名がない音楽が自分には合っていてその時の感情だったり、歩いてる道だったりで題名は変わっていいんだなってそこに歌詞と音楽があったら、物語って自分の中でどんどん広がって繋がっていくなって思って楽しくなった。題名はその時の自分がつけたらいいやんって、それが人生やんってなった。

 

麻倉さんにおいては少女マンガの世界観を語る人なので、タイトルはもちろん大事になってくるから楽しみ方は一概にイコールにはならないんだけど、自分にとっての音楽がそういう形だとしたらこれから麻倉さんの音楽を違う形で楽しめるんじゃないかなってワクワクしている。

 

やっぱ人生って楽しいし、音楽って最高だなって思えた休日でした。マジで俺はまだまだ音楽を楽しめるし、ライブも楽しめるぞー

 

青P

 

 

 

 

20220506 GW前半戦 斉藤朱夏 朱演「かんちがいの冒険者」が素晴らしかった

 

どうも青Pです。

 

GWももう終わりですねー大型連休でも何でもないマンですが、4/29の夜勤明けから5/2まで休みだったので、東京で羽伸ばしてきました。ちょっと長くなりそうなので目次も

 

 

〇日常トーク(斉藤さんのライブ感想だけ見たい人は飛ばしてください)

 

4/29は中野雪だるまでジンギスカン食いました。そこから中野で飲みのみ、珍しいメンバーと環境もやや似てる人が多かったので、普段できない話とかできたのはよかったなーこういう友人いてくれるのありがたいっすって感じです。めちゃ楽しかった

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4/30は斉藤朱夏さんのライブで川崎まで、地味に初上陸だったんすよね個人的にはわりと好きな街でした。クラブチッタもライブハウスらしい箱で良かったね、ライブの感想は後半で。

その後はライブ言った面々と飲んでました、マジ愉快なメンバーで超盛り上がって楽しかったね

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5/1は川越の方に遊びにいってました、こちらも初めてでずっとおすすめされてたのでようやくって感じです。ずっと行きたいってなってた武蔵野うどん食べてきました。肉汁うどん、肉汁とだしのマッチングがマジで最of高でしたねまた食いたくなりました。

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藤店うどん 川越店 (ふじだなうどん) - 川越/うどん | 食べログ

Twitterの貼り付け機能なくなったの不便だな

 

そこからいろいろと食べ歩きして、神社巡って帰りました。リフレッシュできてよかったねー恋みくじも引きました。紫陽花、梅雨の時期ということで麻倉さんの誕生日ですね。勢いだけでない生活を送らねば

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5/2は秋葉原で昼から飲んだくれ、またTrySailのツアーが楽しみになる飲みでした、次はツアーでたくさん飲みたいね。コロナも落ち着いてきてようやくゆっくり飲めるようになったのと、以前はライブに行く目的だった東京もたくさんの友人ができたおかげで、飲みに行く楽しみの方が増すぐらいに好きな街になりました。住むってなるとまたありがたみがなくなったりするのですが、やっぱり定期的に飲みたくなりますね。

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ほんとに会ってくれた友人のみなさんはありがとうございました。

 

GW後半はやることがたまってるので、家でたくさん頑張ることにします。あと2日

 

 

斉藤朱夏さんのライブ「かんちがいの冒険者」が素晴らしかった

斉藤朱夏さんのライブの話をしていきたいと思います。今回は来てほしいってことで友達6人も誘っていきました。マジでみんな最高のライブだって言ってくれて嬉しくなっちゃったね

斉藤朱夏『かんちがいの冒険者』ライブプレイリスト - playlist by SACRA MUSIC | Spotify

 

斉藤朱夏さんのライブのライブはこれで6公演目の参加になります。結構数参加させてもらってるんですけど、普段結構斉藤朱夏さんはパーソナルな部分を歌に込めて届けることが多いんですが、パーソナルな部分が詰まった歌をあえてあまり歌わない構成だったと感じました。

 

 自分の人生の目標として、「自由にわがままに人生を歩きたい」というのがあるんです。

──それは前々から?

目標としてはずっとありました。ただ、前はなかなかそういう生き方ができていなかったんです。いろんなプレッシャーがあったし、みんなの中の“斉藤朱夏”というイメージを壊してはいけないだろうなとも思っていたし。でも、1stアルバム「パッチワーク」(2021年8月発売)を作るときに「こんなんじゃダメだ!」と感じて。私の中で限界がきちゃったんだと思います。それで「もういいか! 全部出すぞ!」みたいな(笑)。

──解放されたんですね。

はい。今はとにかく自分のことを知ってほしいし、こんな私でも愛してくれる人がいたらいいなと思いながら人生を歩んでいます。「こんな自分は嫌だな」と思う瞬間もあるけど、それも愛してほしい…‥わがままですよね(笑)。斉藤朱夏「僕らはジーニアス」インタビュー|私がみんなを守りたい!強い覚悟を胸に次なるステージへ - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

以前のライブは自分の想いや弱さを抱えながら、それを斉藤朱夏として伝えていく、超えていく、前へ進んでいくっていう自分の生き方みたいなものを音楽にぶつけるみたいな感じのアーティストだなぁって感じていたんです。

 

──弱い自分を隠してきたこれまで、そしてそんな自分を受け入れて“君”と一緒に歩いていくこれからが1曲を通して書かれています。この曲を書いたことで、少し気持ち的にラクになれたところはありますか?

ああ、ラクになれました。たぶん自分の“笑顔”のパブリックイメージを少し壊したかったんだろうな。やっぱり笑顔のイメージが強すぎて、それはすごくありがたいことなんですけど、そんな自分ばっかりではないんだよなと思ってしまうところがあって。ちょっとした反抗期なのかも(笑)。本当はここまで自分をさらけ出さなくてもいいのかもしれないけど、それでもさらけ出したかったのは、1人のアーティストとしてもう1つ階段を上がりたかったから。アーティスト活動をしている中で、“歌う理由”というのが自分の中でずっと引っかかっていて。「なんで歌うんだろう? これからどういう歌を歌っていくんだろう?」と考えていたんですけど、最近は自分の人生を歌うアーティストもいいなと思ってるんです。

斉藤朱夏 1stフルアルバム「パッチワーク」インタビュー|走り続けて“君”と出会った、私の道のりについて - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

ライブ中のパワフルなパフォーマンスとか、明るさとかそういうものが魅力的なんだけど、必ずその反対側にある「弱さ」とか「怖さ」を見せてからそれに立ち向かっていく感じの人という印象です。それを引き出すのはハヤシケイさんの素敵な作詞と斉藤さんの歌唱にあるんですけど、そんな誰しもが思う「弱さ」をさらけ出しながら、それでも走っていくことをやめない音楽が斉藤朱夏さんという人間性とリンクしています。

 

──この道をまっすぐ行け、という。

そう。我が道を走ればいいんだって。本当はずっと走りたかったんですよ、自分の道を。ただ、もしかしてこのまま走り続けたら誰かがいなくなってしまうかもしれないとか、いろんな怖さがあったんです。でも「走っていい」と言われたし、「パッチワーク」というアルバムで全部さらけ出して、このまま突っ走っていこうと腹をくくれたといいますか。まあ、正直これからも何回もつまずいて転んで泣くのは、私の性格上、一生変わらないと思うんですけど(笑)。

斉藤朱夏 1stフルアルバム「パッチワーク」インタビュー|走り続けて“君”と出会った、私の道のりについて - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

話を戻して自分をさらけ出すことで歌詞や音楽に正当性というか、正解を見つけていって届けていく感じがあった。でも今回のライブでは自分をさらけださずに音楽や言葉を素直にぶつけていく感じがあって、最高にライブしてるなぁと感じました。実際僕の友人たちも楽しいってめちゃくちゃ言ってくれたのはそこに斉藤さんが届けたい音楽、伝えたいことが届いた証拠だと思います。

歌詞や言葉は聞かせるとか伝えるとは違って、「聞こえてくる」「伝わってくる」が音楽の良さだと思うんですよね、そこに音があって、バンドメンバーがいて参加してくれるたくさんのファンがいてそこに音があるから楽しめるし、歌詞が正解になっていくんだと僕は思ってます。

 

実際僕も初めていった2021年の斉藤朱夏さんのライブ『セカイノハテ』

「みんなひさしぶり!」斉藤朱夏が1年半ぶりワンマンライブ、大好きなみんなへの思いあふれた再会の日(ライブレポート / 写真10枚) - 音楽ナタリー

このライブで歌われた『あと1メートル』でめちゃくちゃ感極まって涙しました。この曲の歌詞は「一人が寂しいのは一人じゃない証拠だよ」「全部全部君がそばにいるせいだ」などその感情が生まれるのは、大切な人だからだよと肯定的に歌った温かい歌詞を斉藤さんの歌に乗せて届けてもらって、自分の中にあったもやもやがすっきりした気持ちになりました。斉藤さんの音楽はたぶん色んな人にいろんな形で届いているのかなって思います。

自分が『こうだな』と思ってることが、ちょっとニュアンスが違う感じで伝わっていたり。でも、ここにいる君は私にとって大切な仲間だからこそ、私の言葉をまっすぐに受け取ってくれて。それをまだライブに来ていない人、これから朱夏のライブに遊びに行くという人に伝えてくれている姿を見ると、とっても優しい空間だなと思います」と朗らかに述べ、「こんなにも言葉を大切にしている自分だけど、言葉って難しいなと思います。もっと簡単に伝わればいいのに……でも、私の言葉をもっと君に伝えたい。言葉って難しいけど、それをしっかりと受け止めてくれている君がいてくれて、私は救われています。本当にありがとうございます」ー斉藤朱夏のライブハウスツアー終幕、“第二幕”に向けて交わした約束 - 音楽ナタリー

 

斉藤さんにとって届けたいファンの人がいるからこういう言葉がでると思うんですけど、僕自身は音楽だけでめちゃくちゃ受け取れている感覚があって、斉藤さんの思い描いて大切にしている言葉を届けること、自分の言葉を貫くことっていう画家高い目標にたぶん歌唱とかバンドメンバーとのバランスとか、パフォーマンスレベルがどんどん追いついていっている感じがあるから、今回自分を語る曲がなくても届いたんだと思います。いやはやすごいアーティストのライブにいけて良かった、これからも遊びに行きたいですね

 

 

〇音楽→人を好きになっても、人→音楽を好きになることの話

こっからは余談です。ちょっと好き嫌い分かれるかもの価値観の話

僕はライブが大好きな人間です。月に1回はライブいかないとわりと落ち着かないマンだし、音楽とライブは一生の趣味だと思ってます。今回の斉藤朱夏さんってめちゃくちゃすごい人だなってインタビュー見て感じたんですけど、僕は斉藤さんのラジオを聞くとか、ラブライブサンシャインの現場に行くとかはありません。

