青Pのひとり語り

麻倉ももを中心に自分の好きを語っています。

麻倉もも9thシングル 『ピンキーフック』感想 音楽ナタリーの記事を通じて

 

どうも青Pです。

 

いよいよ麻倉ももさんの9枚目のシングルピンキーフックが発売になりました。

発売してだいぶたっちゃいましたけど。

作詞・作曲:渡辺翔 編曲:倉内達矢というAgapanthusを生み出したコンビとの楽曲に僕自身ワクワクドキドキしながら、楽曲を受け取った次第です。

 

そんな楽曲の感想と記事からの考察、そしていただいた想いみたいなものを返していけたらなと思っています。

 

※ネットのライブ記事などを引用していきますが、リンクは最後につけさせていただきます。

 

 

〇ピンキーフック

  まずピンキーフックに関しては、これまでに歌ったことがない楽曲に挑戦してみたという部分が大きいと思います。

 前回シングルの「僕だけに見える星」はメロディーライン自体が、とても麻倉ももらしい楽曲でありながらも、対象をぼかすことでそれまでとは違うテイストの楽曲になった印象でした。しかし、今回の楽曲は、歌詞を含めて能動的に挑戦していく楽曲だったといこともあり、渡辺翔から提供されて作ったAgapanthusとはまた違うテイストになった印象です。

 

── なぜか見ていて微笑ましいんですよね。エンディングテーマの「ピンキーフック」も、とてもかわいい曲でした。作詞・作曲は渡辺翔さんですが、どのようにして生まれた曲だったのでしょうか?

麻倉 翔さんがまず、候補曲を2曲作ってくださって、そこから選ばせていただきました。「ピンキーフック」になったほうの曲は、出だしがちょっと小悪魔的だったりして作品の世界観にも合っていましたし、とてもオシャレな、私が今まで歌ったことがなかった曲調だったので、挑戦してみたいなと思いました。歌詞に関しても私から要望をお伝えして、いろいろとアイデアを取り入れていただきました。

── でき上がった歌詞については、どのような印象を持ちましたか?

麻倉 登場人物の女の子たちの言いたいことや思っていることを代弁しているんですけど、誰かひとりにフォーカスしているのではなくて、女の子たちみんなの、主人公のことが好きという気持ちの総意なんだろうなと思いました。本当にまっすぐで、でも小悪魔っぽい感じもあって、どこを取ってもかわいい歌詞です。

麻倉もも 「ピンキーフック」インタビュー アキバ総研より引用

 

 僕が聞いた中での楽曲の印象は、中毒性のあるサウンドと、オシャレで色んな音がちりばめられているのに、ボーカルが浮かんでくるように薄ーく研ぎ澄まされていて、音の空間の埋め方が上手だなーという印象です。伝わりにくい、、、、

 渡辺翔さんの楽曲の中毒性って、主のメロディーラインのキャッチーさの中で音のアクセントや歌詞のパンチなどが欲しいところに合って、その音のアクセントの部分と歌詞とのマッチが素晴らしいっていうところだと思うんですよ。

 Bメロの「こんなの好きってずるい」の部分や、サビの「Ah ah ah ah」やラストの「大胆に、大胆に、大胆で、大賛成」のメロディ部分が僕は好きです。

 

 曲の細かい話はインタビューに掲載されているので、自分が受け取ったことを書いていきましょう。

 

 恋愛曲としては、恋する女の子のまっすぐだけど、複雑で小悪魔チックな女の子が描かれていると思います。麻倉さんもインタビューの中で、タイアップである「カノジョも彼女」の4人の女の子を意識したと話されていますが、作中には様々な女の子の感情が入り混じっているように感じました。ただ、高校生の女の子、女の子から女性への移り変わりの時期という複雑な思春期の恋愛要素もちりばめられていると思っています。

 

 とにかく僕が感じたのは

 

「好きな男の子のためには女の子はどんな姿にでもなれちゃう」

 

