どうも青Pです。
先日友人にも勧められていたので、ラブライブ!スーパースター!!のユニットであるLiella!の2ndライブ横浜公演の配信を見させていただきました。
非常に素晴らしいライブだったので、こうやって感想を残しておくことにしようかなと。
まず注意点です。
1. ネタバレありきなので名古屋公演にこれからいったり、配信観るよーって人はご遠慮ください
2. 僕は世間一般でいうラブライバーと言われる熱狂的なファンというわけではないです。アニメはすべて見てますが、ライブにめちゃくちゃいったり、配信を見たりする人ではないので、率直なライブの感想を述べていきます
まぁこんな感想を抱くやつがいるのかーぐらいで読んでもらえればという感覚です。よろしくお願いします。
〇ライブ概要と前書き
僕が配信を見させていただいたのは横浜ぴあアリーナ公演の2日目になります。
今回のライブはタイトル、ビジュアルも含めて先日発売されたLiella!の1stアルバムのライブという風に捉えています。間違っていたらすみません。なんで事前にライブを見る前にこのアルバムを一通り聞いてからライブを見た感じです。あと一応1stライブの配信もみてます。
そこでライブを見るにあたって事前にアルバムを聴いて思ったポイントをあげておくと、僕も話しやすいし読みやすいかと思ったので置いておきます。
1.Liellaの音楽性について
一通りLiella!の音楽を聴いたうえでの感想なのですが、いわゆる【オタクに刺さる強い曲】【アニソンっぽいよなって曲】は非常に少ないよなって感じがしました。
ラブライブといえばμ's的なサウンド【ランティスサウンド】っていうか、体が乗りやすい8ビートや進行の楽曲『Snow halation』『僕らは今のなかで』みたいな楽曲、ファンと一緒にコール&レスポンスしやすかったり、アイドル通しの掛け合いを楽しめる楽曲が多い印象があります。
ラブライブに限らず、最近だとウマ娘の楽曲とかも『ユメヲカケル!』とか個人的にそういうキラーチューン的な1曲って基本あるっていう僕のイメージ(この考え自体が時代遅れな気がする)けど、そういう楽曲が1曲はあってもいいですけど、このアルバムってそういう曲が少ないんですよね。しいて言えば『START!! True dreams』がその分類。
そういう楽曲が少なくて、どちらかというと今向き?なサウンドテイストが多いなって感じで、特に10曲目の『ユニゾン』なんて打ち込みメインでラップまであってすげぇ曲だなって感じでした。感想の語彙力が乏しいんですけど、もちろんアニメのOP・EDも入ってるんですけど、どちらかというとアーティスト「Liella!」のアルバムとして受け取りました。アルバムとしてのメッセージ性がめちゃくちゃ統一されてるんですよね。
最初からこれを作ることを予定して楽曲が作られたように『夢』をテーマに色んな音楽が詰め込まれていてめちゃいいアルバムだなって思いました。
2.What a Wonderful Dream!!のMVを見て
もう1つ注目したのはこのアルバムのMVです。
なんと実写なんですよね。これAqoursもやっていたんですけど、アニメコンテンツのユニットとしては正直見たことなかったんでめちゃくちゃいいなって思いました。基本的にアニメコンテンツってキャラクターを好きになるところから始まると思うんですよ。アニメとかゲームとかを通してキャラクターを好きになって、そこから声優さんの人柄を知って好きになっていくみたいな感じ。
一番見せたいのはキャラクターやコンテンツの世界観であって、あくまで声優さんがキャラクターをステージで演じている。僕の中のコンテンツの印象です。
でもあえて1stアルバムのリード曲のMVを実写のLiella!のMVにした。僕自身この意図はわからないので、何とも言えませんが、さっきのアルバムの話でも感じたのがアニメのキャラクターはもちろん大事にしつつもキャストであるこの5人でのLiella!もめちゃくちゃいいから見てくれよなって思いました。