斉藤朱夏の音楽が好きでそこから見えてくるメッセージ性とか人間性が好きというタイプの人間です(これは斉藤さんに限らず全般的に)そこから人を好きになって、その人をめちゃくちゃ知ったり、別の音楽もおっかけるとかをしないって感じですね、極端に話してるだけでソロ活動を通して斉藤朱夏という人のことをたくさん知って好きにある要素は増えました。

でもだからといって歌ってる人のすべての音楽まで好きなりにいくことはしないという感じです。インタビューも読むんですけど、基本は楽曲に関連した要素だったり、ライブを通して感じたその人の感情だったりを除きに行く感覚です。音楽やライブが必ず主語になる。

 

でも僕にはそれがあっていて、楽しいと思うんです。

これは極端な意見ですけど、知りすぎちゃうとその人の解釈を音楽にはめ込もうとして最初の感性が消えちゃったり、その人の答えと違ったときに自分が間違ったような感覚になる可能性もあると僕は思うんです。自分がその人のいわゆるファン層だったり、輪から外れたような感覚になる人も僕はいると思います。その人を知った上で楽しめないと疎外感を感じるみたいな雰囲気です。音楽が主語じゃなくて、その人が主語になる楽しみ方ですね。これはもちろん僕はすごく良いことだと思っていて、それで知れたことや出会えたことが特別になっていく感覚も僕自身は知っています。

でも、僕自身はどうしてもその輪に入る感覚があまりないタイプで、それぞれの感性とペースで音楽を好きでいいじゃんって思うタイプです。好きな人の好きな音楽であってもその時感じた感情であってもその人を主語に置いた捉え方はしたくないなって気持ちがある。

でもあくまでそれはその人のルーツの中で生まれたものだから自分の人生にいれすぎちゃいけないよなって思うんです。僕自身も麻倉さんの時にはその手法をとったりはするんですけど、あまり入り込みすぎると自分の楽しみ方を見失ったこともあったんです。もちろんその人を好きになったことによる幸福感や感じた感情もたくさんあったのは事実です。ただ、「音楽を楽しむ」を軸に置いたときに僕はやっぱりライブや音楽から感じたその人を知ることが楽しいなって最近は感じています。

それは100%正解のコミュニケーションが存在しないからだと思ってます。

 

 

斉藤さんのライブでの言葉みたいに「言葉をもっと届けたい、伝えたい」と思っても届かないのも似ていて、その人を知りたい、言葉の意味を理解したいと解像度をあげていってもきっとそこにある余白は埋まらなくて、埋まったときはいいけど埋まらないと空虚な気持ちになってしまう。その人はこちらから見ると1人だけど、その人にとっての1人って聞いてくれるたくさんの人たちだから生まれることだと思います。

僕は余白はあっていいと思っていて、その人の言葉が自分の感じたことの解像度をあげてくれて余白が埋まった感覚になる。それが僕にとって心地よいんです。

だからこそ知りすぎようとしない、その人が音楽で届けたい想いを音楽だけで受け取って楽しみたいというのは僕の価値観です。だからその人を好きな人とは別の形で受け止められるしその人を肯定するというより、音楽を肯定できるのがいいなって思います。

 

 

すこし話はそれますが、斉藤朱夏さんのライブの良さって会場にいる人を肯定してくれることだと思ってます。弱さによりそうことはあっても、最終的には私も弱いけど前に進めてる、君たちも一緒に前に進もうねってその人の生き方を肯定してくれる。自分をさらけ出してこうだとはっきりと断言しても否定することも卑屈になることもない、自分自身の人生と言葉を肯定したいから音を鳴らしてるのはかっこいいなと思うし好きだなぁって思います。

 

──なるほど。個人的にはDメロの「特別な力は無くても 鳴らしたい音がある」というところが、朱夏さんの音楽に対する姿勢を感じて心に刺さりました。

天才じゃないし才能もないけど、どうしても鳴らしたい音があって、表現したいことがあるから、それをただただみんなに届けたいんです。私には魔法は使えないけど、自分の人生をひたすらがんばってきたし、だからこそ鳴らせる音がたくさんあると信じています。

斉藤朱夏 1stフルアルバム「パッチワーク」インタビュー|走り続けて“君”と出会った、私の道のりについて - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

これがたぶん僕の「音楽→人」とリンクしていて、僕も麻倉さんへのファン活動とかを自分自身のためにやってきたし、僕しか表現できないことはあると思ってます。でも一時期届く人のことや周りのファンの人を気にしすぎて、迷った時期があったんです。その人やそれを好きな人たちの感情を意識すぎるあまりに自分を否定してしまいそうになったりしました。もちろん言動自体は間違ってたこともたくさんあります。それでも自分の中に湧き上がってきた言葉とか思いとか信念とか、伝えたいものってやっぱ大事にしなきゃなって思えるようになりました。そして何より逃げちゃいけないんだなって思えるようにもなりました。

だからこそ2021年にライブで聞いた斉藤さんの音楽が僕にとってすごいエネルギーになったんです。自分がこんなにも苦しんだり、もやもやしたりするのもその人のことを大切にしているからだって。そして言葉で届けることはやっぱり大切なんだって思いました。思うだけじゃなくて伝えることが大切だって。これが僕が音楽を好きでやめられない理由なんだと思います。

 

僕にとってライブは音と言葉と人との出会いの場所であって、知ってるはずだけど知らない自分自身の感情との出会いの場所

そして「音楽→人」での「人=その人」ではなくて

「人=自分自身」という楽しみ方が僕の音楽だと思います

 

斉藤朱夏さんのライブやユニゾンのライブはそんな音楽が好きな自分を肯定できる場所なんだなって思います。麻倉ももさんのことも大好きですけど、それ以上に麻倉さんにもこの気持ちを還元して、僕が感じた麻倉さんの音楽とそこから見えてくれる感情や形成されてきた自分の人生をこれからも大切にして自分の言葉として届けたいなって思いました。

やっぱブログ書くって人生だなって思ったし自分を整理できていいですね。楽しい

 

青P

 

20230425 日記 人生ってジグソーパズルみたいだなって話

 

どうも青Pです。

もっぱらブログも書かなくなって書き方わからねぇって思いながらスタバで書いてます。

 

最後に書いたブログが、昨年のヒロインたるもののイベントでフラスタを出したことだったと思うとどえらい前やんけってなってます。

今日は名探偵コナン黒鉄の魚影(サブマリン)を見に行きました

劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』

名探偵コナンはストーリーは知っているけど、昔みたいにアニメをリアルタイムで見ることもなく、毎年なんか映画だけは見に行っているみたいなポジションになってます。

名探偵コナンはミステリーアニメあんですけど、今年は黒の組織という工藤新一を江戸川コナンにした原因の組織とのバトルアクション(ここ大事です)でした。正直ほとんど推理はしてなくてバトルアクションをしてます。コナン映画って昔は容疑者が何人もいて、しっかり推理ミステリー系をしていたんですけど、いつからかめちゃくちゃ犯人が序盤からわかりやすいようになっていて、犯人がわかってから街とかコナンくんの周りの好きな人を守るバトルアクション映画になっています。

今回は灰原哀ちゃんを守る話になってるんですけど、いやもうめちゃくちゃよかった。詳しく言えないんで、とりあえず映画みてほしいです。

 

 

4月になり新年度に突入して、気づけば今年で30歳の年になりました、仕事も8年目かはえーって感じです。幸い同じ職場でずっと働けていて、公私ともにある程度健康的に30歳を迎えている?と思います。この前同期入社した人たち5人で飲み会をしていると、もう30だよってみんなが話していて、結婚だったり周りは子どもが2人目だったりとか仕事観とかいろんな話をする機会がありました。

僕は仕事柄女の人が多く、結婚や出産やらの話はわりとつきない感じです。なんで仕事観とか、これからどうしていくとか話す男の仲間みたいなもんは少なくて価値観も少し違う中で働いてます。でも、その中でお互いに思うところは一緒やなーって感じはあって、それを感じて新しい職場を探していったり、結婚して落ち着きたいなぁみたいな人も増えてきてます。実際まぁ今の環境がいいのかなぁって僕自身も思ったりしてますが。まぁ色んな経験してきて30歳でいろいろと価値観がみんな固まっていってに仮寄ったりしていくんだなぁって感じた瞬間でした、有意義な飲み会やった。

唯一みんなと異なったのがみんなが「もう30歳かー」って話している中僕だけ「まだ30歳やしなんでもできるよ」って話したことでした。

 

 

で、なんでこんな話してるかっていうとですね、僕自身22歳で仕事を初めて26歳ぐらい、コロナが全世界で流行するあたりまで仕事よりオタク活動人間だったんですよ。こうやって休日はブログを書き、フラスタを贈り、ライブに参加してまぁもう8:2ぐらいでオタク活動してて、でもコロナでそれがぱたっとたってしまって、部署が異動になったことで仕事について考えることが増えたんですよね。

 

んで、去年大きな決断して今1年ぐらいかけてとれる資格を頑張ってるとこです。実際飽き性なので新しいことを勉強することが良い方向に働いてきてて、今きついっすけどちょっと前より仕事楽しいかなぁって思える感じになってます。で、自分が経験年数増えてきて視野や知識が広まってくる中で、選択肢を選んだり、決断したり、問題を解決する能力や柔軟性が増えていることに気づいたんですよね。あれ以外とワイ仕事できるようになってきとるやないかって、自分の能力を客観視できるようになったんですね。

仕事の中でバラバラで中途半端になってたピースがこの資格の勉強でつながったことがでかかったなぁって感じで、ようやく仕事のビジョンが見えてきたなぁって感じです。

もちろんその中で課題もめちゃくちゃ見えてきた感じですけど。それでも仕事で能力を伸ばしていくことで、自分の選択肢、関われる人間が増えたり、視野が広がったりするというのは間違いなくオタク活動での成功体験が仕事に生きていると思ってます。

 

 

まとめるとこの仕事できるやんのピースをパズルのピースとして、自分の仕事とかプライベートを合わせたジグソーパズルが自分の人生を作っていると仮定したらその合わなかったピースを繋いだピースになってくれたのがオタク活動やったって話をしたかったわけです。

前置きが長くなりました。

 

 

仕事の技術みたいなものって、価値観とか考え方次第でどうにでもなるってわけで、それが成功体験だったり人の話を聞くことだったり客観視することだったりすることだと思っていて。僕は22-26の間は仕事をこなすことに必死でめちゃくちゃ成功体験とか前へ進むことをやってきたみたいな自覚はなかったんですけど、オタク活動を通じてブログで成功したり失敗したり、フラスタで色んな反応もらったり、違うライブにいって新しい感性もらったり、色んな年代の人と話したり、時にぶつかったり色んな生き方みたり。

そうやってめちゃくちゃ経験させてもらったことでわりと狭い価値観が溢れた職場の中で自分の価値観みたいなもんがしっかり確立できて、仕事の環境が変わっても順応できたりしてます。若い人の目線いれたり、それを踏まえて自分の考え方を伝えてみたりとか、意外とがんばりすぎなくても何とかなったりすることだったりとか。1回経験してるよなぁこれみたいな強みが今出てる感じですね、まぁ仕事自体はきついんですけど、比較的に楽しめてるなぁみたいな感覚があります。