ということです。今回の女の子は『恋』は楽しいことだなっていうのに気づいて、恋をしてから恋にはまっていく女の子に見えました。今回は、タイアップが「カノジョも彼女」ということもあり、コミカルな恋を歌っている部分も強いのかなと感じています。

 

 そして、冒頭のどんな姿にでもなれちゃうという部分は恋の緩急的な要素が強くて、

「お利口な態度に即どうも!あぁ嬉しい」「アイぶつけて欲しいなもっと」の受け身要素と「捨てちゃえ悩める常識なんて」「だって楽しくって暴走」という押し引きの要素があって、1人の女の子の心情とは思えないほどに感情のがコロコロと変わる歌詞があります。

 

 それは、インタビューで語った作品の世界観の表現に近しい部分はあるのですが、それを麻倉ももが1人で演じているのがいいなーって思うんですよね。1人の女の子が好きな男の子とを落とすために、その子がドキッとする女の子へと変わっていく、可愛くなっていく、振り回していく姿って男性よりも女性の恋愛要素の中で強いと思うんですよ。相手によって変えていけるのって。それを物語っているが今回のMVだと思います。


www.youtube.com

 

MVの中ではSWEET・SHY・VIVID・MYSTERIOUSの4人の女の子を麻倉さんが演じています。高校時代演劇部出身ということもあり、麻倉さんの4人の表情の使い分けと目線などの演技が本当に素晴らしく、改めて舞台にたった演技が好きだなーって思った次第です。仮にこの4人が別々の人ではなく、同一人物が男の子に振り向かせるために4人の女の子を演じ分けているとしたらおもしろいなーって思うんですよ。これは麻倉さんだからできることで、めちゃくちゃかわいいじゃないですか。

 

 もちろん、恋は1人の女の子がまっすぐに思いを届けていく姿というのもいいんですけど、例えば少女漫画「今日、恋をはじめます」の椿のように地味な女の子が恋をして変わっていくみたいなものも恋なわけで、想いが見た目や駆け引きとしてでてしまうのも恋だと思うんです。これまでの麻倉さんの楽曲は想いを伝えるものが多かったですが、今回は想いから派生したものが目に見える形で表現されていて、そのバリエーションに驚かされる1曲だと思うんです。

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 ちょっとまとめると

「好きな男の子のためには女の子はどんな姿にでもなれる」

「恋の曲なら麻倉さんがどんな女の子も演じて、いろんな曲の幅も表現できる」

 

に繋がるなって感じます。今回はいつもと違うテイストの楽曲だったのですが、すごく音と麻倉さんの歌がフィットする感覚があって、それは恋の曲だからっていうベースが大きいと思うんですよ。

ふたりシグナルにも繋がりますが、恋の曲=麻倉ももというベースができているからこそできるアプローチがこのピンキーフックにあるのかなと。またそれがこれまでは様々な恋の世界観を表現していた中で、歌詞の世界観だけでなく音楽のアプローチでも変化がつけられるようになったのが、今回のピンキーフックでは如実にでてきたと感じています。

 

また後半にまとめます。

 

〇ふたりシグナル

 

──燃え上がる(笑)。「最終的なイメージ」ということは、そこにたどり着くまでに紆余曲折あったということですか?

紆余曲折というほどではないんですけど、最初はもっと年齢を高めに設定していて、主人公の気持ち的にも燃え上がるというよりは切ない成分多めで作る予定だったんです。というのも、最初に聴いた音源がアレンジ前のもので、その段階ではかわいらしいキラキラした音は入っていなくて、もうちょっとシリアスな印象を受けたんですよ。でも、アレンジが仕上がった音源はよりポップになっていたので「これは、ちょっと違うな」と、年齢を下げて切ない要素も薄めていったんです

