青Pのひとり語り

麻倉ももを中心に自分の好きを語っています。

SPRING TREE 家入レオ&麻倉もも 野音ライブ 備忘録

 

どうも青Pです。

 

先日行われた家入レオさんのYAON SPRING TREE

3/17の麻倉ももさんとのコラボライブに参加させていただいたので、その備忘録です。

 

家入さんと麻倉さんが中学高校の同級生で親交があり、家入さん側のオファーでこのコラボライブが行われたという経緯は雑誌の記事などにも書かれているので、是非読んでみてください。2人の関係性が本当に素敵です。

 

家入レオ、学生時代の同級生 声優・麻倉ももとのコラボシングル「希望の名前」2月21日リリース!YouTube生配信も決定! – リスアニ! – アニソン・アニメ音楽のポータルサイト

家入レオ×麻倉もも 日比谷野音で競演予定の二人のスペシャル対談|DI:GA ONLINE|ライブ・コンサートチケット先行 DISK GARAGE(ディスクガレージ)

 

 

 

ライブ概要

ライブタイトル:家入レオ YAON ~SPRING TREE~

会場:日比谷野外音楽堂

出演:家入レオ 麻倉もも

バンドメンバー

Guitar:仲道 良(ircle)

Bass:イガラシ(ヒトリエ)

key(バンドマスター):宗本康兵

Drums:山本まき

Manipulator:前田雄吾

 

セットリスト

 

コラボ3曲と麻倉さん家入さんがそれぞれ6曲とバランスよく組まれていましたし、ゲストである麻倉さんと半分ずつというのは家入さんサイドの温かさを感じますね。

 

 

ライブ感想

1曲目コラボとMC

1曲目は麻倉さん家入さんが2人で登場、家入さんはアコギをもっての登場で家入さんのアコギ演奏からの『君がくれた夏』2015年に制作され、月9主題歌であり家入さんが20歳の時に書き下ろされた曲ですね。

福士蒼汰さん演じる葵が建築家を目指して上京したもののアシスタント止まりで社会の波にのまれながらも奮闘している役で、仕事や友情や恋を通して少年が大人になっていくストーリーだったので、今の自分とリンクするところがあったんですね。私自身、2014年の12月に20歳になって、まわりの友人も就活したりしている中、“いつまでも子供のままじゃいられないんだな”って感じることが増えたので、自分も含めて新しい一歩を踏み出そうとしている人たちの背中を押したいと思って作った曲です。

家入レオ、「君がくれた夏」は「子供時代の自分を抱擁して“もう行かなくっちゃ”っていう曲」 | BARKS

教室というフレーズがあったりと、アコギで弾き語りされている様子からも2人が学生時代からの友人という共通項を色濃く表現したよな1曲になりました。

1曲目だけ衣装が異なっていたのですがそれも相まって学生時代の2人の関係値をのぞき見しているような感覚になりましたね、なんかもし2人にフラスタ作るなら家入さんはアコギを持っていて麻倉さんと向き合って歌ってるのかなぁとかイメージしていたのでちょっと嬉しかったですね。

 

その後MCではもうすでに仲の良さ全開のトークが繰り広げられていて、あまりの麻倉さんのトークの自由っぷりに家入さんはびっくりしていたのは印象的でしたが、このライブを通して感じたのは2人の歌とファンとの距離感のコントラストでしたね。2人違う人がいれば当然そうなるんですけど、すごく対照的で面白かったです。

家入さんはすごく自分のファンや麻倉さんのファンにも目を合わせて「ありがとう」とか、なんか個に対してコミュニケーションをとってる感じがあって。

麻倉さんは対照的に投げかけてふとして返ってきたものに「カッパかー勝手にしてください」とか動きながらちょっと視線は違う方向で集団と会話してるイメージがあるんです。もちろん大事なことを伝える時とか、ふとした瞬間はまっすぐ前を見てちゃんと口にするんですけど。もちろん麻倉さんはその距離感がすごく好きなんでいいんですけど、家入さんとのコミュニケーションの取り方の違いはおもしろかったですね。

あと2人の時は麻倉さんの自由さがより際立っていて、TrySailの時はボケ担当になることあんましなくて(他の2人がやばすぎて収集付かないから)、ミリラジとかはわりと自由人っぷり発揮するんですけど、家入さんの時はミリラジに近いぐらいの自由っぷりで家入さんがツッコミいれまくっていて、漫才みたいですごくいい関係値だなぁって心地よくて楽しかったなーと。