 

 

これがオタク活動だけ、仕事だけとかだったらから108とかのジグソーパズルははまっただろうし、たくさんのジグソーパズルができたかもしれないけど10000とかの大きなジグソーパズルを僕は断念することになっただろうなって思うんです。

10000とかのジグソーパズルは1か所から初めて全部はめていくってめちゃくちゃ難しくて根気のいることだと思うし、他の場所から少しずつピースをはめていったらそっから繋がって埋まんなかったとこも埋まったなぁみたいな感じはします。

1つの事だけだと諦めちゃうこともあるけど、仕事やプライベートと趣味とかいろんなアプローチでピースをはめていくことで今ピースがはまり始めてきてるなぁって感じです。

 

heart-company.co.jp

このブログに書いてあることがまさにそれで、仕事に関わることのない趣味を僕はしているので、それがいい方向に趣味と仕事のピースをつくって人生を彩っているって感じはしてます。これが同じ系統だと無地の白のピースたちを埋めていかないといけない気がするので。

 

 

で、さっきの「まだ30歳」に話を戻すと、これ同じ年代で職種が近しい人たちが友達だと結婚して楽しそうな人や仕事をしててこうなってる人みたいな人ばかりみたいになるんですよねたぶん、仕事一緒だろ仕事の話も増えるし、プライベートの話も似てしまう。これはちょっと僕の価値観になってしまうんですけど、趣味の関係だと色んな仕事をしている人がいて、年代も様々なんで色んな価値観も共有できてまだ30歳でもなんでもやっていけるようなぁってなるわけです。それは僕が家庭と子どもがいないという前提だとは思います。

まぁそれでも趣味でつながった友人は僕にとって特別な存在で大切なことをたくさん教えてくれたり、僕の話を聞いてくれる人たちになってます。趣味だけでない部分でも共有できることがあるし余計にそう思うのかもしれないですね。SNSでできた友達だけど、SNS以外の関係値の方が深くなってるから。

やからこそ、まだ30歳でプライベートでも趣味でもなんでもできるんやろなぁって思ってる感じです。ここは完全に個人の価値観なんですけど。

 

まぁここまで長くしゃべってきましたけど、ようは

  • ブログ、フラスタとか何かを頑張った時の成功体験
  • 人との関係性でのぶつかり合いでの失敗や色んな価値観を知れたこと
  • 趣味関連でできた友達と仕事以外の楽しい話ができていること
  • 趣味が与えてくれる居場所の幸福感と安心感が作ってくれた人格
  • 仕事と趣味のパズルを埋めていことで人生というでっかいジグソーパズルが埋まるようになってきた

 

みたいなものが仕事として前へ進む経験値になっていて、今仕事とのバランスがとれてよくなっていることを話たかったわけですね。これは趣味活動で精神的な部分の安定もとれているので大きいと思います。

 

しかしながら仕事を言い訳にして、わりと趣味活動を停滞させている自分もいます。趣味って絶対100点を出す必要がないから、0点でもいいんですよね。言葉悪くいうと無責任で逃げることができるもの、でもまぁたまには寄り道して逃げたりとかそういう温かいところにいくのもいいなって思うんです。もちろんそこに人生の全ウエイトを乗っけるのは違うくて、趣味活動でもらったあったけぇもんやパワーを自分の進むことに生かしていかねぇとなって思ってます。

 

最近趣味活動を主観的よりも客観的な視点で趣味を楽しんでる自分がいるので、フラスタも出せるようになってきて、今の仕事も趣味もいいバランスで進んで行ってピースを増やしていけたらいいなって思っています。その中で僕に決定的に足りていない決断力と責任をこれからは伸ばしていけたら違うピースもたくさんできていって素敵な絵になっていくのかなぁって感じです。

 

とりあえずPiacereの感想やらTrySailの感想やら、今頑張っていることを頑張ることにしようという決意表明の日記でした。

 

青P

 

麻倉ももさんへフラワースタンドを贈らせてもらった話 企画者サイド~ヒロインたるもの!スペシャルサニーパーティー~

 

どうも青Pです。10/30に開催されました。

「ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~スペシャルサニーパーティー」にて麻倉もも&瀬戸口雛へフラスタを贈らせてもらった備忘録を語るブログです。

 

twipla.jp

 

今回もいつも絵を描いてくださってるカリンさんとお花を作ってくださっているエリ花工房様(エリ花・工房 / TOPページ)と贈らせていただきました。いつもありがとうございます。参加いただいた38名の参加者のみなさまも改めてありがとうございました。

 

絵師サイドのお話はカリンさんの方で書かれてます。素敵な話なのでぜひ読んでくださいね。ここからは企画者サイドの話をしていきます。企画の流れと意識したポイントを軽く話してメインは企画者としての僕の想いを話していきますので、制作の細かい流れはこちらのブログで確認ください。

hikarinn0915.hatenablog.com

また他にフラスタを贈った企画者さんと話したキャスもあるので、良かったら聞いてくださいね。

 

 

 

〇前置き・そもそもフラスタ企画者って何するの??

すべての始まりはこのツイッターです

21時に仕事が終わりヘトヘトになりながらサニーパーティーの概要がでているので覗いてみるとそこには、、、

なんとフラスタのレギュレーションが書かれていたのです。正直レギュレーションに何も文言が書かれてなかったので、問い合わせてなかったーというのが後悔、、、

まぁ嘆いても仕方ないのでその日の夜にカリンさんに連絡を取り、その日に打ち合わせをし概要を決めていく流れになりました。

 

後程話はするのですが、瀬戸口雛ちゃんというキャラクターは麻倉ももさんとの出会いのきっかけを作ってくれたキャラクターでもあり、僕が一番好きなキャラクターでした。それもあって麻倉ももさんとの出会いを与えてくれたHoneyWorksへの感謝の気持ちが大きいフラスタを贈ろうと考えていました。そんなこともあり、自分の世界観を表現するよりもみんなが好きな瀬戸口雛ちゃんを表現できたらなぁと思い制作を初めていった次第です。

 

前置きが長くなりましたが、僕のフラスタ企画での企画者サイドの仕事は

  1. まず主催者側へフラスタは贈れるのか確認、この際搬入時間や回収の有無、レギュレーションを確認します。今回のように提示している公演はお花さんにその内容を送ります。(どこのライブにでも贈れるわけじゃないので絶対確認です!!)
  2. 企画案とフラスタ構図の作成(基本絵師さんと話し合って作ります)
  3. Twiplaの作成と宣伝、参加者様への連絡とGoogleフォームの作成
  4. お花屋さん(基本エリ花工房様)への依頼(エリ花様はLINEです)
  5. フラスタの構図が決まればラフを元にお花屋さんへ構図と使用してほしいお花の色、種類、サイズ、予算などの連絡調整(これは最初にやった方がいいです、この構図が可能なのか、時期によって仕入れできるお花の種類も限られるので。お花屋さんはプロなので基本的にお任せしています。)※後程ラフ載せます。
  6. 参加者を締め切りパネルの宛名リストを絵師さんへ贈る(これはお花屋さんで作ってくれるところもあります。)いつもなら宛名パネルなどは僕が印刷しパネル作成までしています(今回は時間もなくすべてカリンさんに、、、)
  7. パネルをお花さんの指定した期日までに送付しお金を振り込む
  8. 当日必要なら参加者への集金(すべて振り込みや決済で済ませるのもあり)

これが大まかな流れになります。これに沿って制作過程を話していきます。

 

絵師さんのサイドでも話されていますが、『今好きになる。』の麻倉さんの振り付けをモチーフにしたメインの雛ちゃんにしました。昔カリンさんに瀬戸口雛みたいな麻倉ももを描いてくださいって依頼したのが懐かしいねみたいな話をしながら作ってましたね。

メインの絵の最初のラフは少し麻倉さんに寄りすぎた感じがあったので、瞳の色をより雛ちゃんに近づけるように青みをつけて調整してもらいました。細かい部分なんですけど、こういうところを意識しながらいつも制作しています。そして構図の方はこれまでの雛ちゃんの曲たちすべてを取り入れたSDキャラクターで作成しています。構図はシンプルにメインパネルの周りに他のSDを散りばめた形で。

あまり花言葉は伝わりにくいので使わないんですけど、瀬戸口雛ちゃんと言えばチューリップなのでチューリップの色ごとと数の花言葉を使用しました。色合いのバランスも調整してこの配置になっています。会場で女性のファンの方が「チューリップやんエモ!!!」って言っていたので、上手くいったーってなりましたね。

『花に赤い糸』の雛ちゃんをプランター部分に沿えて一緒に咲いてるようにしているのが可愛いですねー、企画者サイドのお気にいりは『テレカクシ思春期』の雛ちゃんです。可愛い。

普段SDキャラのリテイクを出さなくて、今回も出さないといったのにリテイクを出してしまいひと悶着ありましたねーまぁ瀬戸口雛ちゃんだから許して。

※完成画

 

 

今回ちょっと挑戦もしまして、普段はメインのパネルをA3縦1枚にして(お花屋さんが使える花の種類のバリエーションを増やせように)こんかいはA3パネルを横2枚縦になべて少し大きめに作成しました。僕がお花は多い方が大好きなので、ついついボリュームを多く依頼するのでパネルが小さくなりすぎないように配置しましたが今回は綺麗なバランスで作成することができました。参加者パネルだけ小さくなってしまい申し訳ございません。

※これが実際にお花屋さんに贈った説明ラフ(ちょっと見にくいですが)

実際のお花がこちら

 

そんな感じで10日感という怒涛の日程で作成していきました。正直企画者側の仕事が少なくて、絵師のカリンさんがフル稼働って感じだったのでだいぶきつかったと思います。本当にいつもありがとうございます。また急な企画にも関わらず1週間で38名もの参加者様のご参加いただいて本当に感謝しかありません。重ねてありがとうございました。

みなさんとお花屋さんの力もあって、無事3年ぶりに麻倉ももさんへお花を贈ることができました。

 

〇会場での反応を見て

僕はこれまでTrySail関連のイベントでしかフラスタを贈ったことがなかったので、アニメ系イベントでは初めてのフラスタとなりました。実際普段のTrySail関連のイベントよりも女性のファンの比率が高いということもあり女性ファンの方の反応が新鮮でめちゃくちゃ嬉しかったのが一番の感想です。

これは男性の方の反応を否定するわけではないのですが、やはり女性の方が素直な言葉が反射的にでてくるので「可愛い!!」とか「雛ちゃんすご!!」とか写真も細かなところまで撮っていて、中には1回通り過ぎて戻って撮る人も多くて嬉しかったです。

普段は自分が楽しいからという部分と、麻倉さんやそのスタッフさんへの感謝と伝えたいことを届けることという自分のエゴを届けているタイプの人間なので、今回はわかりやすく感謝と愛をというコンセプトがイベント参加者の素直なハニワへの好きという反応とリンクした感覚もあってとても嬉しかったです。贈っている方が麻倉さんなので、女性目線で可愛い花をというのは意識していた部分もあったので、今回は多くの女性の方の反応が見られたことが貴重な経験になりました。