──なかなか恋人に会えないとなると、気持ち的にちょっと病んでしまうパターンもあり得ると思いますが、この「ふたりシグナル」は……。

そういう状況を前向きに捉えていますね。もちろん会えないのは寂しいけれど、向こうも私のことをちゃんと好きでいてくれているという安心感はあるみたいな。でも、それはお互いに同じくらい相手のことを好きだから、要は天秤が釣り合っているからで、もしどちらかが重くなりすぎてしまったら……おっしゃる通り病んでしまうのかも。

 

 これまでカップリング曲の中では、幸せな恋はどちらかというとポップで幸せに、切ない失恋などの歌は切なく感情的に歌っていた麻倉さんが、恋の切ない状況を逆に前向きにとらえた曲が『ふたりシグナル』だと思います。

 要約すると、会えなくなった、会えない期間があるからよりその人を好きになるし、会った時にその感情が爆発してしまうという感じですよね。まさにコロナ下の僕たち、、、やめておこう。

 

 えっと率直に言うと麻倉さんの曲の女の子たちの中で、一番好きな女の子かもしれません。めちゃくちゃ可愛いですよね、この女の子、そんな話をします。

 

 曲調自体は、淡々とメロディが流れていくポップでかわいらしい曲。ピンキーフックがすごくエッジの聞いた曲で、乱高下が激しい曲ですが、この曲はAメロ、Bメロ、サビとすごく一貫してメロディが流れていて、いわゆる曲のパンチが聞く部分が少ないので、歌うのが難しそうだなーという印象です。ピンキーフックとは逆にファルセットは多用せずに、伸びやかに歌っていく感じは麻倉さんの好きな松田聖子さんの歌に近い部分があるのかなぁと感じています。

 麻倉さんが話されていたのですが、この曲の味噌はDメロだと思います。Aメロ、Bメロ、サビは女の子からみた情景や男の子とのやり取りが淡々と流れていき、女の子の人柄みたいなものが垣間見えていきます。その情景描写もすごく丁寧なのですが、その後のDメロでは女の子の溢れた恋心と、その行動描写が入ってきます。

 

 「もう何年かの恋をしているの あなたに会いたい~ もうときめいて頬が熱い」

 で何年も好きだからこそ、離れたことで好きという気持ちが燃え上がっていって

 

 「愛していますと伝えたくて 写真のあなたを見つめました 今度会うときに 手が触れた瞬間 瞳の奥から感じてほしい」

 

この一連の風景と心情描写がとても丁寧なのですが、その中にあるのは想いとか言葉ではなく、「女の子の行動」だと思うんです。想いを募らせているが故に起こった写真を見つめたり、会って触れたい、そして見つめたいという愛を行動で起こしている描写がこのDメロだけ描かれていると思います。

 

 僕はこの表現がすごく好きです。好きすぎてどうしようもなく行動にでちゃうというのは、恋する女の子の可愛いなーと思う部分ですし、相手がいるからこそできる愛情表現ではない、1人の恋する女の子ならではなのかなって思うので。

 

 このDメロすごく歌うのが難しいそうな部分(音の高低含めて)なのですが、その部分での麻倉さんの歌い方は女の子の好きという感情や、触れたときの温度感までも感じるような印象を受けるんですよね。この曲を初めて聞いた時から、そんな女の子の温かな恋愛感情が届いてくるような歌い方、僕はそう感じました。

 難しいメロディラインの中で、感情のタメも使わず、物語を丁寧に読むように風景描写を歌いながら、1つの行動描写で全部伝えてしまう麻倉さんの歌い方がすごく好きです。そんなDメロを挟んでからの、ラスト1サビと同じ歌詞が全く違う風に聞こえますし、ラストの「気づいてるよね そう ふたりシグナル」がすごーく幸せそうに聞こえるんですよね、もうねそこでこの女の子に落ちます。

 