 

麻倉さんパート

衣装チェンジを挟んで麻倉さんパートからスタート。衣装がショートパンツスタイル(たぶん過去一短い)流石にやべぇと連番者と言いつつの初手ピンキーフックでした。今や麻倉さんの代名詞というとこの曲ですね。去年から結構聞いてたんですけど、バンドメンバーも異なるからか音の質や休符のポイントで全く別の曲に感じる感覚でした。あとシンプルにめちゃくちゃ久しぶりのソロのステージだったので、興奮もありましたし、一気に麻倉さんのライブの世界観にがらっと変わりました。

そこからは初披露の『幸せって書いて』初披露がコラボライブの生バンド演奏というのを感じさせないクオリティは流石の麻倉さんという感じでしたね。やっぱ生歌で聞くとめちゃ難しいなこの曲って感じでしたが、振りがとにかく可愛くて、サビのおててフリフリパートでやはらさんがぴょんぴょん跳ねて、僕は可愛すぎて崩れ落ちるという構図がおもしろかったな(笑)

ライブでは結構振り付けも多くて、ゆっくりというより体で楽しむ曲でしたねー個人的に麻倉さんのこういうテンポの曲大好きなのでこれからもたくさん聞きたい1曲でした。

 

しかし野外は音がこもらないから音抜けが気持ちい―。反響音ないのでそのままダイレクトに音が聞こえる感じやっぱりたまらんですね。そこからMCで「野外は苦手」みたいな話をしつつ、「私が好きな曲で組みました」というセットリストは2020年のAgaphanthusライブ以来の『さよなら観覧車』

『あしあと』とか『僕だけに見える星』かなぁと思っていましたが、想定とは違う曲が来てびっくりしました。曲調的に確かに夕暮れの空とも合ってよかったですねー。

そのあとは『Agaphanthus』ずっと聞きたいなぁって話していたので、めちゃ嬉しくて、やはらさんにもよかったねーっていってもらえてよかったなぁ。ちょっとこれは別で書こうかなぁと思います。この曲当たりから夕暮れの空が暗くなり始めていたので、すごく幻想的な空間だったなぁ。何より内に秘めた曲だとずっと思っていたのが、溢れ出して会場に咲いていて、本当に大好きな『Agaphanthus』でした。

 

そこからは麻倉さんのライブでもおなじみの『Good Job!』『Fanfare!!』声出しは自体は2019年のTrySailのOdysseyツアー以来ということもあって、めちゃ楽しかったですねーバンドメンバーの演奏もめちゃかっこよくて、特にギターの動きが好きでしたねノリノリでした。んで何より家入さんのファンと一緒に「M!O!M!O!」は最初は戸惑う人もいる中で会場を巻き込んで、みんなでやっていて本当に特別な空間でした。キーボードやギターの方もMOMOやGood Job!の振りをやってくれていて最高に音楽してたなぁ。

いや東京の日比谷公園に響き渡る「M!O!M!O」は最高だな

何よりどんな場所でも、全力で声を出して音楽を楽しむことで、どんどん空間を巻き込んでいく感じ。僕の中で麻倉さんの曲ってみんなで作っていって、みんなで楽しいや嬉しいを表現するからライブでも大好きなんだよなぁっていう感覚を久しぶりに感じれて嬉しかったです。

やっぱりみんなで作っていく感覚が麻倉さんの曲にはありますね。世界観を届けることももちろんですが、みんなで空間を作っていくのは本当に大好きな景色です。

ただ、花粉症の薬の抗ヒスタミン薬のせいで口がからからになりながら声出したので、マジで息が死ぬかとおもった(笑)

 

 

家入さんパート

麻倉さんパートが終わっての家入さんパート、家入さんのライブは初めての参戦だったのでめちゃ新鮮でしたが何より歌声がすごい。なんだろうな麻倉さんも家入さんも共通する部分にあるのは歌詞の明瞭さと歌声のまっすぐさなのかなぁと思うんところですが、家入さんはより個に届くような歌い方をされる印象でした。

