どうも青Pです。
今回は麻倉ももさんの5周年の本を作った(もう今年で麻倉さんは8周年)ですが、その本を作った経緯と感謝の言葉を残しておきたいと思います。
本を作ろうと思った経緯
まず、なぜ本を作ろうかなと思ったかというと、僕がファン活動の1つとして本を作ることを目標にしていたからというシンプルな理由です。コミケなどの知識が深いわけではないですが、同人誌を作るというのに憧れを持っていていつか作ってみたいけど、僕なんかでできるのかなぁという漠然としていた目標があったわけです。
そんな僕が明確に本を作りたくなったきっかけはaoiakiさんの『こえ部』に参加したことでした。実際に自分が寄稿した本を受け取った時にめちゃくちゃ感動したのを覚えています。そして、素晴らしい熱量の寄稿者の方と抜群の編集力で本を整えているばんばさんがすごすぎて、憧れて、僕もいつか麻倉さんの本を作りたいと思いました。そこから構想を練っていて、5周年に本を贈りたいなぁと思い今回制作に取り掛かりました。
それが2019年ぐらいかなと思います。
最初はコミケで頒布することも考えたのですが、そもそも僕自身がコミケに参加する人に手に取っていただくものというより、麻倉さんに贈る本をコンセプトに作りたいとい
う想いがあり、今回は参加していただいた方と麻倉さん宛に贈るという形で制作にとりかかりました。個人宛の文章なので、色んな人にというのも少し違うのかなぁと僕は感じていたので。
本のコンセプトとタイトルの意味
今回本を作るにあたって、自分の中で決めていたことがあって全曲レビューとシングルとアルバムの絵を順番に並べた本を作りたいということでした。たぶん1口に本と言ってもみんなの感想を持ち寄ったり、コラムを入れたり、いろんな題材を設けたりがあると思うんですが、僕は全曲レビューと絵を並べて作りたいということを事前に考えていました。
なんでそれをしたかったというと、2016年のGalileoGalileiの武道館での解散ライブ(現在再結成しています)にめちゃくちゃ感銘を受けたからです。その時の解散ライブは最新シングルからデビューシングルにさかのぼっていくセトリだったんですね。それがもうめちゃくちゃ良くて、途中気付いたときは鳥肌ものでしたね。だから今回の本も頭から読んでも、後ろから読んでも成立するように全曲レビューと絵で表現しようと思いました。絵だけで膨大な量になってしまうので、せっかくならとフルカラー本として作ろうとこの時に思いましたね。
その中で麻倉さんの本としてどんなタイトルをつけるかというのを四苦八苦して考えていて、花にまつわるものにしたくていろいろ探していて、最初は『bouquet』も上がっていて、後々麻倉さんの曲になってしまったので、結果的に良かったのかもしれません(笑)、とまぁいろいろ考えた結果『flolist』という『花屋』を英語にしたタイトルにしました。これの意味ですが、花ってお見舞いとか誕生日とお祝いに使ったり、自分が飾って癒されたり、花言葉があってそれに合わせて贈ったり受け取った人がまた他の人に贈ったり自分で楽しんだり様々な用途があり、物語があります。
麻倉さんの曲1つ1つも同じで、受け取った人の背景や年齢、環境などで大きく用途というか受け取る感情が変わる。同じ名前の花=曲でも受け取る人それぞれの物語があるという意味も込めて、麻倉さんという素敵なお花屋さんから始まる物語という意味を込めてこのタイトルにしました。もう少しひねりたかったんですが、シンプルがいいかなと思ったのと、僕にとって麻倉さんは花がとても似合う人なのでぴったりだなと思いこのタイトルにしました。