 

また3年ぶりということもあって実際に会場で咲いている花を見るのが幸せで、そこにずっといたいなーという気持ちになりました。会場でイベントに参加する前の高揚感やワクワク感、幸福感を得る前に会場の参加者さんが笑顔になり写真を撮っていき、感情を吐露していく瞬間は素敵な光景だなと思うばかりで、またこの光景が返ってきたんだなぁと感じました。フラワースタンドは実際会場になくてもよいものだと思うんですけど、ないと寂しくなるものになっているのも事実でそういう文化はなくなってほしくないなぁと思います。

今回は自分の満足感以上に会場にいたファンの方の反応やその光景が嬉しくて、嬉しくて、HoneyWorksの方々にも少しだけでも恩返しできたのかなぁとか届いたのかなぁという想いで今回お花を贈れてよかったなぁって思いました。

 

〇企画者としての感謝の気持ち

・参加者のみなさま

短い期間ではありましたが多くのご参加ありがとうございました。これまで参加してくださっていた方から初めましての方、会場に参加できない方まで多くの方がいてその思いに感謝するばかりです。普段仲の良い友人の多くもありがとうございました。また次の機会がございましたらその際はお力添えいただければと思います。

・エリ花工房様

2週間前という急な依頼に対して快く快諾いただきありがとうございます。いつも僕たち企画者サイドの思いを花のように優しく受け取ってくださり、想像以上の形で表現してくださって本当にありがとうございました。季節柄難しい黄色のお花とチューリップもわざわざいれていただき、カリンさんの絵との調和と美しさは何度見ても素敵だなぁと思います。これからもまたご依頼させていただくかと思いますが、その際はどうぞよろしくお願いいたします。

・絵師のカリンさん

いつもありがとう。今回はとんでも納期な上に絵の数も多くてかなり疲れたと思います。いつも描きだしてからの集中力とあげる速度には驚きを感じ、僕にないアイデアもポンポン思いつきながら雛ちゃんへの愛を表現している姿と、いつも通りバチバチやりながらお花を作っていく2人の時間はやっぱり楽しいなと思います。

「雛ちゃんを描きたい、黄色のお花を贈りたい」とずっと話していて(僕が苦手な青系の花ばかり作るため)今回はいつも以上にイキイキと楽しく描いていたのが印象的でした。ただ、絵の世界に入ると無理しすぎちゃう癖は相変わらずなのでしっかり休んでくださいね。また次は麻倉さんで僕らの楽しいと好きが詰まったお花を贈れればと思います。これからもよろしくね。

HoneyWorks(Gom・shito・ヤマコ)様

やっとやっと8年越しに感謝を届けることができました。僕がニコニコ動画HoneyWorksの動画を見つけ、ボカロ音楽に抵抗があった僕が一瞬ではまって毎日聞いていたのが懐かしいです。少女漫画好きになったきっかけも、恋愛系の曲が好きになったきっかけもHoneyWorksでした。そして何より麻倉ももさんとの出会いを作ってくれたのも瀬戸口雛ちゃんでした。僕の今のオタク活動の【好き】の根源を作ってくれたのは間違いなくHoneyWorksです。少しでもそんな想いが届いたら嬉しいです。

『今好きになる。』から始まった僕のオタク活動の物語もたくさんの愛を得て多くの花が咲いています。本当に素敵な出会いと曲をありがとうございました。これからもたくさんの好きと愛が描かれるのを楽しみにしています。

 

麻倉ももさん

イベント出演お疲れ様でした。僕が麻倉さんを好きになったきっかけは瀬戸口雛ちゃんとの出会いでした。2014年11月に発売された『僕じゃダメですか?』のキャラクターソング集のトラック2『今好きになる。』そこからずっと麻倉さんの歌声が大好きでい続けているのは、ずっと麻倉さんが曲1つ1つの物語を大切にしていると感じているからです。

イベントでも雛ちゃんの恋を1読者として楽しみながらも、『大嫌いなはずだった』での歌唱では花江さんの方をニコニコ見ながら歌っている姿に雛ちゃんと虎太朗への愛が詰まっていました。誰かと歌唱されるのは新鮮でしたがそんな表情を見てこちらも幸せになりましたし、雛の新たな恋のはじまりを予感させてくれました。念願の『大嫌いなはずだった。』でしたが、新しい雛の一面を見れた特別な日になりました。

HoneyWorksの瀬戸口雛を好きになってから麻倉さんを好きになった身ではありますが、今改めてこの2人との出会って幸せな気持ちに満たされています。フラスタという自己満足的な形ではありますが、こうやって僕の幸せな思いと雛ちゃんを演じてくれてありがとうの気持ちが届いていたら幸いです。今回もたくさんありがとうって伝えたら伝えきれないですけど、また大きな幸せをもらいました。本当にありがとうございます。

 

 

〇僕がフラスタを贈る理由~瀬戸口雛と麻倉ももとの出会いも合わせて~

 

・瀬戸口雛と麻倉ももとの出会い

僕が瀬戸口雛と麻倉ももに出会ったのは2014年11月にでたHoneyWorksの2ndアルバム『僕じゃダメですか?~告白実行委員会 キャラクターソング集~』でした。

僕じゃダメですか? 〜「告白実行委員会」キャラクターソング集〜 | RELEASE | HoneyWorks Official web site

ハニワが好きだったので、このアルバムで声優さんがつく!!しかもめちゃくちゃ豪華!!ということで(当時は戸松遥さん好きでした)のでバイト先の先輩と興奮しながらバイト先で予約したのを覚えています。そして実際に曲を聴いて最もリピートして再生したのが「今好きになる。」でした。あまりに雛ちゃんがぴったりなのと、この歌声すごく好き!!!!となったのは今でも衝撃的で覚えています。

それを歌っている人が麻倉ももさんと知りいろいろと歌は聞いていたのですが、そのままファンになるということはなく時は流れました。

 

その後、僕が麻倉さん個人の歌唱を初めて聞く場面が訪れました(TrySail名義を覗いて)それが2016年の映画『ずっと前から好きでした。告白実行委員会』のイベントでした。

www.honeyworks-movie.jp

社会人1年目の4月で仕事のストレスも抱えつつ、お金もない中頑張っていったのを覚えています。

そこで初めて『今好きになる。』の生歌唱を見ました。当時本当に緊張されていて雨宮さんが心配そうに麻倉さんを見ていたのを覚えているのですが、その緊張も相まってか雛ちゃんがそこにいるような錯覚に陥りました。歌声もそうですが、麻倉さんはステージ上の表情やニュアンス、表現が重なることでその曲の良さが何倍にもなる人だと思っています。そんな今も好きな麻倉さん像を作ったのが『今好きになる。』の歌唱だったのです。

遠めだったのですが、伝わってくる表情1つ1つがあまりにも繊細でCDで一目惚れした僕が麻倉さんのことを好きになった瞬間でした。

そこからのお話は長くなるので割愛しますが、最初に『今好きになる。』の歌を聴いて好きになった麻倉さんの歌声をステージで見て、さらに好きになったきっかけが瀬戸口雛だったのです。もし瀬戸口雛のこの歌唱を見に行っていなければ、もしかしたらこんなにも好きになっていなかったかもしれませんし、出会っていなかったかもしれない。そう思うとなんか奇跡のような出会いだったなと思います。

 

 僕が好きな言葉【一期一会】なんですが、本当に麻倉さんとの出会いは一期一会の特別な出会いでした。当時『今好きになる。』をすごく緊張しながら、まっすぐに届けていた麻倉さんが雛ちゃんの恋と重なりました、そのあとの失恋の恋心を大切に歌い上げていた『花に赤い糸』を超えて、虎太朗と『大嫌いなはずだった。』を歌っている麻倉さんはとても笑顔でした。大好きな人と一緒にいられて想いをみんなに届けられて幸せそうな雛ちゃんと麻倉さんの姿が重なったように見えました。

 僕自身今たくさんの人に出会えて、幸せなのも瀬戸口雛ちゃんがいたから、麻倉さんの歌を聴いてからのピュアな気持ちからでした。そこからたくさんの感情の知っていく中で大切な友人や好きな人が僕にもできて、今幸せな気持ちでいられているのは、どこか今の雛の感情とも重なった気持ちになりました。だからこそあの『大嫌いなはずだった。』はもう1人じゃない、傍にいる大切な人との恋を歩んでいく新しい雛の形を見た気がしていて、これまでというよりこれからを感じるような歌唱だったと思っています。そして今にも崩れそうなほどに緊張しながら歌っていた麻倉さんが堂々と花江さんと笑顔で歌唱されていた姿もすごく成長を感じた瞬間だったかもしれません。

 

初めての恋をありがとう
初めての“好き”をありがとう
今年も沢山の花たちを
君の大好きな花たちを

ー花に赤い糸より

 

そんな雛ちゃんと麻倉さんに花というカタチで僕の少しばかりのありがとうと好きを届けることができていたら嬉しいです。『花に赤い糸』という曲にもあるように、雛ちゃんの初恋の想い出でもある花を現実にフラワースタンドとして想いを届け形にし、その特別な瞬間を彩ることができていたら、雛ちゃんを好きな人たちがもっと好きになってくれたら僕にとってこれ以上ない幸せだと思っています。

 

 僕がフラスタを贈る理由の最初は本当に素直に『その人とスタッフさんへ気持ちを届けたい』という思いからでした。もちろん物販買ったりとか、CD買うのが一番いいんでしょうけど何かを作って届けている方に対して自分も何かを作って贈りたいなぁって思いがあってそれはとても大事にしています。

 あとこれはほんと率直なんですけど、直接感情を届けるのが苦手だからというのもあります。手紙やブログを頻繁に書いてる人間のいう言葉じゃないと思うんですけど、僕めちゃくちゃ感情表出とか反応するの苦手なタイプで(ライブ中に号泣したり、目の前にきて感動しすぎて興奮するとか)昔からどんなライブでもそこまで緊張とか驚きはなくて、自分って感情表出が不器用だなと思っていて、でも思っていないことはなくてすごく嬉しいんですよね。だからこそ花ってそういう特別な思いいや感情を代弁してくれる存在だなぁっています。絵師さんの力も借りつつ、花に力を借りて特別な日をお祝いして、届くなら僕の気持ちも届いたら嬉しいなぁって思いも込めて花を届けています。

 これは誰にでもできる感情表現、愛情表現のきっかけになるのでフラスタを贈ることをオススメする理由です。お花って1つの愛情表現だと思うんですよ、だってその日しか咲くことができない感情ってライブにはたくさんあるじゃないですか、それは演者の方でも参加しているファンでも共通しているもので、それに対してその日しか咲かない花を届けるのはすごく素敵なことだなって僕は思います。

 