歌の馬力があるというより、魔法のような歌声で鋭さがある感じでした。繊細なんだけど鋭く胸に届く感じ。特にミックスボイスとファルセットが美しくて聞き入ってしまいました。あとなんだろうなもっと聞き入る感じなのかなぁって思ったんですけど、意外と体を動かしながら聞く感じの曲が多くて、バンドメンバーの盛り上げ方もめちゃ上手で体を乗らせて音を楽しむ音楽だなぁって感じましたね

 

家入さんもMCで思い思いに楽しんでねと言われていて、「あ、この人は音を楽しく届けるタイプだ」ってなりましたね。印象として何だろう「私の歌を届ける!!」のかなぁと思っていたのですが、もっと優しくて柔らかくて、こちら側に解釈はゆだねるように拾い上げて歌っていく感じでした。それを感じたのが『空と青』と新曲の『ワルツ』ですね。この2曲は優しい曲だなぁって感じていて、特に『ワルツ』は

すごく傷ついたけど、この恋をして良かったと思えた時、自分のことを前より好きになれました。そして以前よりずっと人にやさしくなれた気がします

【ライブレポート】家入レオ、ドラマ『ミス・ターゲット』主題歌に決定した新曲「ワルツ」を日比谷野音公演でサプライズで初披露 – THE FIRST TIMES

と語られているように、好きな人を想像して聞いてほしいと語られていて、歌いだしはすごく優しいのに徐々に感情が溢れていく、それでも決して悲観していくわけでなく自分の恋した気持ちや、恋自身を肯定している曲でした。なんか負の感情をそのまま吐き出すとかではなくて、恋は人を弱くするけど本当に恋をしているからこそ傷つくことができた。あまり聞かないタイプの曲だったので、自分にもすごく刺さったなぁと。

なんか好きになることは幸せなことや楽しいことを見つけ出すことだと思っていたけど、最近はそうやって苦しいとか辛いは口に出してもよくて、そういう感情があるからこそ本気でその人の事を好きで入れてるし、好きだからこそなんだろうなって思えて来ているのでなんかめちゃくちゃ前向きになれましたね。はやく聴きたいですね。

 

あと『シューティングスター』これがねーめちゃくちゃたのしかった。タオル振り回して、めちゃくちゃ音ではしゃいでいて、席的にキーボードやギターとめちゃ目が合ったりするとこだったので、めちゃ意思疎通してる感じ合って、うぉー楽しんでるぞぉを全力で伝えることができてよかったなぁ。

雑念なんて振り払って 歌って踊って笑うのさ 不格好だって輝かせる このミュージック 君が最低だって泣くなら その涙も魔法で笑い声に変えてあげる

-『シューティングスター』家入レオより

最高ですね、この曲も辛いことや仕方ないこと悲しいことばかりの世の中で君が哀しんでいても、不格好でもこの曲で笑顔に嬉しい感情に変えてあげるよって曲で、やっぱり家入さんはこういう辛い人に手を差し伸べたり、感情を拾い上げて救ったり、それでも最終的に音楽で前向きな気持ちにさせる人なのかなぁってライブを聞いて思いました。

何よりライブパフォーマンスがすごくパワフルで誰よりも楽しんでいるところが本当に好感がもてて、M!O!M!O!をL!O!L!O!にして歌ったり、どんどん自由に楽しいことを生み出していく感じがめちゃ楽しかったなぁって、もちろん2人のライブなんですけど、まず間違いなく麻倉さんを呼んで家入さんがしたいライブをしているなぁって感じが合って。すごいアーティストだなぁって思いました

 

コラボ曲と『希望の名前』

2人のコラボ曲コーナーが始まり、選ばれたのは『サブリナ』と『明日は君と。』というお互いのデビュー曲が選ばれました。2022年の『毎日がクリスマス』のコラボでは『サブリナ』と『花に赤い糸。』をコラボしていたので、『サブリナ』は2回目でしたが、バンド形式という点では初コラボとなりました。

『サブリナ』めちゃ楽しくて、キーボードの人とコミュニケーション撮りまくりながらわーきゃーしてました。マジで楽しそうに煽ってくるんですもん、楽しすぎた。

明日は君と。』はお互いのアカペラ歌唱からのスタート。麻倉さんがサビの振り付けを意図的にしてなかったのですが、ファンの方はお構いなく振りコピしてて、家入さんがびっくりしながらも振りをファンに聞きながらやってたのは、ほんとたまらない瞬間でしたね。これまでの2人で作ってきた空間が爆発してる感じで、お互いの熱が混ざり合って、お互いのファンが1つの空間をしっかり作っていくような。まさにこれが音楽だよなぁって空間ができてましたね。ほんと最高でした。