 その歌い方があったが故に、この曲の女の子が大好きです。会えないという距離で、改めて自分の気持ちに気づくんですけど、環境や相手のことを想うと伝えられない気持ち、元々たぶん伝えるのが不器用な女の子なのかなーと思います。そんな中でも、相手が好きという感情を自分の中で想い溢れていく、ある意味主観的な恋愛の仕方をしているのかなって。それが一番好きな部分です、相手の事を考えつつも、自分の好きを大切にしている姿にキュンとしますね。

 

 次あった時に、触れたときに、目が会った時に、そんな行動がシグナルになって遠くといいな、きっと相手も素敵な彼氏だから届きそうだなとか、遠距離恋愛をしている人とかは感情移入しやすい曲なのかなと感じています。今の環境もそうなんですけど、麻倉さん自身の人柄にもシンパシーを感じる曲だと個人的には思っているので、これをライブでどのように歌うのかすごく楽しみですね。

 

 

〇シングル総括

さっきの曲の作りの話に戻るんですけど、「ピンキーフック」は私の好きな声の出し方ができる、つまり声を張って伸びやかに歌える曲とは違って、わりと細かく言葉を切って音に乗せていかなきゃいけない曲だったんですね。と同時に、たぶん渡辺翔さんも私の一番いい声が出るキーで作ってくださったと思うんですけど、私も“声を聴かせる”ということに対して普段より意識的になった曲でもあるんです。なので、事前に「この高さなら地声でも出るけど、ファルセットにしようかな」とか考えて、ファルセットの位置を決めたりしていて。それをレコーディングしていく中で、渡辺さんと「そこは地声のままのほうがいいかもね」「ここはどっちにしようか?」と相談しながら、もっとも気持ちよく聞こえる形を探っていったんです。ー音楽ナタリーより

 

 今回のシングルは恋愛ソングという麻倉もものアーティスト性はそのままに、より音楽的に高度なことに挑戦した2曲だなと感じました。これは麻倉さん自身が話されていましたが、これまでの麻倉ももの楽曲といえば、ロングトーンがあったり伸びやかで広がったり、まっすぐ思いを伝える楽曲が多いと感じています。

 それは、麻倉さん自身の楽曲の得意な方向性として、ご本人も感じているのかなと。歌のメロディラインに沿って、感情を乗せていく、歌とメロディが後押しするような歌。僕自身は麻倉さんのそういう楽曲は大好きで、『僕だけに見える星』や『明日は君と。』はそういうテイストになると思います。

 

 その中で、今回の楽曲は音楽に歌詞が乗せにくく、繊細で音に詞を当てはめていくような楽曲だと思います。楽曲自体はオシャレで小気味の良い音なのに、しっかり麻倉ももの歌詞がしっかり聞こえてくるのは、渡辺翔さんの作った楽曲のすごさもあると同時に、麻倉さんの恋愛曲における芯がしっかりしているからなのかなって思います。

 

 『僕だけに見える星』はすごく麻倉ももさんらしい曲たちを、麻倉さんのらしくないアプローチをしたという印象があって、それは意図的に行ったとインタビューでも語られています。

確かに、いつもは主人公になりきるために、女の子の気持ちを研究しながら歌うことが多かったんですけど、今回はあんまり入れ込みすぎないほうがいいのかなと。私自身、歌詞に出てくる「君」に相当する人が思い浮かぶし、歌詞で描かれている物語に自分の経験を重ねることもできるんです。でも、それが前に出すぎるのはちょっと違うというか、聴く人それぞれに「君」の対象がいるわけじゃないですか。なので一歩引いて、第三者目線で物語を読み聞かせる感じで歌いました。        ー『僕だけに見える星』音楽ナタリーより引用

逆に『僕だけに見える星』は曲のメロディラインはすごく麻倉さんらしい曲だから聞いている人も自然に、麻倉さんの楽曲として聞くことができたと思うんです。ただ、今回の『ピンキーフック』はらしくない曲に挑戦する中で、こういうテイストの曲の麻倉色みたいなものがある印象を受けました。それはもちろん恋愛曲という芯があったからなのかなって感じています。