 長くなりましたが最後に感謝の言葉を届けたいと。

 

sehaku.hatenablog.com

僕にはせーはくというベストフレンド的な存在がいます。

音楽とライブの波長や野球好きという共通点以上に価値観がめちゃくちゃあう大切な友人です。この友人と仲良くなってきっかけは飲みでのプロレスだったのは懐かしい記憶。このブログめちゃくちゃ嬉しくて、読んだ時友人と通話してなかったら泣いてた。というかもはや半分泣いていた。

 僕は麻倉さんの活動を通して自分のことを認めてくれるたくさんの友人に出会ってきているんですけど、特にこのせーはくとケイスケさんは自分のファン活動を素敵だと届けてくれている存在だ。これはケイスケさんとのツイキャス

麻倉もも Agapanthus - 青P (@hinamomosail) - TwitCasting

僕自身の問題でもあり、自己満足の活動をしてるが故なのだが、楽しいって思って活動をしているつもりでも時々迷ったり、これで良かったのかなって思うことがある。そんな時自分という存在を時には諭してくれ、肯定してくれる存在はとてもありがたくあったかいのだ。この温かいなぁって感情は麻倉さんのファン活動を通していく中で一番感じている部分だ。ファン活動という自己満足の中で、個人にそれに対しての「ありがとう」が返ってくることはまずない、応援している人が返すのは僕ではなくみんなであるのが正解だからだ。それだからこそ自分のことを素敵だと言ってくれる友人は何よりもあったけぇのだ。

 

 僕自身が頑張って友達を増やしてきたこともあるけど、何よりフラスタはそんな関係性をたくさん作ってくれた存在だ。今回夏川椎菜さんへフラスタを贈られたやはらさん

は普段から仲良くしていて、よくフラスタの相談とかもしている存在だ。こういう人もまたフラスタを通して仲良くなった人だ。

 

 今回フラスタを出した人たちも友人ばかりでツイキャスでたくさん交流もできた。

サニーパーティーフラスタ座談会 - やはら(群) (@alumikan417) - TwitCasting

フラスタを通じてたくさんの大切な人に出会えた、フラスタは僕と好きな人たちを結んでくれた存在だ。だからそんな人たちは自分のフラスタを、活動を一緒に喜んでくれる。それが本当に嬉しい。もちろん参加してくれる人たちにも友人はたくさんいて、そんな人たちとあったかい感情を共有できることが僕にとって何よりの幸せに変わっていった。自分1人が楽しいから、届けたいからという半ば自分勝手な気持ちで始めたこの活動も気づけばたくさんの人との想いを結んでくれて、かけがえのない活動の1つになりました。

 ファン活動を通していく中で応援している人へ届けることと同じぐらい誰かに届けられることや得られるものの喜びを知れたのはフラワースタンドだと思う。麻倉さんの行っていることはもっと大きな活動ではあるけれど、届けることで何かを得られたことは同じような体験だったのかなと感じています。

麻倉さん自身も活動を通して信頼できて一緒に作っていて楽しいと思える人たちが増えていると嬉しいなって思いますし、僕自身こういう友人たちへの感謝をいつも忘れることなく、届けることを続けていきたいなと思っています。

 

一方通行の恋が双方向の恋に変わっていくように、独りよがりな形の活動がたくさんの人との愛を結んでくれました。本当に麻倉さんには感謝してもしきれないぐらいの思いがたくさんあります。これからもそんな思いを大好きな花で届けていきたいなと思います。

 

最後が拙い文章になってしまい申し訳ありません。

また今日スペースもやる予定なので、ぜひ聞いてくださいねーではでは

 

青P

 

 

 

僕にとっての彩色硝子~麻倉ももさん28歳の誕生日~

 

どうも青Pです。

毎年のように麻倉ももさんのお誕生日にブログを書いてたぶん4年目になるのでしょうか。麻倉さんの誕生日に自分の感情を垂れ流しにするのはどうなんだという話なのですが、この6/25という日付がなんだかんだで今の自分を見つめなおす期間にもなっているので、本当に感謝しかないのである。

※今の日付は7/28であるのは本当に申し訳なく思っている

 

この1年は麻倉さんの活動としては大きな変化があったというより5周年に向けた充電期間とTrySailの活動期間だった感じです。かくいう僕も今年に入って一度も麻倉さんにお会いできてなくて、たぶんコロナ下を差し引くと最長期間なんじゃないかなって感覚です。その間にも『彩色硝子』と『ピンキーフック』が発売され、3枚目のアルバムである『Apiacere』の発売されました(自分を律するため)。麻倉ももの日常系ラジオが始まるなど着々と麻倉さんは5周年イヤーを突き進んでいます。僕自身もこの1年で心境というか、大きな変化を感じた部分はあって前へ進むための準備を整えている感じがあります。特に『彩色硝子』はいろいろと考えさせていただいたので、その話をしようかなーと思います。

 

 

〇『彩色硝子』を受け取っての感想

『彩色硝子』は麻倉さんの10枚目のシングルの1曲です。

作詞:宮嶋淳子 作曲:光増ハジメ 編曲:TomoLow
Recording Engineer : 増田康臣(SIGN SOUND) Mixing Engineer : TomoLow

youtu.be

 

作詞は『スマッシュ・ドロップ』『365×LOVE』でおなじみの宮嶋淳子さん。

『365×LOVE』が5枚目のシングルだったので、5の倍数はこのまま宮嶋さんの作詞作品を見たい筆者なのです。

作曲はは光増ハジメさんでアイドルマスターラブライブ!サンシャイン!!などで作曲されています。前回の『ピンキーフック』からレコーディングスタジオなどにFirst Call Musicが関わっているのですが、その影響ですかね。

株式会社ファーストコールミュージック

特に僕がびっくりしたのは編曲とMixing Engineerを手掛けたTomoLowさんです。

Tomolowさんは北京オリンピックNHKテーマソングも担当した今をときめくmiletさんの楽曲プロデュースをはじめ坂道関連の楽曲、日向坂46の『Overture』などに関わっている。ゆうたらめちゃすごいクリエイターさんです。

www.tomolow-music.com

どういう経緯かシンプルにコンペなのか、すごいクリエイター陣がこの楽曲に関わっていて、もう発売前からめちゃくちゃ楽しみでした。

実際楽曲を受け取った最初の感想は「音が美しすぎる」という印象でした。僕のめちゃくちゃ好みの音色と音のバランス、そして歌詞との調和。歌詞自体はとても温かい1個人の幸せを歌っているのですが、音が重なることでその幸せのカケラがどんどん広がってキラキラしていく。何よりその歌の光景や情景が連続写真のように浮かんでくるのがすごくて、これは麻倉さんの楽曲の中でもとんでもない曲ができたなーと。

麻倉さんの声が音楽の1つの楽器のように奏でられ、これまでのストーリーテラー的な魅力よりも、アーティスト麻倉ももの声をこれでもかと生かした楽曲になっていると思います。

 

Tomolowさんのインタビュー記事の中にはこう書かれていて

僕が曲作りにおいて一番大事にしているのは、「曲を聴いたときに絵や映像がイメージできる」ということ。もともと映画音楽が好きなので、曲からどういう映像が見えるかを意識しているんですが、サウンドメイクやミックスを手がけることで、それをより形にできるんですよね。

2022.04.07 Real Sound インタビュー引用

 

ほんとその通りですよね、編曲アレンジからミキシングエンジニアまでされるTomolowさんならではの音のバランスがあって、こんなにも美しい曲ができたんだなーと思います。麻倉さんの歌声って特徴はあるんですけど、とても音との親和性が高いと思っていて、特にストリングスとの相性がピカイチだなーと感じるのでそれも生かしつつ麻倉さんの声から生まれる物語性や曲の描写を生かしまくっためちゃくちゃ大好きな1曲だなーと。また大好きな曲が増えてしまった。

前回の『ピンキーフック』もそうですが、音との親和性や音の遊び要素を取り入れて、これまでとは違う音楽を作り上げていくんだけど、それを麻倉ももとして成立させてしまう感覚があって、それは今の音楽の主流というか音にもピッタリだなーと感じているのでこれからの楽曲もどんな曲が生まれるのか楽しみですね。欲を言えばもう一度Tomolowさんとのコンビは見てみたいですね。

 

 

 

さてさて音楽的には触れたので、次は作詞と麻倉さんの想いに触れていきます。

このシングルは、去年の11月にソロデビュー5周年を迎えてから最初の、かつ通算10枚目という節目のシングルになると自分では思っていて。私はずっと誰かの恋の物語を伝えるというスタンスで活動してきたんですけど、このタイミングで、自分の言葉で自分の気持ちを歌ってみたくなったんです。「みんなに支えられてここまで来られました。ありがとう」って。でも、「ありがとう」というのも普通すぎるので、今、私が感じている幸せをみんなに見せることで、みんなにも幸せが波及していったらいいなと思ったんですよ。

                               ー音楽ナタリーより引用

 

これまで自分の想いというより、幸せや恋の歌を主人公になりきったり、世界観を表現していた麻倉さんが明確に自分の気持ちを届ける曲を作った。これって本当に素敵で嬉しい出来事だったなーと1ファンとして思います。ここで素直にありがとうを届けるのではなく、私の感じている幸せを届けようとしているのが麻倉らしい届け方で好きだなぁと。過去から今を振り返っているとかじゃなくて、今の幸せを今の音楽の形で届けているのがもう好きですね。

 

アンケートの文言で印象的だったものはありますか
「麻倉さんにとって幸せはどんなものでしょう」「愛は与える方がいいですか?もらう方がいいですか?」という質問もあって。「与えたぶんだけ返って来るという均衡が保たれていないと崩れるような気がします」と答えた記憶があります。それもこのアーティスト活動に繋がっていると思うんです。あげたぶんに同じように返してくれるみんながいるから活動できるんだなと思います。

                              ーリスアニvol.47インタビューより

 

麻倉さんとファンとの関係値は一方通行ではないところがあって、昔からこのキャッチボールの関係値が変わらないのがいいなぁって歌詞の中にも

 

そう余りあるやさしさ 貰ったあとに思うの 本当は愛し愛されたい

じゃあ今度はあげなきゃ あなたに誰かにってやるうち 微笑みは連鎖する

ー彩色硝子より

 

ここの歌い方すごく好きなんですよ。この歌詞の元をたどると2018年の1stライブ『Peachy!』で後のブログで語っていたことがすべての始まりなだと思っていて、まるでその空間を表現しているような歌詞に感じてるんですこの部分は。

 

本当に、来てくれた方も今回は来れなかったよーって方も、みんなにありがとうって言いたい!!!
いつもいつも支えてくれてありがとうね、
見守ってくれてありがとうね、
最高にPeachy!な時間だったよおおおお
このパワーでまたがんばるよっ

ライブ!Peachy! | 麻倉ももオフィシャルブログ「もちょっとおしゃべり」Powered by Ameba

 