 

そしてアンコールはこの日のために作られたといっても過言ではない『希望の名前』

それまでギターの仲道さんはテレキャスターと言われるシングルコイルで粒の綺麗なジャキジャキした感じのギターで音色を奏でていたんですけど、この曲だけPRS(僕が大学時代に愛用していたギター)のハムバッカーで1音目のコードをジャーンって鳴らした瞬間めちゃ音がスコーンって抜けて、気持ち良すぎてスイッチ入った感じありましたね。個人的にこの瞬間がライブで一番高まったかもしれん(フェチがすぎる

それぐらいなんだろうな家入さんの演奏隊が素晴らしくて、体で音楽を表現するのはもちろんですけど曲のを一緒に楽しんで、もちろんオーディエンスの反応も良かったのかほんとに楽しくて、思わずバンドメンバーに見入る時間も多かったですね。

さて本題に戻りますが、この曲に関して家入さんのインタビューでは

家入ももちゃんがいるから私も頑張れるし、ファンのみなさんがいるから頑張れるし。ちゃんと過去と今と未来を線にするような曲にしたいと思ってたから。始まりは福岡の中学校だけど、気づいたら、お互いの周りにたくさんのスタッフがいて、さらに支えてくれてるファンのみなさんがいるっていうことを歌いたかった。
そして、いろんな壁にぶち当たるたびに、立ち止まるたびに、「レオちゃんが楽しんでいたらファンも楽しいのよ」っていう言葉をいただくことが多かったんですけど、頭ではわかるんだけど、心で理解ができなくて。でも、今回、この曲をももちゃんと歌いたいと思って、二人で歌ったときに、本当に楽しくて。気づいたらずっと笑顔でいたんです。そうすると、すごくいい雰囲気が漂って。不安の中で歌っていた時期もあった。もちろん、何かと対峙している姿が人の心を打つ瞬間に繋がるのもわかりつつ、今はそこを超えて、本当にドキドキわくわく、みんなを光の方に導いていく気持ちで歌っていきたいって思えたんです。これがデビュー当初の二人であっても、なかなかこうはならなかったと思うし、お互いがお互いの眠れぬ夜とか、傷ついたことがあったからこそ、今、伝えられるものがあるんじゃないかなって思います。

家入レオ×麻倉もも 日比谷野音で競演予定の二人のスペシャル対談|DI:GA ONLINE|

 

ホント素敵ですよね、このインタビュー

家入さんにとっての希望の名前は「麻倉もも」そのものである。というのが曲の原点ですが、この曲はお互いに歌っている部分と自問自答してる部分、まさに福岡から上京してきた2人の音楽活動そのものの感情と2人の関係性を歌った歌で、1人称でもあり2人称でも不思議な歌だなぁと最初は感じていました。

会話しているようで2人の視線は別のところを見ているような感覚です。絵に起こせない画力を恨みますが、家入さんにとっての麻倉さんは『星』であり、麻倉さんにとっての家入さん『始まりの1輪の芽吹いた花』それをお互いがお互いの姿を見ながら、その奥に2人のイメージである『星』と『花』が彩られているような感じだなぁ、、、(妄想はここまでにして。

 

普段の麻倉さんでは聞かない感情をそのまま歌う歌でもあり、しっかり物語があるのは家入さんの楽曲制作の素晴らしさですけど、普段聞けない麻倉さんの表情とか歌い方が見れたなぁ、もう1度みたいけど叶わない。でも何だろうこのライブを経て、しっかり感情を歌ってるけど、すごく2人は楽しそうだったんです。もうこれは会場全体がそうだったように、エモさとか涙ではなく楽しいと嬉しいがつまった1曲だったなぁと。

 

「たった1人のみんなのため」

 

その歌詞がすべてで、家入さんが話していたこれまで支えてきた2人のスタッフさんたち、ファンの人たち、麻倉もも家入レオを作った人みんなを照らす1曲だったなぁと。きっとそれは2人にたくさんの苦労はあったけど、2人にとってステージは音楽は本当に楽しくて、輝かせてくれる場所であり輝ける場所なんだなって。でもきっと1人じゃ生まれなかった景色で、麻倉さんと家入さんという2人のアーティストの軌跡が交わったからこそできた1曲だと思うと、本当に奇跡だなぁって。