あくまでライブを作っていく、ライブをしていくのはこの5人とキャラクターの5人になると僕は思うんです。その中でファンとライブ中のキャッチボールするのは誰なのかってなったときに、僕はキャラクターはもちろんそうですがライブに出演しているキャスト陣だと思っているんです。提示されたアニメの世界観とマッチしたライブ、まぁエンターテインメントとしてのライブももちろん好きなんですが、ライブで実際に顔と顔を合わせるのはキャスト陣なわけであってそこを向こう側からこの子達がやってますよってプロモーションしてくれるのって、めちゃくちゃいいなって思っていて。
キャストの5人とファンとのライブ、そこにお互いがキャラクターやアニメの世界観や夢とか想いを投影するからこそきれいな景色って作れるなとか浮かび上がってくるのかと感じているので、僕は正直アニメの世界観とリンクしてエモいとか、キャラクターの想いとアニメの再現度がすごいからエモいっていうライブの楽しみ方は苦手なので、シンプルにLiella!5人のライブも見せるから楽しんでねと言われた気がしていて、キャスト5人としてのライブはどんなんなんだろうという心持ちで見ました。
まとめると
『夢』がコンセプトのアルバムのライブとしてどう表現していくのか
ラブライブスーパースターとしてのライブはもちろんだけど、Liella!のキャスト5人としてのライブを楽しもうというポイントをもってライブを見ました
前置きめちゃくちゃ長くなったんですけど、このポイントで見てる人という感じで読んでくださいませ
〇本編の感想と個人的に好きだった部分
本編のセトリはこんな感じですね。
※17曲目「私のSymphony」が入ります(サブスク未収録)
1曲目の『GOING UP』は確か1stライブでは澁谷かのんのソロで披露していたので、5人で披露したのはファンも嬉しかったんじゃないでしょうか。そこから2曲目でのライブのつかみ、3曲目からアルバム本編のライブスタートとアニメの時系列の楽曲を並べることで、アルバムとアニメの世界観を両方楽しめていく感覚で、スクールアイドルLiellaとアーティストLiellaをしっかり楽しめる感覚でした。アニメ曲で殴るぜみたいなゾーンはあったけど、比較的バランス良くて好きでした。ライブ前の映像も『Starlight Prologue』だったしね。あくまでアニメの続編という感覚でした。
個々の良さがソロ曲も相まって際立ってましたね、5人だからソロ曲とユニット楽曲をバランスよく入れやすいのかなぁと感じたのと、ユニット全体はもちろん個々も見やすいいので5人というのはいいバランスだなーって感じました。あとアルバム衣装やっぱ好きですねーってオタク的感想。
うぉーって話すと長くなるしグダるので、ソロでは個人的に唐可可役のLiyuuさんがめちゃ好きでした。なんかLiellaのキャスト陣ってめちゃ個性ある歌い方?をする人が多くて、みんなまっすぐ届ける人だなって思うんですよ。伊達さゆりさんとかめちゃ力強いし、ペイトンさんもそんな感じで魂に届くみたいな歌唱をされている感じで、その中でLiyuuさんの歌声はすんごい自然体な印象があって。それが可可とぴったりはまっているなと。
アニメの世界でLiella!というユニットは可可のスクールアイドルへの憧れと好奇心、行動力から生まれたものです。本来こういう人が主人公に置かれていたのが無印とサンシャインなんですが、ユニット結成後の可可ちゃんは徹底して裏方に回るんですよね。衣装を作ったり(ここコスプレイヤーのLiyuuちゃんとの親和性すごい)、それぞれのキャラクターの心情に寄り添ったりと。それは彼女自身にダンスや歌においてとびっきりのポテンシャルがないからというのもあるんですけど、この子だけが唯一【スクールアイドルが夢】というポジションだからこそなんだと思います。
だからこそ彼女は1期において唯一と言っていいほど
【スクールアイドルでライブを届けること】
にこだわっているキャラクターだと思ってるんですよ僕の中で。
だからこそなんだろうな、自然体にステージに立って歌うことが夢だからそこでそのままLiyuuちゃんがステージに純粋に立って伝えることって、その楽しさがシンクロしてるのが個人的に刺さったのかなぁ。あとユニットでの歌のアプローチがすごい好きでした。
