青Pのひとり語り

麻倉ももを中心に自分の好きを語っています。

20230530 劇場版PSYCHO-PASS PROVIDENCEが良かった

 

どうも青Pです。2連休もう終わるやんやべぇーってなってます。

最近は仕事に追われたり、他の事に追われたりして疲弊してますが、自分が選んだ道なんでしかたねぇうぉー夏まで頑張るしかねぇってなってるマンです。

 

さてさて今日は火曜日、火曜日いえばイオンシネマのドコチューです

ドコモチューズデー|イオンシネマ

ドコモの人なら1100円で映画を見れるシステム、今時格安SIMではなくドコモ使ってる人間ですが、これわりと気に入っていて火曜日の休みに映画を見に行くようにしてます。

 

今日見に行ったのはPSYCHO-PASS サイコパスシリーズの劇場版第2弾作品のPROVIDENCEです。PROVIDENCEという言葉は『神の摂理』という意味ですが、まさに今回はそういのがテーマです。ここからネタバレになるので嫌な人はスクロールを

早見沙織さんのアルバム『白と花束』が素晴らしかったので是非聞いてください。

ちゃんとアルバムで聞かないといけないやつです

 

 

open.spotify.com

 

 

 

 

 

 

 

 

サイコパスシリーズを簡潔明瞭に話すとというかWikipediaから引っ張ると

舞台は、人間のあらゆる心理状態性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」(以下シビュラ)が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。

その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた[

そのような管理社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省の内部部局の一つである警察組織「公安局」に属する刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた

本作品は、このような時代背景の中で働く厚生省公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描く

PSYCHO-PASS サイコパス - Wikipedia

すべてはシビュラの数値によって統治された社会の中で、そのシビュラで裁けない犯罪者たちとの関係値や監視官となった常守朱という主人公と狡嚙慎也という執行官の2人を軸に、己の正義とは何か、法とは何かを見つけていく近未来SFと警察者と群像劇が合わさった物語です。

テレビシリーズは3期まで、劇場版と冠があるのは2作品 3の続きでもある劇場版が1作品と間を補完するショートストーリーが3作品あります。

時系列としては

テレビシリーズ1期2期→劇場版第1弾→SS3作→劇場版第2弾(今回のやつ)

テレビシリーズ3期→3期の続編の劇場版になります。

なんで今回の作品は劇場版とテレビシリーズ3期の間にあった話になります。正直テレビシリーズ3期を見てからの方が楽しめると思います個人的には今まで謎だった部分がつながるので、ただ今回の劇場版を見てから3期をみても楽しめる内容にはなっています。

 

今回の物語は常守と狡嚙の再開を軸にして、ピースブレイカーと言われる存在が起こしたテロの裏にあるシビュラとは別のAIのシステムの存在を突き止めていく話と3期の主人公の父親がどんな存在だったかがわかる話です。

主のテーマとしては、シビュラシステムがあることで法を撤廃しようとした日本政府に対して朱が異議を唱える話から始まり、AIが統治した世界で法(人間)は必要なのか、真実とは何なのかを考えさせられる話でしたね。めちゃくちゃおもしろかったです。

 

これまでのテレビシリーズではシビュラによって裁けない「免罪体質」と言われる人々がでてきて、その人たちが他の潜在犯と言われるシビュラから犯罪者扱いされた人たちを利用して、システムを搔い潜りながら犯罪を犯していくのをシビュラでは裁けないからどうしたらいいのかと苦悩する常守がテーマとなっています。

今回の劇場版でも、もう1つのAIシステムによってシビュラでは裁けず、シビュラ自体がそれを容認してしまい今回の犯人を裁けなくなってしまいます。その中で今回は常守が法を守るために自らが犯罪者となり、シビュラシステムの絶対性を覆すことで法を守るという選択をします。これは狡嚙がアニメシリーズの1期でシビュラでは裁けなかった槙島を殺害したように、自らの正義をなすために犯罪者になることを選んだんですよね。

作品の中の慎導篤志のセリフがそれに結びついていて「正しさは時代などで変わり多面的であるが、真実は1つしかない」これはそのまま切り取ったわけではないですが、それに近い発言があります。真実はシビュラシステムによるAIによる正解が1つということであって、それに対しての正しさは人が法として導き出すものであるということかなと僕は思いました。常守や狡嚙がしたことはシビュラの中では犯罪ではあるが、それが己の正義、ひいては世の中における正しい行いだとしたらそれは法によって守られるべきであるということですかね。これは難しい。

結局常守や狡嚙は己の正しさとシビュラシステムのはざまに揺れ動くわけですね。

ただシビュラシステムは「人の可能性を信じる」ことを信念としていて、これがテレビシリーズ3期にも繋がっていく話になっていくというわけです。いやマジでおもしろかったです。

 

テーマの中のAIというのは世間の風刺にもなっていて、世間では『Chat GPT』や『AIイラスト』もにぎわせていますが、人が何時間もかけていることを簡単に再現してしまうAIと著作権などや人権などの法や倫理との関係性はこれからも多岐にわたり問題提起され続けていくと思います。AIという革新的なものを受け入れることはできても、それを有用的に使うテーマよりも害として扱ってしまうのが表に出てしまう。それは法や倫理という存在があるからで、きっとAI自体は有用化されて人々の助けになるものだと思っています。だからこそシビュラシステムというAIが絶対的統治と安全のために必要とされているサイコパスの世界はそうあながち遠くない未来に起こりえることだとも思ってはしまいますよね。

たぶんこれから5-10年もすればAIは様々な職種や社会において必要な存在として認識されると僕は思っていて、特に今回もテーマで出てきた医療用AIとかは診療の場面で必ず出てくるんだろうなぁとは思っています。これを人間が信じ許せるのか、それとも疑うのか。AIは過ちを犯すことはあっても、AIが真実であると定義されることがあれば人間の過ちは認められても、AIの過ちは咎められない世界になるかもしれない。

そんな色んなことを風刺した作品になっているのでは?と思いますし、こういうアニメ作品の自由が統治されないといいなと僕は思いましたね。

 

2009年に放送された同じノイタミナ枠の『東のエデン』も当時から今にかけての社会の風刺となる作品で、当時よりも今見る方がより人々に刺さる作品になってるなと僕は思います。

juiz.jp

ノイタミナ枠はこういう作品を多く描いてるイメージはあるので、これからも楽しみですよね。

 

 

てなわけで梅雨入りもし始めて6月に入りますね。プロ野球では交流戦がスタートしますが、阪神の勢いは止まるのか、続くのかパリーグの混戦模様から抜け出すチームは現れるのかも楽しみですね。早速パリーグが先勝ですが

とりあえず書かないといけないこともやらんといけないことも多いですけど、頑張ろうと思いました。夏川椎菜さんのユエニも書きたいですね。

 

ではでは

 

青P