この景色を見れて本当に僕は、この会場にいるファンみんなが幸せ者だったんだなぁと感じています。そして音楽が好きでよかったなぁって感じた瞬間でしたね。

 

 

ライブを通して感じたことと余談

ここからはライブ全体を通した感想と余談です。長くなりましたねーここからは自分の話です。2人の音楽を浴びて感じたのは、すごく対照的な2人でだからこそ綺麗だったんだなぁと感じたことです。

麻倉さんにとって音楽は【元々志してやりはじめた歌手活動ではないもの】

家入さんにとって音楽は【昔から歌う人を目指して夢がかなった歌手活動】

これがすごく2人の音楽性の違いを生んでるのかなぁと。でも結局2人の音楽の根源みたいなものは同じように収束していって、きれいな音楽を奏でていたのが本当に不思議で

 

それでも麻倉さんはネガティブな要素を出すことはなくて、あくまで自分の歌じゃなくて『自分の好きな物語や好きな歌』を届けてくれるタイプで、絶対にそのスタンスを一貫して曲げてないと思っています。すごくその芯はしっかりしていて、そんなところが僕はすごく好きです。

麻倉もも『Sweet Essence』を受け取って - 青Pのひとり語り

 

麻倉さんはずっとこのスタンスだと思っていて、音楽活動のネガティブな要素はださない。家入さんも麻倉さんの音楽は「みんなの光であり続ける」と形容したほど、麻倉さんの音楽は恋と幸せが溢れている。そして、自分を見せることはなくて、その人の感情を引き出すこともなくて、ただただ音楽の物語をみんなで解釈して楽しむような音楽。

それはきっと麻倉にとって歌うことが辛いものだったからこそ、そうしたかったのもあるのかもしれないし、好きを見つけるためにとった方法なのかもしれない。

それでも今は楽しいって思えるものに変わってきている。麻倉さんはネガティブな感情は自分で解決していきながら、好きの表現をずっと探し続けていったからこそたどり着いた今の音楽があると思っています。だから僕はすごく麻倉さんの音楽が好きです。自分も好きを見つけていくのが大好きだから。

 

 

対照的家入さんにとって音楽は自己表現であり、好きなモノでもあり、人生そのものような感覚がありました。だから聞いたときの印象はすごく鋭利というか、めちゃ感情を吐き出す感じ、毎日がクリスマスで聞いたときはそんな印象があったんです。でも今回のライブは違っていて

私はどうしても音楽と向き合えない時期があったんですけど、あの時辞めなかったのはももちゃんをはじめ多くの信じてくれた人がいたから。だからこそ、「いま光が歌える自分になった」ということを歌いたかった。

ステージで歌っているときに、ファンの人の目には私が映っているんだけど、たぶんこの人は今、自分自身と向き合っているんだろうなと感じられる瞬間がすごく好きです。私の音楽を通して、目の前にいる人が自分の気持ちと向き合ってそこにある光に気づけるようにステージに立っているんだなって。

これがあって、辛い気持ちや誰しもが感じている負の感情に寄り添って、救い上げていくようなそんな優しい歌だなぁって。そして、そう家入さんは自分じゃなくてファンの感情に問いかけるためにわざとそう曲を作っているのかなぁって。めちゃ自分の歌って感じになるんですよね。家入さんに導かれて自分の感情が出てくる感覚。

これは僕にとってはUNISON SQUARE GARDENの音楽がまさにそれなんですけど、やっぱシンガーソングライターらしい歌で、めちゃくちゃいいなって。私の歌はみんなの歌だよって、みんなの中にある光に気づけるように歌い上げている姿は本当に素敵でした。

 

だからこそ辛いことを見せたくはないからこそ幸せな物語を歌う麻倉さんと自己の辛い経験も踏まえてファンに光を気づかせる家入さん。僕には幸せと辛いの対照的な2人の音楽性を感じることができたなぁっと思いました。これは僕の解釈でしかないんですけどね。

でも何だろう、福岡から上京して違う道を歩いてきた2人だけど収束するところは一緒で、2人とも辛い経験をしていく中で、スタッフのみんなやファンと出会って自分の音楽を好きになっていったという過程は一緒なんですよね。