そして、裏テーマとして僕にしか作れない本というか、僕が麻倉ももさんを応援してきた人生そのものというのが見えるようにしたくて、僕が関わってきた人たちで書き手や絵を描く人達を構成して少人数で作ろうとおもい制作しました。全曲なので、多くの人が関わるといいかなとも思ったのですが、寄稿した人一人ひとりの感じ方が見えやすいその人が見えるといいなということで全部違う絵師さんと書き手ではなくて少人数で作成することにしました。あとたぶん僕自身のキャパ的に収拾がつかないだろうと思いこの形にしましたね。あと1曲あたり500文字という結構難しい文字数を設定したこともあって、書くのが慣れている人に依頼した経緯もあります。麻倉さんを好きな人で構成するというのももちろんありますが、僕自身が好きな人たちで作りたいなと思って制作と依頼をはじめました。
結果的にテキストの方は4人で分割しようということになって初めて、僕が大好きな書き手であるケイスケさんとせーはくに依頼をしました。麻倉さんのファンという形でないお2人ですが、キャスなどで話していたこともありましたしこえ部を通して本当に大好きになった書き手の2人なので依頼しました。1人は結局スケジュールの関係で難しくなってしまい。僕合わせた3人で34曲を分担する形になって大変なことになりました(笑)
ほんと2人には無理を言ってしまって、感謝しかないですし、自分の計画性のなさを痛感する形になりましたね。
絵の方はシングルは1枚、アルバムは4枚、1stライブ・2ndライブで2枚と表紙の計24枚の絵をカリンさん・ぴこさん・こそりさん・ゆう。さん・小羽さん・かーなさんに依頼して描いていただきました。こちらも結果として1人あたりにかなりの負担を強いてしまいほんと申し訳ない気持ちでいっぱいです。結果として1人の人が複数枚絵を描いていただいたので、色んな表情をみれたのはよかったのかなと思いました。あとフルカラーで左ページが全部絵なので、ペラペラめくった時が圧巻でしたね。
本の校正とかデザインも全くの素人で、今回はillustratorを使用してカリンさんに教えてもらいというかほとんどおんぶにだっこの状態で編集をしました。実際もう少しデザインとかも凝りたかったのですが、僕の今の限界かなぁという感じでした。ほんとにカリンさんには感謝ですね。
みなさんには個々にお礼を差し上げましたが、僕のわがままに付き合っていただいて本当にありがとうございました。
表紙に込めた想いとエリ花工房さんのブーケ
そして今回の表紙ですが、表の方が1stライブのパンフレットの麻倉さんで笑顔でブーケトスをしています。これはみんなに向けて自分の曲を表現しているという意味も込めています。そしてみんなの前で表現したという点では1stライブが始まりかなぁと思っているので、この衣装にしました。
裏表紙の麻倉さんはそのトスしたブーケを受け取って喜んでいる様子を描いてもらいました。この本の各絵にはお花の要素を入れてもらっているので、麻倉さんの曲を受け取った絵師さんたちそれぞれの花を絵で描いていただいている形になっています。同じ名前同じ色の花ですが、それを受け取る麻倉さんは全く違うみんなの想いのこもった花を受け取っている。麻倉さんがライブや音源を通して表現したものを僕たちが受け取って返していく関係性が僕は好きなので、曲を通したキャッチボールをして僕らがまた同じ花として贈ったブーケを麻倉さんが受け取って喜んでいるという意味を込めてこのデザインにしました。個人的に裏表紙の表情はめちゃくちゃ好みで制作しています。
そして、左ページをすべて絵にしているので、表紙から絵が繋がっていって裏表紙になるようにしています。逆に裏表紙から始まってまたお花をトスして、物語が始まっていくという5周年から先の物語へのエールにもなればという意味も込めたデザインにしました。
そして、このブーケですが、僕がいつもフラスタを贈らせていただいているエリ花工房様に5周年を記念してブーケを作ってもらい、それを実際に絵に起こしてもらいました。その時の話はこのブログです