 恋愛曲だから、感情移入もしやすいし、その言葉のニュアンスを音に合わせて歌いやすいのかなってちょっとボヤっと感じたりしてます。麻倉もも=恋愛曲という芯は麻倉さんが5年間かけて作ってきた、麻倉さんだけの世界観で、その世界観の中で、いろんな楽曲で「どうやって伝えようかな」とか「どうやったら自分の世界観が伝わるかな」って考えてきた麻倉さんだからこそ歌えた2曲だと感じています。

 このあたりは言葉にはできないので、何だろうニュアンスで僕は感じてます。

 

 

 言葉として残せるのは、『ピンキーフック』はすごく客観視しやすい曲で、MVの4人のキャラクター性に可愛いってなる僕や、相手の反応をみて楽しむ主人公や、どこまでも相手に振り回される1曲で、麻倉さんの小悪魔でやばい女?ちょっと言葉を選ぼうか俺。そんなものに振り回されるんだけど、そんな女の子も可愛いよねってなるし、恋愛観的にも、自分が動いて相手の反応を見て一喜一憂する女の子だと思うので、それがいいですよね。いい意味で歌の中の主人公も、聞いてる僕たちもね振り回されてるしせわしないけど、恋はやっぱり楽しいよねってなる1曲です。

 

 逆に『ふたりシグナル』は淡々と自分の恋心を歌って、あふれ出ていくような主観的な恋です。そこにはもちろん相手の行動とかもあるんですけど、そこに1人の女の子が長く恋をした先に見つけた、初恋以上の相手の好きの感情があるのかな。なんか恋の曲を歌い続けた麻倉さんだからこそ、メロディラインの中にしっかり筋書きを立てられている恋模様を語った歌だと思います。『花に赤い糸』の初恋失恋とはまた違う、ちょっと大人だけど、でも初々しい可愛い恋心をのぞき見しているような曲ですね。

 

 インタビューでもありましたが、恋が上手くいかないけど、相手が大好き、恋が大好きっていう感情は、とても麻倉さんのアーティスト活動にもリンクしていると感じていて。

「最初は自分の好きな音楽もわからなかった、歌いたい歌もわからなかった」という麻倉ももさんが、恋の曲を歌いたいと思い始めて、『365×LOVE』で方向性が固まってきて、そこからたくさんの恋愛曲を届けていく中で、「こう歌えばこういうふうに聞こえることや音楽もビジュアルも自分のやりたいことが思いつくようになった」それって恋をするまでにドキドキしていた、曲に向き合うたびにドキドキしていた麻倉さんの姿がではなくなってきてるのかなぁって。

 

 その過程を踏まえて今回の曲たちは、恋をし始めて、楽しいことにたくさん気づいていって、恋を楽しんでいる『ピンキーフック』と、恋をしてある程度時期が立ち、環境が変わった中で、恋が再度燃え上がった『ふたりシグナル』で、両方とも恋をしてからの過程や恋をしてからどうしようって、それを楽しんでいる曲なんですよね。それが両方とも上手くいかなくても楽しめている。これは、音楽活動がまだ定まっていない、言葉を変えれば初恋のようなアーティスト活動の始まりだった麻倉さんの活動が、恋の曲を通していく中で、様々な音楽的アプローチや自分の恋の歌を客観視していく過程を経て、どんな恋でも、自分のとらえ方やアプローチ次第で楽しい曲になっているまで成長されているのかなと。あと、音楽的にもとりあえずチャレンジしてみようって思えるようにもなっているのかなぁと感じています。

 

 どんな恋の曲でも、今の麻倉ももなら前向きに捉えて、楽しく歌えてるよっていう感覚があって、それがすごくいいなーって。恋に、歌に自信がなかった初恋の女の子、ただただ自分の想いをまっすぐに届けていく初期の恋の曲から、恋をして、どんな状況でもその恋を幸せにとらえて、音楽的にも前向きにとらえて向き合っていく。でも、まっすぐ相手に届けることは変わらない。今までと異なる曲のアプローチで、それでも変わらない恋心を届けてくれた今の恋の曲たち。