音楽的にアプローチは異なっても2人も自分の音楽とステージとファンの事をすごく大切にして音楽を歌っていることは変わらない。それを歌った『希望の名前』があったからこそ、2人の音楽が綺麗に重なったのかなぁと。そしてたぶん1人だと見せれない暗さとか、背中を預けることで2人の不安を相殺したんじゃないかなって。1人じゃ歌えない歌やライブを2人で1人として歌ったようなそんなライブでした。ほんと今書いているライブフィクションじゃないんですよ、怖い(笑)

でも本当に麻倉さんのファンとしては、麻倉さんが音楽を好きになってきた活動の軌跡を、ずっと吐露してこなかった想いとかも家入さんは音楽で表出してくれていてありがたい存在だなって。家入さんの音楽があった僕は逆に麻倉さんの音楽の新たな一面に気づけたんです。本当に家入さんには感謝しかないとともに家入さんのファンにとっても麻倉さんとの関係値で新たな1面に出会えていたらいいなって、きっとそんな素敵なライブになったんじゃないかなって思っています。

 

 

 

ここからガチで余談です。

僕も2人と同世代なので、このライブで抱いた2人の気持ちみたいなものがえらく刺さったんですよ。僕自身も仕事とかプライベートで色んな事があったし、ファン活動とかはもうバランスとるのが難しいなって思えるぐらいにプライベートが目まぐるしく変化していっていて、そのタイミングで何か変わるのかなって、自分で前に進めるようなものに気づけそうな1日になるライブだなって思って参加しました。

参加してみて、これまで見えていた曲から見える麻倉さんを楽しんでいるものとは違っていて、素でライブを楽しんで音楽を楽しんでいる麻倉さんが見れた気がしていて、それは家入さんが引き出してくれたものと麻倉さん自身が自分の音楽を好きになれたからこそだなぁって。すごくねー嬉しくて、僕もワクワクしまくっちゃって、これからどんな音楽を麻倉さんは歌うのかなって、好きなものを探していくのかなぁってライブでどんな風に好きな物語を表現するのかなって。

だから自分のペースは変わらないけど、もっと自分の好きな麻倉さんの歌を表現していきたいなって『Sweet Essence』で受け取って感じた芽吹きが、満開になったようなライブになった気がしています。

 

そしてプライベートでも仕事でも自分の好きを見つけて、もっともっと楽しんでいこうかなって思えました。家入さんの音楽が拾い上げてくれたことも大きくて、優しく自分の感情を肯定してくれた『ワルツ』とか『シューティングスター』がものすっごい刺さって、自分にとって辛いこととかあっても音楽があればきっと前を向いていけるし、楽しいのエネルギーに変えられるなって。改めて自分の人生において音楽という存在がめちゃくちゃパワーになっていることに気づけたライブでした。

たぶん辛いことを吐き出したりとか、負の感情をぶつけるとかいう表現もありだし音楽っていろんな形があるとは思うんですけど、辛いことがあってもプラスの要素があるからこそ自分が向き合ってることや歩んでいることを楽しいなって思えるようになるのを探していくのって、実は一番わかりやすくて一番難しいんだろうなって今回のライブで思ったんです。

でも、だからこそ楽しいを見つけた時の喜びは代えがたいものだと思っていて、相手がいて自分がいてこその音楽だからこそそういう辛いからこその幸せがあるのかなって思えることができました。麻倉さん目線はもちろん考えるだけど、より自分が楽しいと思える形をもっと表現していけたらもっと楽しくなるのかなって、ちょうど考えていたので答えが見つかったよかった。

 

これからも音楽は僕にとっては楽しいと幸せが溢れているもの出ることに変わりはないだろうし、長く向き合ってきた麻倉さんの音楽がその形であることはおそらく僕にとって本当に最適解なんだろうなって感じましたね。

 

 

ほんと2人のおかげで、うぉーもっと楽しいことたくさん見つけるぞーってなりました。マジで感謝です。本当に最高のライブをありがとうございました。

長くなりましたが、本当に素敵なライブをありがとうございました。

 

青P

 

 

 

麻倉もも『Sweet Essence』を受け取って

 

どうも青Pです。

 