このブーケは5周年をお祝いしたいという想いとこの本を作るために作ったんですよね。伏線回収にどんだけかかったんだろう。
これは僕が麻倉さんを通した出会いを大切にしたくてこのコンセプトにしました。フラスタは僕にとってほんとに大きなもので、初めて贈った時の感動と楽しさ、そこから広がった交友関係もめちゃくちゃ多くて、何よりエリ花工房さんがいつも愛のこもった麻倉さんへのお花を作ってくださるので、一緒に作るのも楽しくて、今も自分のファン活動の大きな財産になっているので使用させていただきました。あと僕は絵で表現ができないので、お花という形で僕なりの表現ができたらなと思い、このような形にして表紙を作成し、贈らせていただきました。
本を作ってみてと自分語り
ここから余談です、読まなくてもいい内容かもしれません
実際段ボールに包まれて贈られていたて開けたときの写真がこれです。
あとこのラストページ、みんなの絵が集まってるのめちゃくちゃ好きなんですよね
ここだけで感動しました。嬉しいなって
マジで感動しました。制作期間が僕のせいでめちゃくちゃ延長したこともあって、完成した時の安堵感が一番でしたね。締切はやっぱ設けた方がいい
これがコミケとかいろんな人に受け取ってもらえたらより一層嬉しかったんだろうなという気持ちもありつつ、また知り合いとかに読んでもらって感想を聞こうかなと思います。
実際1冊の本を作ることって、楽しいけど、こんなに大変なんだなぁって痛感しました。僕自身も仕事をしながらで色んな人を巻き込む以上それぞれの人の都合もあるし、僕自身が動き出さないと完成までいかなくて、やらなきゃやらなきゃと思ってもなかなか進めないもどかしさもあって。
なんだろうなフラスタとかブログとかとは違って、色んな人と大きなものを作るということが僕自身も初めてだったこともあって、色んな人に迷惑もかけながら制作をした形になりました。知り合いがコミケという期限の設けられたもので作っているのはほんとにすごいんだなぁと痛感しました。
率直な感想としては嬉しかったですね、自分の本として届いたときの喜びとパラパラめくった時の感動はほんとうに今までにないものでした。本自体は編集していたので、内容は知ってるはずなのに本という形になると全然違うんだなぁと実感がすごくて。何人かの人には感想をいただいたんですが、僕としては満足できていなかった部分もあったのですがものすごく嬉しい感想いただけて、ほんと作って良かったなぁと、麻倉さんも喜んでもらえると嬉しいなと思いましたし、それぐらい素敵な本を作れたなぁと思ってます。
絵を描いてもらったみなさんの絵はどれも素晴らしくて、でもそれぞれの個性だったり、その時の麻倉さんへの距離感だったり、想いだったりが彩られていて、たぶんそれぞれが複数枚描かれていたのもあって、色んな事に向き合いながら描いてくださったんだなぁとしみじみして。
書き手の2人は僕の本に参加をしていただいて、魂を込めて書いてくださって、めちゃくちゃ素敵な文章でユーモアもあって、逆にそれが僕自身はちょっと悔しくて、うぁもっと上手く書けるようになりてぇなぁって思ったり。でもそんな感情も嬉しくて、その中で僕は本を制作するとともに、自分自身と麻倉さんを振り返った中で、5周年を迎える時は7年ぐらい今はちょうど8~9年ぐらいファンをさせてもらっていて、もういろんな感情に出会ったんだなぁって。
『彩色硝子』の酸いも甘いも愛おしいという言葉がこんなに刺さるのかってぐらい、僕にとって大切な感情をたくさんもらっていて、ここに参加してくれる人たちも含めて、僕自身の人生を振り返っているような気持ちになれました。それもこれも麻倉さんのおかげはあるけど、まぁ1つ1つ積み重ねてきた僕自身の人生の歩みでもあるのかなって。究極の自己満足であり、究極の自己中でもあるファン活動の1つの集大成がこの本でできたのかなって、結局は僕自身がやりたかった