 それは、麻倉ももさんの恋の曲のある意味1つの完成と、これからへの恋の曲との出会いに、期待を膨らませていくものなのかなと、僕の中で感じています。なんだろうな、すごく物語の女の子たちとキャッチボールをしている麻倉さんの姿が思い浮かぶような、そんな感覚です。同時に僕が感じているのは、どんな〝今〟も楽しく、前向きに捉えていく麻倉さんの姿でした。やっぱりそういうやってみよう精神というか、今を楽しんでる姿はすごく好きだなぁって思います。

たぶん、自分がどうしたいかが……もちろん今もわかっていない部分はたくさんあるんですけど、徐々に見えてきたというのが大きいですね。例えば「お客さんの前で歌ったときにこういう反応があったから、じゃあここを突き詰めたいな」とか「こういう曲を歌って自分が楽しいと感じたから、その方向性をもっと探ってみたい」とか、1つひとつ経験を重ねていくうちに自分のやりたいことや、それをチームの皆さんに伝える方法がわかってきて。

──これからどうなっていくんでしょうね。

ねえ。私はお仕事でもプライベートでも、先のことを考えるよりも今目の前にあることをやってみて、あとから「ああ、こうなったんだ」って振り返ることが多いんですよ。逆に言うと、あらかじめ決めておいたことができなかったら凹むじゃないですか(笑)。だから今に集中するというスタンスなんですよね。

麻倉さんの〝今〟が詰まった『ピンキーフック』で僕はまたたくさんの好きが広がった気がしています。また次の曲が本当に楽しみですね

  

 

 

〇あとがき

 ここからはあとがきです。嬉しかったことを素直に話そうの回

─では、将来的なビジョンというか、目指すアーティスト像みたいなものはないんですか?

目指すアーティスト像……うーん、なんだろう? やっぱり、この活動をしていて一番うれしいことって、みんなから反応をもらえることなんですよ。私が「これがやりたい」という思いを込めて発表した曲に対して「元気をもらいました」だったり「共感しました」だったりとか。もちろん、みんながみんな好意的に受け取ってくれているわけではないでしょうし、中には「なんかよくわかんなかった」とか「自分とは合わなかった」みたいな感想もあると思うんです。でも、プラスの反応もマイナスの反応もひっくるめて、みんなとキャッチボールし続けられる関係でいられたらいいなって。

──「キャッチボール」ということは、麻倉さんもファンの皆さんからの反応を、楽曲にして投げ返しているわけですよね?

最近だと、「秘密のアフレイド」(アルバム「Agapanthus」収録曲)がそうですね。一時期、「もちょ(麻倉の愛称)のカッコいい曲が聴きたい」とか「ロックな曲で思い切り歌い上げてほしい」みたいな声をかなり多くいただいて、そこで私も「みんなはそういうのを求めてたんだ」と知ったんです。じゃあ、みんなからのボールを私なりにどう返そうかと考えたとき、もともと私もロックな曲に興味はあったんですけど、ただのロックじゃなくて、やっぱり恋の歌にしたいなって。そういう思いで作ったのが「秘密のアフレイド」だったんです。

──あくまで「自分がどうしたいか」が先に立つんですね。そして今日のお話を伺う限り、今はやりたいことができている。

そうですね。やりたいことをやったうえで、例えば悩んだり落ち込んだりしている人の力にちょっとでもなれたら本当にうれしいんですけど、でも、そういうのってゴールがないじゃないですか。かといって自分でゴールを決めちゃってもダメだと思うので、今お話ししたような気持ちはずっと忘れずにいたいですね。

 