2/14に麻倉ももさんの12枚目のシングル『Sweet Essence』が発売になりました。今回はバレンタインソングということで、めちゃくちゃ可愛い1枚になったんですけど。個人的にこの曲を受け取って感じたことを備忘録的にまとめたかったので書いてみます。

 

よかったら付き合ってくださいね

 

 

楽曲概要 引用記事

麻倉もも12thシングル『Sweet Essence』

1.『Sweet Essence』

作詞:月丘りあ子

作曲・編曲:光増ハジメ

2.『幸せって書いて』

作詞・作曲:渡辺翔

編曲:宮野弦士


www.youtube.com

 

 

今回は2019年のバレンタインデー前日に発売された6thシングル『365×LOVE』以来のバレンタインシングルとなり、作詞はその時と同じ月丘さん。作曲は『彩色硝子』の光増ハジメさん。カップリングは安心と信頼の渡辺翔さんですね。

曲の概要とか込めた想いとかはインタビュー貼っとくのでそれを読むと全部わかります(僕より優秀な編集者がわかりやすく書いているので

www.lisani.jp

www.animatetimes.com

www.animatetimes.com

 

 

 

それぞれの曲の感想を書いていきます

 

Sweet Essence

麻倉:「365×LOVE」は、「バレンタインに告白するぞ!」と決めて1年かけて努力してきた女の子が主人公で、「ついにこの日が来た!」という歌詞。頑張る女の子の一生懸命さや可愛さを表現したいと思っていました。でも今回は、“もうお付き合いしている2人が迎えるバレンタインの歌”。すでに幸せいっぱいで満たされているけれど、バレンタインも楽しみでワクワクしている女の子の気持ちを表現しようと思ったんです。そこが違うところかなと思います。ー

麻倉もも 12thシングルは“お付き合いしている2人が迎えるバレンタインの歌”【インタビュー前編】 | アニメイトタイムズ

 

前回の『365×LOVE』は前日発売ということもあって、特別な日に向けて女の子が努力をするまでの過程と本番の緊張した気持ちを描いた、シンプルに片想いをしている女の子の曲でしたが、今回のシングルはもう付き合ってる2人の特別な日ということで、設定の異なる楽曲スタイルがとられました。

なので初めてではないプレゼントになる形で「青いマフラーは前にあげたし」など長く付き合ってるからこそ、「何を贈ったらいいかな?」と悩んだり、特別な日にどんなサプライズをしようか企んでいるなど、より距離感が近い状態で、相手への信頼もあるけど相手への想いは最初から変わることなく「ずっと大好きな君との特別な1日を楽しみたい」という女の子の姿が浮かびます。

 

曲もテンポが速くて、より感情のいったりきたりが激しい曲で楽しいですよね。まぁとりあえずスーパーマリ、、、みたいな音が多くて。

音と歌詞の当てはめも「何が出るかな」とか「大好きよ」と1音ずつはめたり、歌詞のメロディラインの音をいれつつ、ひっちゃかめっちゃかしてる感じとかインストを聞いて、よくこんな曲あんなに心地よく聞こえるなぁと麻倉さんの歌声と制作チームのバランス感覚がすげぇってなりました。インスト聞くとめちゃわかります。

 

麻倉 この曲は言葉がギュッと詰まっているのに(テンポが)早いので、感情を入れようと思ってもすぐ過ぎていっちゃうんですよ。でも、この楽曲の幸せ感を伝えるには歌詞の言葉が重要なので、テンポが早いなかでも1つ1つ丁寧に言葉を汲み取ろうと努力していましたね。あとは幸せな雰囲気を届けたかったので楽曲のハッピー感は常に意識していて、なるべく忙しない中でもゆったり伸びやかな感じが伝わればいいなと思って歌っていました。この曲の主人公は、恋の優先度が高い、学生時代の楽しい時期の女の子のイメージで、相手のことをたくさん考えて喜ばせようとしている、尽くすタイプの良い子という想像もしました。「付き合いたてなのかな?」とか、「相手が冷たい人だったら嫌だな」とか(笑)。

 

麻倉さんは基本恋愛曲など登場人物のある物語曲を歌うので、自分のことを歌ったりはしないのですが『Piacere』を経てその芯は変わらずとも、音楽的には自分のやりたいことや楽しいことを伝えるのが増えたなぁと思います、それはインタビューでも語られてますね。