このライブが今の麻倉さんの音楽活動の方向性のきっかけを作ったと思っているんですけど、『支えて見守ることをしてくれてありがとう』という言葉がほんとに麻倉さんらしいなと感じています。この根底にある感情ってきっと優しさだと思うんですよ。

 

麻倉さんは自分の言葉で誰かひっぱっていったり、導いたりするタイプでもなくて歌を通して何かを届けるというタイプではなく受動的で感じたままに伝える人だと思っているんです。届けるよりも分かち合ったり、共有したいというのが強く、明確な目標やこういう景色を見せたいとかはなくて、ゆっくりと色づいていく感じ。

でもその少しわかりにくい色が心地よいのは麻倉さんが自分の中でその音楽をすごく好きだからなのかなと最近は感じています。でもそういうのを形作るまではもちろん大変で、この1stライブまでは何を伝えたいのかを明確化できてなくて。その中で、ありのままの気持ちを届ける。それは決して自分の中で能動的じゃなくても感じたものをそのまま形にして届けることがこのライブであったのかなって。恋愛曲とファンの力を借りて、今の麻倉ももを届けた。それを受け取ってくれるみんながいて、みんなで麻倉ももを作ったライブだったと僕は感じています。

 

そこからの麻倉さんは自分でやりたいことを言えるようになったとは思うんですけど、こういう根底があるからこそ今でもキャッチボールはすごく大切にされてると思うんです。届ける対象があって、返してくれるものがあるからこその音楽が麻倉さんの音楽の根幹でその中で自分の好きなものの芯はぶれてないという感覚です。

 

それも踏まえて、この『彩色硝子』が麻倉さんのパブリックイメージと一致する楽曲と言われるとそうでもない感覚があります。麻倉ももの込めている思いが強すぎない、色が濃すぎないからこそ素直に受け止められるのがこの楽曲の魅力なのかなって。思いが重くなりぎなくて、ファン以外の人でもフラットに受け取って素敵な曲になるし、ファンが受け取ると温かい気持ちになる1曲になる。受け取る人の色が異なっていても麻倉さん自身はすごく幸になれるんじゃないかなって。今麻倉さんがやりたいことや幸せをこっち目線で押し付けない感じ、届ける側の麻倉さんがそれをあまり固定化させてない(イメージを固めすぎない)感覚が強いんですよね。素直でありのままな1曲だと思っています。それは日常要素の強い楽曲だからというのもあるんでしょうね。

 

─麻倉さんは今、幸せなんですね。

はい(笑)。いろんなことがあったけど、ちょっとずつ「歌うのって楽しいな」と思える瞬間も増えてきて、ここまで来られて幸せです。

                          ー音楽ナタリーより引用

インタビューのこの一文だけでもう十分なんですよね僕(笑)

 

 

こんだけ長く書いてますけど、今麻倉さんが歌っていて幸せなら、僕も幸せなんですよ。でも素直にありがとうじゃなくて音でボーカルで伝えてくれるからこそより好きで。僕は麻倉さんと音楽を通したキャッチボールがやっぱり大好きだから、考えてまた投げかけているんだと思います。

僕にとって麻倉ももさんという人を尊敬してるし好きなんですけど、それ以上に僕自身を彩らせてくれたもの、動かしてくれたものや感情をもらったのは麻倉ももの音楽であって、それを通した麻倉ももがあったからだと思っています。

だからこそ『彩色硝子』を受け取って一番最初に芽生えた感情は麻倉さんの楽曲だけど、僕自身の楽曲みたいだなという感覚でした。それってたぶん今の自分の心持ちもあるんですけど、これ以上考えることのない受け取った事実で素直な感情なんですよね。麻倉さんがこの楽曲を通して伝えてたいことが【今の幸せ】だったなら、それは僕自身も思うのは僕の【今の幸せ】だし、何よりも麻倉さんの音楽に出会えて幸せだって伝えている。もうずっと変わらずやり続けていることが答えなんだなって思ってます。それは自分で感じたことだから大切にしたいですね。だからこの『彩色硝子』は僕自身の幸せを肯定してくれた1曲になりました。

 

 

〇僕自身の『彩色硝子』

さてこの1年の自分をまとめる話なりました。いつもこっちが本編だよなって気持ちで書いてます。早速ですが、今年で29歳になった自分の中の生き方みたいなものって最近は確立されてきているんですけど、その中で最近麻倉さんに影響されているなぁって感じるのは

『明確な目標を決めすぎず、とりあえず今目の前のことを頑張ってみること』

『歩いてきた道を肯定的に評価できる自分でいること』

だと思っているんです。

ねえ。私はお仕事でもプライベートでも、先のことを考えるよりも今目の前にあることをやってみて、あとから「ああ、こうなったんだ」って振り返ることが多いんですよ。逆に言うと、あらかじめ決めておいたことができなかったら凹むじゃないですか(笑)。だから今に集中するというスタンスなんですよね。

──あくまで「自分がどうしたいか」が先に立つんですね。そして今日のお話を伺う限り、今はやりたいことができている。

そうですね。やりたいことをやったうえで、例えば悩んだり落ち込んだりしている人の力にちょっとでもなれたら本当にうれしいんですけど、でも、そういうのってゴールがないじゃないですか。かといって自分でゴールを決めちゃってもダメだと思うので、今お話ししたような気持ちはずっと忘れずにいたいですね。

麻倉もも「ピンキーフック」インタビュー|中毒者続出! “あざとかわいい”が詰まった「カノジョも彼女」エンディングテーマの制作過程に迫る (2/2) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

これまでのファン活動でもそうですし、オタクとしての活動もそうですけど何かたぶん明確な目標があったり、こうなってほしいって思いがあったりとかしてました。

でも最近友人とかと話したりする中や仕事の中でも自分の考えを押し付けたり、争うのは絶対に良くないなって思うようになったんですよ。でもそういう人に触れないとか目に入れないも違うくて開放的に色んな意見をみつけながらしっかり自分の見つけていけることが大切だと思います。自分の考え方を肯定ではないけど、自分自身を見つけるために他者との違いを確かめる。でも会話の中で他者の考えも「あぁそれもありだよな」って受け入れる。

無干渉や軽蔑視するとかじゃなく、人と比較するとかじゃなくて、自分を受け入れることができているなと思います。昔は自分はこうだからみたいな感じで比較はしなかったので。

 

「こういう人がいてすごい」じゃなくて「僕はこれでちゃんと前へ進めている」って思えることが肯定的に生きていけることなのかなって。でもちゃんと努力はしますよ。麻倉さんもそういう人だと思うんです。たぶん麻倉さんって仕事とかの努力を当たり前にやっちゃう人で、頑張るの基準がすごい高いなーって感じる部分はあって、僕自身もわりとその辺は高いです。でも自分を追い込むことはしないし、抱え込むことはしない、だってそれが今の自分のできる限界点みたいなものだから。でもそれを同じ土俵で人と比べても仕方ないじゃないかって思ってるわけです。

 

結局何が言いたいんじゃいって話になると、僕自身が麻倉もものファンの中で最も幸せだということを表現できる人でありたいって思う気持ちはずっと変わらないから、僕は努力も活動も続けるんですけど、オタクとしてのファン活動での努力がすべてじゃなくなってきたのかなぁって感じています。

 

20代前半の時の自分の存在証明みたいなものってオタク活動しかなくて、必死に自分の価値というかうぉー俺は生きてるぞーみたいな証明を麻倉さんを使ってというか、麻倉ももで表現していた節があって、当時の麻倉さんに幸せになってほしいはその存在証明を綺麗にしたための言葉だったように感じています(笑)

当時の自分って絶対今ではできない考え方持っててめちゃくちゃ好きなんですよ。ある意味当時の自分は自分が見えてなかったのかもしれませんね。自分を表す言葉を知らなくて、麻倉さんで必死に探してたんでしょうね。

 

それが20代中盤から後半に差し掛かり、大切な人ができたり、たくさんの友人ができてそんな人たちと交流したり、語り合ったりする中で自分の存在価値をちゃんとオタクの自分以外で見出せるようになったことがすごく大きかったんですよ。でもそういう自分の価値を評価してくれるきっかけや材料になるのはオタク活動そのものなんですよね。

こういうことをしたから評価されたとかじゃなくて、こういう思いを届けた僕や感じた僕の思いを好きでいてくれる人ができた。文章だけの表面上じゃなくて、その中の自分を肯定し、評価してくれる人ができたこと。それが今自分の存在証明になっています。

 

きっと麻倉さんの活動もそういう部分はあって、麻倉さんとファンや、麻倉さんと自分自身との向き合いという表面上で見える部分だけじゃないスタッフとの関係値も日に日によくなっている感覚があるんですよね。

最初の頃のレコーディングは「どうしよう? どうしよう?」とガチガチで、そういう緊張や不安は自分ではどうにもならなくて、歌にも出ちゃったりしていたんですよ。でも、そのデビュー当初から今まで、スタッフさんに支えられながら麻倉チームとして動いてきたおかげで、ずいぶんと心が安定しましたね。

                                  ー音楽ナタリーより引用

 

僕と同じではないですけど、僕たちとの関係値以上に麻倉さんを支えているチームとの関係値はとても大切なものになっているんだよなーって思っています。だからこの楽曲を受け取ったときに、あぁこれまで未来ばっかりみてきたけど、たまには立ち止まって振り返って今の自分の歩いてきた場所を肯定していくのもいいなって思ったんです。

 

20代前半の前しか向かねぇみたいな自分じゃなくて、今歩いてきた道を振り返って良かったなって思いたい。麻倉さんにとっての5周年って強くまた前へ歩き出すんじゃなくて、今までありがとうだったのがすごくうれしかったんでしょうね僕にとっては。

だってそうやって歩いてきた道に何一つ悔いもないぐらい頑張ってきてたんだなって、自分を愛おしくなれた。麻倉さん自身が自分のアーティスト活動の上手くいかなかったときもあったけど、その言葉をあえて表現せずに『今幸せですよ』って歌ってくれたことがそのすべてだと思っています。

 

過去を振り返ってこうだったけど今こうなったんだよ。

ではなくて

 

今が幸せだから、過去から今歩いてきた道も綺麗だよねって思えること。

今の幸せがあるのは過去の自分がいたからだって思えたこと。道を繋げていくのではなくて彩が増えていくような、彩色硝子のように光を通したときにたくさんの色彩が見えるような感覚。僕が麻倉さんに出会ってからの今はそんな風に色づいているなと思います。それが僕にとっての『彩色硝子』です。

 

 

麻倉さんの1ファンの僕としてではなく、麻倉さんのファンをしてきた僕自身を好きでいてくれる人が今たくさんいること。それが今の自分の存在証明になっています。もちろんその中で仕事でも着実にステップアップを今目指していますし、プライベートでも自分の幸せへ歩んでいる途中です。これから先も麻倉さんの音楽が僕の日常に彩をくれるから、僕にとって代わらず日常の音楽であり続けていると思っています。