この記事の一番嬉しかった部分はここで、もう読んでくれってその言葉しかないし、また別で書きたいなって思っています。こうやってブログ書いたり、手紙送ったりすることが僕の中のキャッチボールのやり方なんですけど、それはもちろん僕のわがままというか、僕の中の物語を届けているだけの話なんです。

 

でもこうやって書いているのは、自分が楽しいのと、伝えたいという気持ちがどうしても溢れちゃうからで。でもそうやって伝えている身として、こういうことを書いてくれるっていうのは嬉しくて、僕のボールもちゃんと届いてるのかなって感じさせてもらってます。本当にありがとうって。

とにかくキャッチボールって言葉のチョイスが好きで、相手に合わせて、投げる速度変えたり、たまには暴投したり、距離を変えたり、真剣に投げ合ったり、自分のことだけ考えて投げて、相手に聞いたり、そうやって1球1球違うことをしながら、でも野球においてはかかせないルーティンだから。

 

TrySail横浜公演も終えて、ちゃんと18.44mの距離でキャッチボールできるようになったなって感覚はすごくあって、何だろうここでは多くは書かないんだけど本当に嬉しかったなって思う、まだこうやってブログとか、手紙とか、フラスタで書くことでしか上手くキャッチボールできない僕だけど、またライブでも、これから先のイベントでもちゃんと受け取ったボールを投げれる自分でいたいなって思うんです。お互い見えない距離のキャッチボールでいいやって思っていたけど、今はちゃんと見える距離で、表情見てキャッチボールしたいんだなって思えます。不器用だけど、俺もがんばりたいな。

 

最後に

ピンキーフック…ほんとにおしゃれな曲〜
最初に聴いた時よりも、レコーディングした時よりも、今が1番好き!
聴けば聴くほど…+。:.+。(*´p∀q`)
ふたりシグナル…カランコロンしゅわしゅわしてて聴き心地がいい〜
というかこの女の子かわいいよねぇヾ(@°▽°@)ノ
やっぱりまっすぐにぴゅあぴゅあで一生懸命な女の子が好きなんだな〜
ないものねだりかな(o・∇・o)

ピンキーフック | 麻倉ももオフィシャルブログ「もちょっとおしゃべり」Powered by Ameba

 麻倉さん自身がここまでいう楽曲ってたぶん初めてで、それってレコーディングしていく中で出来上がった楽曲を自分が聞いたときに、1リスナーとしてすごく好きだったということだと思う。麻倉ももの曲が大好きなんだと思う。今まで自分の声しか聞こえなくて不安だったって言っていた麻倉さんから聞けたから、僕はもうとんでもなく嬉しかったんですよ。また懐古厨おじさんになっちゃってるんだけども。

 これはもう僕個人の思い出でしかないものだし、感情でしかないものだけど、ほんとに嬉しかったんだよな。ほんとに、、うれしかった、だからあとがきです。

 

もしかしたらネガティブに考えていたソロ活動を僕たちの反応がポジティブなものに変えたと、すごくポジティブに変換してみたいと思ったりもしている。だから、麻倉ももさんにとってのソロ活動は僕たちの言葉でポジティブでい続けられるよって考えてくれていたら、僕は泣いて喜ぶ。でも少しは僕たちの声が、反応が背中を押していたら、それは続けたいなと思っている。

麻倉ももとポジティブ 1stライブ前に伝えたいありがとう | 青Pの1人語り

 

ここで3年も前の昔話をするのはあれなんだけど、昔の俺に言いたいのは、ずっと続けてきて、書いてきて、伝えてきて良かったなってただただそれだけ。そして、今でもたぶん変わらずに幸せでい続けられていることに、本当に麻倉ももさんへの感謝しかないんだよな。

自分語りはまた5周年の始まりのブログで書こうと思うので、ここまで

また大好きの花が咲いていっている感覚はただただ嬉しいなー

 

青P

 

ピンキーフック

ピンキーフック

ふたりシグナル

ふたりシグナル

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引用記事

natalie.mu

akiba-souken.com