青Pのひとり語り

麻倉ももを中心に自分の好きを語っています。

20200111 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を見ました。

 

どうも青Pです。

3連休初日の昨日は、前日まで夜明けまで友人とAmung usをやり昼まで爆睡し、夕方から虹ヶ先学園スクールアイドル同好会を見ました。

www.lovelive-anime.jp

 

一言でいうとめちゃくちゃ良かった。もうそれに尽きるアニメだった。

ここからは盛大にネタバレするんで嫌な人は読まないでください。

 

 

 

 

 ・はじめに

物語の大筋は、上原歩夢と高咲侑は幼馴染で2人一緒の毎日を過ごしていた。

そこで、スクールアイドル優木せつなのステージをみてトキめいた侑は虹ヶ咲のスクールアイドル同好会に入り、アイドルをサポートしたいと思いだす。

しかし、スクールアイドル同好会はもう解散していてないことがわかる。その中で、侑と歩夢は2人でスクールアイドル同好会を始めようと決意する。という物語だ。

 

一応ラブライブシリーズのアニメは一通り見てきた作者の中でも、今回の虹ヶ咲の作品は異質である。

 

その要素となるのが

1.高咲侑の存在

 まず、この物語の大きなキーパーソンとなるのが、高咲侑という存在だ。

まず、彼女はアイドルではない。そこが大きい。アイドルではない彼女はアイドルの他9人を導くサポート役として存在している。ED曲の『NEO SKY, NEO MAP!』においても彼女だけが黒の傘を持っており、他の9人と違い虹に混ざっていない。いわゆる黒子役に徹することが彼女自身の役割としてある。

 侑という文字の意味は。

 「侑」は「勧める」「助ける」の意味をもつ漢字。

 このことからも、侑はみんなの好きや夢を助ける存在となることがわかります。

 

 

 彼女の大きな魅力の1つがその積極性とコミュニケーション能力、まっすぐさである

自分が好きになったスクールアイドルを誰よりも好きでいる彼女だからこそ、寄り添えるものがあり。この物語を侑自身が動かしていく。


【限定公開】NEO SKY, NEO MAP! / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 【TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』エンディング映像】

 

その最たる回が第3話『大好きを叫ぶ』である。この回はラブライブアニメ史上に残る神回であると個人的には感じている。

 

概要としては、元々グループの中心にいた優木せつ菜は、自分の気持ちでグループを衝突させ、解散させてしまったことに自責の念を抱いていた。その目標とは「ラブライブ」へ出場することだ。

元々過去2作品はラブライブを最終目標地点としてグループでアイドル活動を行うというのがメインだった。しかし、そのラブライブがあることで、みんながアイドルとして好きを楽しめない。自分がいることでラブライブに出られないことに負い目を感じたせつ菜は自分の好きを閉じ込めて、アイドルであることをやめた。

 

ただ、ここで登場するのが侑だ。侑はせつ菜に対して「ラブライブに出なくていい」と言う。あまりの衝撃にぶっ飛んだ、まさかその発想に至るとはとなるわけだ。

そして、その後の発言が僕は大好きで。

 

「こんなに好きにさせたのはせつ菜ちゃんだよ」

 

この回が物語のキーパーソンとなる。優木せつ菜という圧倒的カリスマが戻ることで、物語が一気に動き出すわけだ。それを動かしたのは侑の「せつ菜が大好き」という感情だ。ファンとして、1人のアイドルが好き、そしてそのアイドルが好きを表現しているのが見たい。こんなにも当たり前で、それでいてなかなかない関係。

 

ラブライブはこれまでファンとの関係よりも、アイドル間のことを描くことが多かったが、侑がいることでファンがいることで変わるアイドル像が見えてくるというわけだ。

 

侑の存在はまさに

僕たちファンそのものであり、侑に感情移入することで作品によりすんなり入ることができた。そして、侑の根幹にある「アイドルを見るのが大好き」というのが、せつ菜の「アイドルとして表現することが大好き」というものと同調して、物語をこれからも進めていく。

 

そうして、せつ菜が入った同好会は活動を活発化させていく。

 

 

2.ソロアイドルの集まった同好会であるということ

 虹ヶ咲の大きな特徴は、スクールアイドルがグループとしてではなく、ソロアイドルとして活動している点だ。グループとしてのカラーはなくて、ソロアイドルとして個性をだしていく。

 その象徴として、毎回各キャラクターに焦点を置いてストーリーが展開される。

 

  1. 各キャラクターの特徴や悩みなどをとらえたAパート
  2. その悩みを克服し、夢をみつけて前へ進むライブパートのBパート
  3. エンディング
  4. 次の回焦点が当たるキャラクターのシーンがあるCパート