何より流石コスプレイヤーさんというのか、被写体として1枚フィルムで切り取る表情めちゃ可愛くて、僕はライブとかは動画ではなくフィルムを何枚も切り取ったアルバムみたいな感覚で見るので、その1枚で切り取った光景がめちゃきれいな人だなと感じました。
もちろん他の4人もすごかったです、ここは甲乙つけるというよりは完全に誰に惹かれたか(もちろん全員という人もいる)と思うので、個々の感想が一番大事だと思います。なんでここは僕の感想を置いておきます。
たぶんすごくフラットにみると、この2日目でいちばん輝いていたのはMC含めるとペイトンさんだと思う、ノンフィクションすごかった。
あと伊達さゆりさんはアニメの2期が終わった後のライブすごそうだなぁって思いました。これはあくまで個人的な見解です。
〇ライブを通して感じたこと
最初に話したポイントを話していこうかなと。
このライブで一番良かったことと感じたのはキャスト5人の人間性の素晴らしさと夢の伝え方でした。5人の最後のMCあまりに良すぎて国語の教科書に載せたいなって思ったんで、ぜひ直接配信で聞いてみてほしいです。
基本を夢を届けますってなったら、例えばアーティストが武道館にいきてぇとか、ここでライブしてぇーみたいな夢があってそれをかなえるサクセスストーリーをファンは一緒に見ていくみたいなものだと思うんです。でもラブライブってもうめちゃくちゃビックコンテンツになっていて、最初期のμ’sのみんなで叶えるみたいな物語ってもうあれ以上のサクセスストーリーは生まれないと思ってるんです。
MCでも話されてましたけど、この5人のキャストさんにとっても
【ラブライブスーパースターにでることが1つの夢】
だと僕は思っていて、それは何だろうな1つ夢を叶えた5人の女の子たちがステージにたっているなって感じているんですよ。
このライブのタイトルにある『なんてすばらしい夢』を叶えた5人の女の子のステージがまずあるのかなと、それがまず前提にあったうえで、じゃあこれからアニメの世界戦ではどういう話になるかってことになると。
【これからLiellaとして夢を叶えていく物語】
が始まるとおもっていて、それはラブライブスーパースターのコンセプトである。
『私を叶える物語』の先、Liellaとしての5人が1人1人叶えていく夢、そして叶えてきた夢、今叶えている夢のお話だと思いました。
だからLiellaの声優さんとLiellaそのもの合わせて10人の夢物語の始まりのLIVEのように僕には感じ取れました。アニメのコンセプトライブってキャラクターを使ってというか、キャラクターやアニメの世界観を重視してライブを作っていくものだと思っているんですけど、僕はその色が強すぎると合わないんです。
でも何だろうなLiellaはあくまでこのステージにたってる5人のライブを見せたいのかなって僕には感じられていて、それもあっての実写MVだったのかなと思いました。あくまでもこれからたくさんのステージを重ねて、成長しみんなに夢を与えていくのはアニメのキャラクターだけではない5人のLiellaなのかなと。
もちろんアニメの世界観の再現度というのはラブライブ分野の専売特許というか、すごい部分でライブでもその部分は随所に見えていて、5人のアニメキャラクターへのリスペクトもあったんですけどどこかその要素も感じざるを得なかったんですよね。少なくとも僕は今回のライブで、アニメラブライブスーパースターの世界観のライブよりも純粋にLiella5人のライブに惹かれたというわけです。
彼女たちもまたLiellaを通して新しい別の夢も見つけていくような気がしています。
すごく後付けの余談にはなるんですけど、センターの伊達さゆりさんってかのんを演じようとしている姿というより、かのんちゃんの根底に歌うことが好き、でも歌うことへの葛藤を抱えている人を体現しているのかなと感じています。
すごいアーティストよりの歌声の人だなと思っていて、それはいい意味で伊達さゆり=澁谷かのんを連想させなかったというか、自然に見えてくるものだと思ったんですよね。Febriのインタビューの中にあった一文なんですけど。
ーTVアニメ2期では、どんなかのんの姿を見せたいと思っていますか?