その音楽を特別なものとあまり考えず、当たり前のように近くにあってライブにいったら楽しめる。大きな感情とか背負わずにただ僕の感性のまま、変わらず音楽を受け取って伝えていく。麻倉さんの言葉を返していく。そんな活動がこれからも続けていけたらなと思っています。僕自身がレベルアップして成長して、生きいってたくさんの幸せが届けられるようにしたいなって。それは僕以外のファンでも誰でもできることでそれぞれのオンリーワンな幸せが麻倉さんという出会いを通して生まれて、彼女に届いていってくれたら僕は嬉しいなって思います。麻倉さんがいたからいるから、会えるから幸せはもちろんですけど。僕はもっと麻倉さんの音楽を通した幸せをたくさん届けていける人であり続けたいなって思います。

 

 ただ、心持ちが変わっただけの1年だったのかもしれないけど、それはすごく大きな変化だったと感じている。これまでの5年、ずっと表現してきた「僕の中の麻倉ももの物語を描いてきた」これからは「僕が描く、僕自身の物語」を表現して、彼女を笑顔にし続けていきたい。その題材にあるのは、麻倉ももの音楽と歩みそのものの物語だ。 

僕だけに見える星とトクベツ~麻倉もも27歳の誕生日~ - 青Pのひとり語り

 

1年前こう宣言していたことに対して前に進めたのかはまだわからないけど、前に進む準備はできたのかなって。

これからまたツアーやアルバムも受け取った中でたくさんの僕自身を届けていけるようにしていきたいなって思うし、今はすごくなんだろうな心が軽くて、素直に伝えられそうな感覚があるので僕の愛してやまないUNISON SQUARE GARDENの音楽に近い形に麻倉さんの音楽はなっている。1つ言えることはUNISONはライブでキャッチボールするけど、麻倉さんは音源とキャッチボールしてライブでは共有しているような気持ちになれることだ。やっぱり僕はどこまでいってもライブでのキャッチボールも音楽を通しての会話も大好きらしいし、それでしか上手くコミュニケーションが取れない人間なのかもしれない。

そんな不器用な僕の気持ちや思いも綺麗だなって思えるほどには僕も成長できたし、麻倉さんの音楽が僕にとってそういう音楽になったことが嬉しい。

 

大切な言葉 今 ヘタクソでも言わなくちゃ 誰かと誰かをつなぐ星空の下

ありがとう ありがとう またここから始まっていく 

今日が今日で続いていきますように

      ー『harmonized finaleUNISON SQUARE GARDENよりー

 

もうしばらくぶりに会ってない麻倉さんなんですけど、今はすごく会いたいなって気持ちになっています。それは僕の日常に欠かせない要素になっている音楽に会いに行くために、僕の幸せを届けられたらいいなって。

 

                               2022/7/28 青P

 

 

〇引用元

natalie.mu

realsound.jp

www.lisani.jp

 

 

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harmonized finale(通常盤)

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夏川椎菜2ndLIVEツアー『MAKE OVER』 備忘録

どうも青Pです

先日幕を閉じた夏川椎菜2nd Live Tour2022『MAKEOVER』

今回僕は大阪・東京・名古屋の3公演に参加させていただいたので、その備忘録を書こうかなーという次第で書かせていただいています。

 

今回のツアーの概要はこのサイトから

http://LAWSON presents 夏川椎菜 2nd Live Tour 2022 MAKEOVERopen.spotify.com

セットリストはこんな感じです

※12曲目の『パレイド』・『グレープフルーツムーン』は日替わり枠

※中野追加公演では21曲目に新曲『ササクレ』を披露

 

 

 

 

 

〇ライブ概要

基本的には2ndアルバムである『コンポジット』をメインに構成されたライブでした。

アルバム自体が喜怒哀楽をメインに構成されたアルバムだったので、ライブのセトリもわかりやすい構成だったなと感じています。

──先ほどおっしゃった「大事にしたいコンセプト」とは、喜怒哀楽、つまり“感情”ですか?

そうです。「アンチテーゼ」(2020年9月発売の4thシングル)のときに「喜怒哀楽の“怒”をテーマにした」とお話ししましたけど(参照:夏川椎菜「アンチテーゼ」インタビュー)、その次の「クラクトリトルプライド」(2021年1月発売の5thシングル)は“楽”に振ったんですよ。結果、カップリングも含めて“怒”と“楽”の曲が2曲ずつできて、その4曲が入るアルバムになるから、足りないピースを埋めたくて。今回は自分の中にある感情をみんなにも知ってもらえるようなアルバムを目指しました。その中で、足りないピースとしてはまず“喜”と“哀”があって、それに加えて違うベクトルの“怒”と“楽”もあるんじゃないかなと、サウンド感や歌詞の方向性を考えながらパズルみたいな作り方をしましたね。選曲のときも「この感じだと“怒”が多すぎない?」とか「この曲は“怒”にも“哀”にも取れるから入れたいね」とか、そういう話をしていて。                         

2万字のアルバム全曲解説インタビューで暴く、アーティスト・夏川椎菜の思考と感性 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

 

自分の中にある感情をみんなに知ってもらうアルバム

これが今回のライブでもキーになったのかなぁって思います。また終盤にまとめてという感じです。

結論から言うと、

夏川椎菜が自身の経験を踏まえ、夏川椎菜としての音楽を可視化しそれぞれの感情に問いかけたライブ

 

だっとのかなと思います。

 

今回のライブで特に好きだっただった曲は

『ボクはゾンビ』『That`s All Right』『クラクトリトルプライド』です。

コンポジットのアルバムの中では楽のゾーンですね。

特に『That`s All Right』はマジでライブで印象変わりましたねーチョー楽しい

 

『クラクトリトルプライド』は今回のライブを通して夏川椎菜さんの一番好きな曲になりました。これはガチです。まーじでよかったので語ります。

 

あんまし細かいことは話せないので大まかな部分から話していきたいと思います。

 

 

〇夏川さんのアーティストとしての生い立ちを振り返りながら考察

夏川さんって1stライブプロットポイントもそうですけど、自らパーソナルな部分

を歌ってきた人だと思うんです。それは劣等感からの始まりで

 

──話が前後しますが、ソロデビューの際はかなり悩まれたそうですね。

はい。当時は「TrySailの3人の中ですでに2人がソロデビューしてるから、ついでに残ったもう1人もデビューさせておこうということなんだろうな」みたいに捉えていて。もちろんそういうことではなかったんですけど、そのときは既定路線みたいに思ってしまって納得できなかったというか、卑屈になっていたんですよね。まだ歌に対する苦手意識もあったから「別に今じゃなくてもいいんじゃないかなあ」って。

──その結果できあがった「ファーストプロット」の歌詞は、ソロデビューしてから現在までの夏川さん自身の物語ですよね。

まさにその通りです。デビューからこのアルバムの完成に至るまでを、実体験に基づいて時系列順に書いていったので。

「ファーストプロット」の歌詞は、今まで歩んできた道のりを思い出してネガティブなことも歌っているんですけど、決して暗いものにはしたくはなくて。なぜなら、いっぱい悩んだけど、今私が後悔していることは1つもないから。それをちゃんと言いたかったんです。

夏川椎菜「ログライン」インタビュー|“好き”が詰まったこだわりの1stアルバム - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

 

1stライブが夏川椎菜の物語そのものを歌った幕間劇みたいなものだったので、より鮮明だった印象です。デビュー時に抱いていた劣等感のようなものが音楽制作を通じて無くなっていった。それは本人が歌を歌う以外の楽しみだったり、アプローチを見つけていった結果なのかなと感じています。

アーティスト夏川椎菜ではなく、クリエイター夏川椎菜としての表現を楽しんでいたのがこの時期なのかなーと思うんです。そして、その過程で後悔していることは1つもないと言い切っているところはかっこいいですよね。

そんな夏川さんがPre2ndを迎えます。前回のPre2ndのライブで僕はこんな感想を残していました。

 

「どんなに子どもっぽい夢でも、小さいことでも、失敗して前に進んでいこう、子どものままでいてもいいよ。きっと素敵なものがあるから、私がその代弁者で証明になるから」

僕はそんな風に感じた、だからこそ『パレイド』はより自分自身の感情を歌った曲よりも、今そんな状況にいる君たち、そして自分自身の人生における意味合いとして伝えた、本人が言っていた救いの曲になっていた。

『パレイド』だけが、子どもや大人のいったりきたりではなく、今の自分自身を認めてあげること、負の感情に向き合ってあげられること、その気持ちを浄化させてあげること

そんな意味合いを持っていたと感じたし、夏川さんが自分の音楽たちで前へ進んだ自分を表現した本編からその『パレイド』に繋がることで

私はいろいろあったけど前へ進めたよ、このライブを見た君たちも前へ進んでね

そんなことを伝えようとしたのかなと、僕はそんな感情が浮かびました。

おそらく今まで自分のことを歌った歌だったけど、自分を客観して相手に届ける歌で、相手の感情の背中を押せる歌になっていたんじゃないかな。

だからこそ、今回の『パレイド』はすごく好きだったし、僕個人としてはすごく嬉しかったかなーと自分人生を語るではなく、音楽としてその人生を伝えてなおかつ救う、本当の意味で、夏川さんの歌になったのかなーそんな感覚がありました。

 

hinamomosail.hatenablog.jp

 

 

夏川さんが自分の歌詞を客観視して相手に届ける歌を歌っていた。今までは主観的に、自分のことを届けてきた夏川さんが聞いている人の感情に寄り添った歌を届けているという印象を覚えたのが前回のPre2ndだったと感じています。なぜそれができたのかというと、夏川さんの音楽を周りのバンドマンや作った人たちと一緒に作り上げる過程がしっかりしてきた。その中で届けて信頼できるファンができていたことも大きかったのかなと。

そして、そんな夏川は前へ進めたからみんなも前に進もうねと強く背中を押した決意表明のライブだったのかなーと思います。自己を肯定できたのは1stライブだと思いますが、まだ己の中の感情のみの消化でしかなかったものを、外向きにだせるようになった感覚です。

 

ここまでをまとめると

① 自分のサクセスストーリーを歌にして届けた1stライブ

(夏川さんがアーティストとしてデビューしてから楽しいと思えるまでの感情変化)

②ステージに立った夏川さんが自分の成功体験や自分の人生を客観視してそれを外に届けるようなライブをしたPre2nd(これはヒヨコ群である夏川さんのファンへと届けたものだと思っています)

③今回のMAKEOVERはそれをさらに可視化し夏川椎菜の音楽として夏川さんのファン以外の会場に来た人にわかりやすく昇華したライブとなった。

のかなと思います。それをさらにライブのセットリストに絡めて話していきます。

 

今回僕がセットリストで注目したいと感じたのは12曲目『パレイド』・『グレープフルーツムーンです。この2曲が感情のきっかけになる2曲になる。

夏川さんにとって今回の喜怒哀楽は日常やアーティスト活動の中のものではありますが、それはすべて歌手活動を始めてから出会った感情だと思うんです。制作過程だったりがないと知らないものってたくさんあって。それは聞いている人たちもそうで、夏川さんに出会ってから知ってきた感情たちだなぁと思っていて。