主にこの構成だ。必然的に1話完結になるので、非常に見やすい。

あと、個々のキャラが本当に個性的で魅力的なので良いのだ。

 

個人的に好きなキャラクターは近江彼方ちゃんである。


【限定公開】Butterfly / 近江彼方(CV.鬼頭明里)【TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第7話ダンスシーン映像】

今をトキメク鬼頭明里さんが声優をされているキャラクターで。

可愛い妹を愛する頑張り屋さんのお姉ちゃんだ。

マイペースでありながら、自分の好きにまっすぐな部分と良く寝ている。

非常にキャラクターの中でも自然体な感じが良い。

 

キャラクターとして個性があるのは天王寺璃奈ちゃんだ。


【限定公開】ツナガルコネクト / 天王寺璃奈(CV.田中ちえ美)【TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第6話ダンスシーン映像】

 表情を出すことが苦手だが、心の中にはたくさんの表情をもった女の子でオタクをストレートに打ち抜くタイプだ。この子のライブシーンは面白くて、自分の顔に表情がでるモニターをつけてライブをするのである。今はVtuberが流行っているがまさにそんな感じのアイドルだ。  

 楽曲としてはエマ・ヴェルデちゃんの楽曲が好きだ。


【限定公開】La Bella Patria / エマ・ヴェルデ(CV.指出毬亜)【TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第5話ダンスシーン映像】

 

 

 さて、閑話休題となるが、このように個性を掘っていくストーリーなのだが

必ずそのキャラクターの他にもう1人キーとなるキャラクターが存在する。その存在で前へ進めるというのが良い。自分の好きなことにコンプレックスなどを抱いている女の子たちが、自分以外の好きに触れ合って、気づいて、認められて、好きといってもらえて、前へ進んでいくのが良い。

 

虹ヶ咲はソロアイドル故に「仲間でありライバル」なのだが、「ライバルであり仲間」なのだ。その各メンバーとの関係性にも注目して見れる。

そこには各々の「好き」が存在しているからこそ楽しい。

 

さらに各話には必ずといっていいほど名言がある。

 

 

 

 こりゃあ引き込まれるぜ、、、、、

 

そして、語らないといけない最大の魅力はそのライブシーンの美麗さだ。

サンライズといえばアイカツ!シリーズからラブライブを得て3Dライブシーンの先駆者といってもよい会社である。

 

そんなサンライズさん、とにかく3Dと2Dの遜色がないぐらいにライブシーンがきれいなのだ。少し違和感というものが普通はあるのだが、一切ない。いやほんとめちゃくちゃ綺麗だ。オープニングからそんなライブシーンの魅力に引き込まれた。


【限定公開】虹色Passions! / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 【TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』オープニング映像】

 

3.最終的には歩夢と侑が、夢へと歩みだし物語が終わる

 長くなっちまったが、じゃあこのアニメでお前は何に刺さったんだ?というとラスト3話で描かれる、歩夢と侑の夢だ。

 

結局ラブライブを目指さない虹ヶ咲の終着点として物語で描かれたのが

【スクールアイドルフェスティバル】だ

スクフェス!!!!????といえば、そうゲームである。僕も大学時代はやってました。

 

スクールアイドル好きみんなが楽しめるお祭りとして侑が提案したこの祭りは、侑にとってスクールアイドルが夢を叶える姿をみて、自分の夢を見つけていきたいというものだった。いつしか侑にとって、みんなの夢が私の夢となり、彼女は音楽科に進むことを決意する。

 

しかし、歩夢にとっての夢は「侑と一緒にいること」だった、侑にとってスクールアイドルが憧れで、トキメク対象であるため、侑にとってのスクールアイドルでいたい。

それが歩夢の望みだったがゆえに、2人はすれ違いを起こしてしまう。

 

いわゆる歩夢の闇落ちであり、侑への独占欲から発生する百合要素である。

結果的には、先に侑へ導いてもらったせつ菜から

 

「始まったらのなら貫くのみ」

 

 という言葉をもらい、歩夢は自分の想いを伝えに行く。

 

そこには歩夢のステージを作った侑がおり、ガーベラを渡して想いを伝える。

ファンの子たちが渡した黄色いガーベラの花言葉は「愛」

そして、侑が渡したピンクのガーベラの花言葉は「変わらぬ想い」「崇高」

 

ずっと最初から変わらず、歩夢のことを想い続けると誓う。

 

ここでガーベラという共通ワードが使われていることで僕が感じたのは

 

「ファンとしてあなたを愛し続ける」

 

という意味もあるのではないか?と思いました。

 