伊達 でも、かのんちゃんはどうあるべきか、かのんちゃんはこういう子なんだ、ということはあまり深く考えないようにしようと思っています。考え込むと空回りしてしまうこともわかったので*1。そこに関しては楽しむことが大事なのかなと、1周まわって思うようになりました。2期の物語を通じて「こういう子なんだね」というのを皆さんと一緒に知っていけたらいいなと思います。
Liella! 1stアルバム『What a Wonderful Dream!!』フォト&インタビュー⑤ 澁谷かのん役・伊達さゆり | Febriより抜粋
ある意味これから知っていくと語っているのはいいですよね、かのんたちの音楽を通じてソロも通して伊達さんも僕たちもLiellaを知っていくんだと思います。徐々にアニメの景色なども重ねていって澁谷かのんを知っていこうと。だからいい意味で澁谷かのんとしてだけでなく、Liellaの伊達さゆりとして彼女はステージに立っているのかなと感じました。センターの彼女がそう見えるからこそ、こういう感想がでてきたのかもしれませんね。
〇夢と私を叶える物語の届け方
もう配信が終わってしまったあとにこのブログを書き終えることに悔しさしかないんですけど、最後にあとがきです。
最後5人が夢についてMCを語るんですけど、それがねめちゃくちゃ良かったんですよ。
ペイトンは「すみれちゃんの夢は主役になることですが、私は2ndライブを経て、すみれちゃんの夢を一緒に叶えたいと思いました。私自身も、歌姫になりたいという夢ができました。願い続ければいつかは叶うと思うので、みんなも夢を見続けてください。本日は本当にありがとうございました!」。
青山は「今ステージに立っている瞬間も、夢なんじゃないかと思うくらい、すごく楽しくて、一生忘れないと思います。皆さんが全力で楽しい時間を作ろうと思ってくださるからで、いつも感謝しています。もし今夢がないと思っている人がいても、今この瞬間を大切にしてもらえたら嬉しいです!」。
Liyuuは「私たちLiella!は1stライブツアーで有観客ライブを行う夢を叶えましたが、2ndライブもすごく大事なライブで、私にとっても小さな頃の夢が叶って、すごく幸せです。夢って忘れやすいものなので、皆さんも忘れないように紙に書いてずっと覚えていてくださいね。今日はありがとうございました!」と涙ながらにコメント。
岬は「これまで自分は夢を無意識のうちに周りの人と比べたりしていましたが、夢ってその人にしか持てないものだと思うので、今ある気持ちを本当に大事にしてほしいと思いました。これからも皆さんの心にそっと寄り添える存在でありたいなと思っています。これからも末永くよろしくお願いします!」。
伊達は「ライブが笑顔で進んだり、楽しい時間になると頑張って良かった!となるんです。今日も夢が叶いました。皆さんのおかげです。ありがとうございます。皆さんも同じ気持ちになってくれて本当に幸せです!」と感謝を伝えた。
これデビューしてまだ間もない人たちのするMCなのかって思うほど素晴らしくて。
ほんとに素敵な5人だなと感じました。各々の価値観が素晴らしくて
ペイトンさんはLiellaという夢を叶えた後、さらに先の自分の夢を見つけていって。
青山さんは夢がなくても今この夢のような瞬間を大切にしてほしいと
Liyuuさんは小さな夢でも絶対に忘れないでねとはなし
岬さんは、人との比較、劣等感を捨てて「自分の夢の気持ち」を大切にしてほしいと
そして、それに寄り添っていけるようにしたいと
そして伊達さんは、今日も夢がかなったとLiellaで進んでいく1つ1つの瞬間、その夢の幸せと感謝を伝えられています。
夢は大きなものから小さなもの、過去・今・未来、そのすべてが『なんてすばらしい夢』なんだよとこのアルバム、ライブを通して5人は伝えてくれたのかなと思います。正直年下の5人のMCにここまで心を揺さぶられるとは思いませんでした。
僕も夢なんてないよって人間だったんですけど、小さな叶えたいことをあげればたくさんあることに気づけました。そんな今ある小さな夢を大切にしたいなと思えたし、何より好きな人と入れる瞬間や会える瞬間、僕の大好きなライブという空間が生む幸せで夢のような時間や瞬間を大切にしたいなと。そんな思いが芽生えたと思います。
1つ1つのライブでの景色や思いの瞬間がフィルムとなって大きな夢のアルバムになっていくように、そのアルバムをもってまた自分の夢へと進んでいけるように。
Liellaを通してライブに参加した人それぞれがその瞬間を通して夢に気づいたり、想いやり、忘れないものにしたり、楽しみ大切にし、これから歩んでいけるような歌を彼女たちは僕に届けてくれました。
Liellaは『私を叶える物語』を通して、僕たちもまたそれぞれの夢物語を叶えていける存在なのかなと感じています。それは1人1人違ってそれでいいのがと、でもその夢に向かう人が曇らないように、Liellaの音楽はまた空を澄み渡らせてくれるような気がしています。
本当に素敵なライブをありがとうございました。今この配信が整っている環境に感謝しかないんですけど、また次は大阪ですかねライブ行きたいなーと思っています。
*1:笑