 

そんな夏川さん自身もそういう歌手活動のきっかけはデビューシングルの『グレープフルーツムーン『パレイド』というもので自分から生み出したものではなく誰かに与えてもらった楽曲たちだったのがよかったかなーと、この前を担うのが『ボクはゾンビ』『ワルモノウィル』で夏川さん作詞の少し現実へのひねくれや自分の感情を歌った曲たちからつながることでより感情のきっかけを色濃くしたのかなと。

 

その後の『ミザントロープ』はこういう歌を歌う自分が評価されているみたいな客観的な視点が盛り込まれたものなので、アーティストとしての活動を通して見つかった夏川椎菜的な側面があると感じています。

 

これまでの『パレイド』『グレープフルーツムーンは夏川さん自身の物語の始まりや転換点として歌われていた楽曲だと感じていたので、それが与えられて昇華し誰かに届けられるものとなった2曲を、アーティストとして作詞での主観的な思いと客観的な自分との曲に挟まれることで、自分の感情だけを吐き出すだけではないライブとしての表現をしていると感じました。

またそれはきっと夏川さんがライブを通して出会った感情たちなのかなと。でもその中であるのは、きっかけと言えるデビュー当初の想いを大切にしている夏川さんらしいセットリストなのかなと感じています。おそらく自分が好きな曲というより、自分を教えてくれた曲たちなので、今の自分を形作ってくれた大切な曲たちに感じましたね。この2曲の歌唱をこのライブで聞けたことは僕にとってもすごく貴重な経験になりました。

 

『クラクトリトルプライド』の詞を書いたときに、どういう言葉か正解か分からないけど、夏川が作詞をする意味というか、いぎというか、やりがいみたいなものを強く感じることができましたね。伝えたいこととか、今感じていること、ヒヨコ群に伝えたいことという思いを、うまく言語化できた曲なんですよ。それプラス、私のことを知らない人が道端でも聞いてもだぶん刺さるだろうっていう。「きっとこうい思ってる人は、ほかにもいるよね」って思って書けた曲だったので、初めて私が外に向けて自分のメッセージを発信した感じがします。それは、自分の中ではターニングポイントかなって思いますね。

                                ーVOICE BRODY Vol.11より引用

 

ここまでまとめてきた中で、ラスト話したかったのは『クラクトリトルプライド』です

僕このライブでのこの曲めちゃくちゃ好きになりました。この曲って夏川さんの全部が詰まった曲だなと思っていて、喜怒哀楽の全部が詰まって曲だなーと感じています。

 

それも全部夏川さんがアーティスト活動を通して出会った感情たちそのもので、それが詰まっているからこそ届くんだなって。

 

夏川さんは決して歌がすごく上手いタイプではないし、感情をまっすぐにぶつけるタイプでもないと思っています。自分のヒストリーを音楽として形作り、ライブを通して夏川椎菜の音楽と感情を届ける人。上手にライブをせずに、正直にライブをしている部分が僕にとって夏川椎菜の音楽の最大の魅力だなって思います。綺麗な音楽じゃないんだけど、ライブにいくとそれが綺麗にはまる感じ。それが詰まった『クラクトリトルプライド』は僕の中ではとにかく楽しいのと、嬉しくて泣きそうになるっていう感情の芽生える1曲です。

夏川さんが東京渋谷公演のMCで語っていた「人間は好きだけど、人間らしい自分は嫌い」と語っていたMCがすごく印象に残っていて、人間って誰も素直に生きられるわけじゃないし、何かをごまかしながらぐちゃぐちゃの感情を表出しながら生きてるけどそれがいいのかなって。カレーみたいに全部ルーでごちゃごちゃにしても1つ1つの素材の味って消えないように、たくさんの感情が煮詰まっているからその音楽はとても心地よくて、何度も食べたくなるようなものなのかなって思います。だから『クラクトリトルプライド』は感情のカレだなって思います。それをナンで食べるか、ライスで食べるかは選べるのは夏川さんを通すか、自分自身を通すかの違いなのかなって思っています。そんな素敵なライブでした。

 

 

〇ライブを通して自分自身は何を感じたか

このライブを通して夏川さんの音楽やライブの素晴らしさを体感できたわけですが、そんな中で感じたのは夏川さんのアーティストらしさというか自分ひとりでは何もできないことをわかっている感覚でした。

 

これも東京公演で語っていたことなのですが

「大改革、大変身。ステージに立つとヒ労組のみなさんや音、照明に大変身させてもらっている」「ステージを降りたら普通の女の子」という旨の話でした。そんなことないだろうって思う人もいるかと思いますが、ほんとにその通りだと思います。

夏川さん自身はどこにでもいる普通の女の子で、ただ自分の仕事であり好きな歌手活動を成功させ、みんなに喜んでもらうために努力している女の子だと思っているんです。

でもそういう夏川さんは今回のMAKEOVERコンポジットを通して製作チームで作る音楽のすばらしさを伝えてくれたなって思っていて、自分ひとりだけでなく自分を評価してくれる人、支えてくれるバンドメンバーがいて夏川椎菜として変身できる、どんどん夏川椎菜として成長できるのは夏川さん自身の探求心と周りの評価での自信なのかなと思いました。それでも根底にあるマインドみたいなものは変わらない。

 

夢を語るだけでもぐずぐずになっちゃう夏川なんですけど、こういうぐずぐずメンタルの人間にしか伝えられないものとか、ぐずぐずメンタル同士だから分かり合える思いがきっとあるんじゃないかなと思いますし、そういうところに夏川は寄り添って歌を歌っていけたら幸せだなと思っています

ツナギ姿の夏川椎菜が工事現場で熱唱!ヒヨコ群率いて夢いっぱいの未来へ進む(ライブレポート / 写真11枚) - 音楽ナタリー

 

ステージを降りれば普通の女の子=誰しも同じような境遇にあるかもしれないけど、そこにしかいれない人にとって刺さる音楽や誰しもが努力していけばこうやって輝くことができるんだよと伝えている気がします。音楽自体には個性があるとは思いますが、伝えていることは誰しもにもあるマインドなのかなと。

同時にこのステージだけはヒヨコ群を通してみんな、ライブに来た人みんながヒヨコ群として変身できる場で、普段しんどい人もライブでは変わらない楽しさや喜びを感じ取れる場所になっている人もいるんじゃないかなと思います。

 

以前の僕だったらどんどん進む夏川さんの姿をみて、ファンも前へ進んでほしいと思ったかもしれませんが、それは人それぞれでいいのかなと思います。

僕は正直メンタルぐずぐず野郎ではないので、夏川さんの楽曲がすごく刺さるとかいうことは正直なくて、何か特別な場所がなくても1日1日を通して前へ進む実感はなくても、気づけば前へへ進んでいるような人でありたいなって思うから。少し違う音楽を夏川さんは歌っているなと思います。それでも夏川さんは音楽だけでは語り切れない感情をライブで体現するアーティストだなと感じているので、またライブに足を運びたいなと思わせてくれる人だなと思っています。

 

「いろんな活動をすればするほど、『夏川は何者なんだろう?』と思うこともあって。どういうふうに見られてるんだろうって悩んだり考えたりすることもあるんですけど、いろんなことを経験してきたからこそ見えてきた答えもあって。特に今回の『MAKEOVER』を8公演やってきた中で、『自分とは何者なのか?』という1つの答えを自分の中で出せたんじゃないかなと思います」

ツナギ姿の夏川椎菜が工事現場で熱唱!ヒヨコ群率いて夢いっぱいの未来へ進む(ライブレポート / 写真11枚) - 音楽ナタリー

 

何よりメンタルぐずぐずだけど、しっかり信頼できる人が周りにいて、以前の大人クソ、社会クソみたいな音楽を語っていたEP01と比較して大人になり、自分も客観視して届けるようになった夏川さんはめちゃくちゃ大変身して、自分の届ける音楽をまっすぐ届けてほしいなって思います。

でもその中で僕が学んだことは、このステージではキラキラ輝いているけどその裏ではぐちゃぐちゃの感情も背負いながら、それでもあがいている夏川さんの姿なのかなと思います。

 

悔しいのが、楽しいのは、全部僕のせいだ

ークラクトリトルプライド歌詞より

誰のものでもない人生を生きてくれ 君に言ってんだよ聞いてんの?

ーハレノバテイクオーバー歌詞より

 

アーティストという仕事に出会った夏川さんはこんな仕事を描いて苦しんでるのも自分のせいだとちゃんと覚悟を決めて、自分だけの人生を生き、表現し、ステージで多くの人に喜びを与えている。そんな夏川さんを見ていると、オタク活動で応援したいなって気持ちはもちろんですけど、自分の人生ちゃんと生きていこうなって気持ちになるんですよ。夏川さんの音楽としてじゃなくて、自分の音楽として受け取った感情を届けたいなって。

今自分が置かれている環境も、これから選んでいく選択も全部自分のせいで、誰かのせいじゃない。自分は自分でしかないしこれからそれを晴天に変えていくのは自分の選択で、自分自身の力だから、そんな中で喜びを見つけていく夏川さんはそんな人たちの先駆者となってこれからも表現していく。なら僕だったらちょっとは前へ進んだ姿を伝えていきたいなって思うし、夏川さんの音楽を逃げ口にはしたくないなって思いました。

でもそんな強い人ばっかりじゃないからクソ雑魚ナメクジって言葉で夏川さんは安心できる場所を与えてくれるのかなって思います。ササクレもすごく優しいんだけど、そんな人に届いてほしい歌に感じました。

 

芯に触れたフリじゃなくて ただ一人こうやって存在を投げかけていたいんだ

ああ、もう何モンだってよくなって ただボクだっていいかって

そりゃもうムチャクチャな言い分だろ 笑うよ

ーササクレより

僕にはまるで問いかけるように会話をしているような歌い方に聞こえたから、そんな言い分でも笑ってくれる人がいるのかなって思いましたね。そんな夏川さんの友人の話はまた別で書こうと思います。

 

 

夏川さんに関しては自分と感覚があうことはなくても、こういう表現をする人はいるし、それは違うから見ない、聞かないじゃなくて違うけどその良さもあって刺さる人間に様々な感情を与えれているんだなって。それは綺麗なことだと思うし知らない世界を見せてくれるものだと感じています。そういうのを受け入れられるようになったのは自分の成長を感じさせてもらっているし、夏川さんの音楽を好きな友人を通して自分が成長できるきっかけを作ってくれたのが夏川さんの音楽だと思います。

 

これから夏川さんにこうあってほしいとかそういう希望的観測はないのですが、アーティストとしてどんどん前へ進んでいってほしいなと思いました。久しぶりに感情を吐露したらまとまらなかったけど、そんなぐちゃぐちゃできれいじゃなくても感情はだすにこしたことはねぇって僕は思います。素敵なライブをありがとうございました。

 

青P

 

 

natalie.mu

natalie.mu