『僕の人生でしか表すことができない麻倉さんへの本』
そして僕がずっと思っていること
『麻倉ももさんを好きでいて誰よりも幸せな自信がある』
という形は実現できたのかなと思います。
ほんとは綺麗な形は麻倉さんを好きな人達みんなでお祝いしたり、色んな気持ちををまとめて届けることなんだろうなぁって作って苦しみながら感じたんですけど、生みの苦しみなんてこんなもんで何かを届ける、やりとげることは結局楽しみの裏に苦しみとか甘酸っぱさはきっとあって、今回作ってみていろんなことを悩んで決めたこともまた、良い経験だったのかなと思います。この形が今の僕にとってベストだった、そう思えるように、この経験を糧にしていきたいなって。
僕はよく不器用だったり、不憫だねと言われるんですど、全くその通りでいつもこんな感じで自分の思うがままに、自分が麻倉さんへの愛を届けられる形でしか応援することができなくて、そんな自分は嫌だなぁって思いつつも、なんだかんだで好きだし、とことん正直にファン活動をしていきたいなって改めて思いました。自分の好きには正直に生きたいなって、んでその行動が失敗してもそれはそれだなって、もちろん迷惑をかけない程度にですけどね(笑)不快にさせてはいけない。僕はこの本で1つ青春というか、自分がやりたいことができたなって思います。それが誇らしいし、この本をいつまでも自慢したいですね。
僕は最近やっぱファン活動は『愛』だよなって思っていて、恋愛をテーマにしている麻倉さんを応援してるからなのか、恋っていう色んな要素が絡むのに結果はシンプルなものは好きなんですよね。結局その人のことを好きだから悩むし、頑張ろうって思うし、まぁ自分磨きもそうだし、相手のことを理解するのもそうだし、恋ってそうやって相手のを振り向かせるためにがんばるじゃないですか。
でも『恋』って1人でもできちゃうというか、結局自分本位になりすぎちゃうといけないと思うんですよ、押しつけや暴走に繋がっちゃうし打算的になる部分もあると思います。好きだからこそ、相手のせいにしちゃいけないと思うし自分が勝手に好きでいることを自覚しないといけない。
もちろんうまくいかないこともあるけど、結局僕らファンは直接やりとりをしてるわけじゃないし、その人のためではなくて自分の幸せのためにファンをさせてもらってる部分はあるから、『愛』というか思いやりが大事だなって。
その人を好きで入れて自分は幸せだなって最近は思います。その人に届くとか返ってくるとか相手よがりじゃなくて、あくまで自分の素直な気持ちで勝手に好きだからがんばっちゃうぐらいがちょうどいいなって(笑)自分ももちろん好きでい続けるべきだけど、それ以上い相手が好きで、思いやりがある人でありたいなと、本を通して向き合ってきて思いました。
そして今まで以上に自分がプレイベートで感じた感情というか、曲を通して感じた思いを届けれられる人でありたい。僕の人生にあなたがいて、あなたの音楽がある幸せが届けられる人でありたいなって思います。
この前友人と話したときにも「自信って事実を重ねていくしかない」って話になって、ほんとその通りで、僕のファン活動もしっかり一歩一歩自分の人生を重ねていきたいなって、なぁなぁでファンをしてるわけじゃなくて、1つ1つの活動を通して自分も前へ進んでいるんだって、幸せだなって思えるように、もちろんその中に今回の本の活動みたいな生みの苦しみとか、悔しさ、などもあるけど、それもまた楽しみながら、麻倉さんを応援しながら自分の人生を歩んでいけたらいきたいですね。
そして、麻倉さんへおめでとうとありがとうと好きを本という形で届けられたことを自分の人生の最高の思い出の1つとしてしまっておきたいなって思います。
最近失敗をせずに綺麗なブログ書こうとしていて、久しぶりに感情のまま書いてるんで、お見苦しい文章で不快な思いをさせたらすみません。
いよいよツアーも始まるので、楽しむぞー
青P