アイドルを好きなファンがいて、その人に好きを届けるアイドルがいる。

ここで、歩夢と侑はただの幼馴染ではなく、アイドルとファンとして、またアイドルとそれを支える存在としての関係性に移り変わっていく。歩夢の1番のファンで変わらず、支え続けるよというアイカツでいう霧矢あおいみたいな存在だ。

 

そのきっかけを作った場所、第1話の場所で歌を歌い、2人は歩きだしていく。

歩夢にとってはアイドルを始めた場所で、彼女が悩んでいた

 

「素直に想いを届けられるようになること」

 

を克服し、侑への想いを伝えて、アイドルとしてみんなに想いとありがとう伝えられる存在になっていく。このあたりは解釈が難しかったので、いまいちまとまっていません。

 

ただ、虹ヶ咲スクールアイドル同好会において大事なのは

 

アイドル達にとっての『夢』がラブライブで、みんなでそれを叶える物語だったのが。

 

アイドル達にとっては『好き』を届けることが大切で、それを届けるファンがいることが一番で。自分の好きを見つけていくのがアイドルであること。『好き』を通して『夢』を見つけていく、それは各々の小さくて、大切な夢たちなんだと思う。

 

アイドルはあくまで好きを表現する場なのかなと思いました。そして、好きを表現する中で『夢』を見つけていくんですが、この物語では各々の明確な『夢』の記載はないんですよね。今までのラブライブラブライブという『夢』があったのに対して、

 

その対照として侑は明確にアイドルを通して『夢』を見つけていくことになるんですけど。

 

アイドルという輝いて色づいた虹を見て、空を見て、夢という花を咲かせるのが侑であり、僕たちファンであると。そう感じました。

最終的にはこの2人が幼馴染から、アイドルとファンの関係性になったことで物語が完結するように、また始まるようになっている。

 

虹が咲くというのは、本来ありえないことで、虹は架かるものだと思うんですけど。

でも、虹がかかった時にそこには花が咲いていると思ってはいて、その咲いた花が夢なのかなって思うと、侑の夢は確かに咲いていて、虹ヶ咲というのはいいなと思いました。

 

たぶん虹ヶ咲スクールアイドル同好会としてはこれが始まりでしかなくて、

今度はたくさんの色に光が差して個性が色づく虹になるのが楽しみだ。

 

 

4. 『NEO SKY, NEO MAP!』

最後に語りたいのがエンディングテーマ『NEO SKY, NEO MAP!』だ。

open.spotify.com

作詞は畑亜貴先生という天才だ。

本編は全編通して基本的には、Ayaka Miyakeさんが作詞をしているのだが

この曲は畑亜貴さんが行っている。

 

各本編終わりに流れる、この曲が非常に毎回刺さるのだ。

なんせ歌詞が良い。好きな部分だけ抜粋した

 毎日見上げる空の 青さも季節ごと変わって 決まりはないね 自由に描いてと誘われてるよ

 

 

今日の青い空は昨日と違う 明日の青い空今日と違う 君の目には 僕の目には… ああ言葉にならない こんな時にも君がいれば ほっとする だから だから明日も見上げよう ここで君と 自由な“NEO MAP”を描こう NEO MAP!

 

どこに向かうかまだわからないけど 面白そうな未来が待ってると 笑いあえる君がいれば嬉しい 今日もありがとう さぁこれからは それぞれの地図(マップ) 広げたら気軽に飛び出そう 夢見て憧れて また夢が見たいんだ 見たい、見たいんだ!

 

 それぞれの好きは地図で、その地図を広い広い青空のキャンパスに広げていく

 青いキャンパスは広くて、自由だから描いていこうっていう歌詞で、

 何より、空って毎日変わるもので、変わらずあるものだから毎日トキめいていける

 

 

 空は各々の好きなことを広げるキャンパス

 地図はそれぞれの好きの形で、描いていくもの

 それを語り合える君がいるから、描いて行ける。それが交わって虹がかかる。

 

見上げている間は自由で、楽しい、それでも下を向いてしまうことがあるけど、下を向けば同じ空を見上げて、笑ってくれる君がいる。だからまらみんなでまた夢をみるために地図を広げていくのかなと、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はまさにこの曲そのものといえるぐらい歌詞が良い。

 

 

とにかく素敵なものをもらったアニメだった。まぁ個人的にぶっ刺さる要素が多すぎたのもあるが、、、、なんかまとまらない感想になってしまった。アニメの感想を書くの難しいなー。

 

よい3連休を過ごしている。明日は最終日、次はどんなアニメに出会うか楽しみだ。

 

ではでは

 

青P