具体的に感じたことを言うと、昔の麻倉さんとはアップテンポ曲の曲調と歌い方のアプローチの変化。

恋愛曲歌ってるし、可愛い曲歌い続けてるし、幸せの曲なのに僕から見るとアプローチを変えたとか曲調を変えてみて演じて分けてみたレベルにとどまってなくて、全く別人が演じてるんじゃないの?ぐらいの変化をこの曲で感じました。

 

 

麻倉さんの歌い方って発声が綺麗で、物語の光景がより鮮明に浮かび上がるのが個人的な魅力だろ思っていて。

 

明日は君と。』とか『365×LOVE』みたいな初期のころの楽曲は片想いの曲というのも影響しているのか、切なさとか哀愁感みたいな余韻をロングトーンを使いながら表現している曲が多く、恋愛曲と言えばそういうアプローチだなぁって感じていたんです。

なので、『カラフル』とか幸せな曲たちとか楽しむ曲たちとは別視点で恋愛の女の子の感情の儚さとか、切なさ、真っすぐさを麻倉さんの歌唱を通じて表現して、その感情を音楽がより引き立てていくような感じがあった気がしています。なので音楽的にはいろんな楽曲をやっていても、歌い方のアプローチの仕方とか制作の仕方を統一しているイメージがあったんです。

 

音楽プロデューサーが変わったことが1番でかいのですが、最近はより1音1音にはめていく歌い方をするのが増えてきて、音楽としてはひっちゃかめっちゃかしてる高度な音楽を麻倉さんの培ってきたキャラクター性とか発声の綺麗さ、恋愛曲というオーディエンスに伝わりやすいアプローチで落とし込んでいる感じ。今はそれが1番制作側もやりたいことだと思っています。それは『ピンキーフック』の成功も影響してるのかなと。

 

 

最近のシングルは片想いとかロングトーンとか切ない系のアプローチの楽曲が少ないというのもあるんですけど、歌い方と提供する楽曲の印象がガラッと変わったなって。基本的に自分のことを歌わない人なので、歌詞で自分の成長だとか、今の心情変化を語ることはしないから、曲からその人を読み取るのが難しい人(ほんとアーティストなのにキャラクターのような2次元の存在みたいな人)だと思っていて。

だからこそ今回バレンタインシングル×アップテンポという全く同じアプローチの楽曲を受け取ったから、これまでとまるで違うことに気づけたのが嬉しくて、一口に成長と言ってしまえば簡単ですが、具体的にこういうアプローチの引き出しが増えたからだけじゃなくて、今の麻倉ももとしてのアップテンポでやりたいのはこういう曲!!みたいものがわかりやすく出た1曲だなぁと感じました。より武器を増やしていっている感じですね。

 

なんかバラードとかかっこいい曲を歌い上げたり、表現の幅が増えたねとかじゃなくて、アップテンポでアプローチの仕方がわかりやすい曲だからもう根本の歌い方違うよね?って感覚です。

それでいて、麻倉さんの芯の魅力みたいなものは邪魔せずにむしろ引き立てている。今回はめちゃくちゃ女の子が幸せそうな情景が浮かぶんですよ、たぶんこれまでの女の子の中でも1番幸せな子という感じが伝わってくる。それがこれ以上ない成長なのかなぁっと。麻倉さんの好きな恋愛曲で、麻倉さんの長所に合わせて音楽で物語の中の感情を後押ししたり、情感のある世界観に引き込んでいくというより、より高度な曲も歌詞と歌唱で麻倉ももの幸せな世界観に落とし込めてしまう感覚。ほんとすごいなぁって思います。

昔から『恋』と『幸せ』をアーティストテーマにしてきて麻倉さんの中でここまで恋の曲に幸せを落とし込んだ歌唱楽曲は僕の中ではなくて、ほんとに個人的にも大好きな1曲になりそうですね。

『シュワワ』含めてこういうアプローチの曲が続いているので、今はこの音楽性みたいなものが麻倉さんのアーティストのメインとなっていくのかな?と僕自身感じています。

 

 

幸せって書いて

こちらは麻倉さん主演の『お願いメシ神様』の主題歌となっています

musicrayn.com

 

作詞作曲:渡辺翔 編曲:宮野弦士ともはや定番となった渡辺翔さんとのタッグでの1枚です。こちらは表題の音楽的な今やりたいことよりもより等身大の麻倉ももという感じがあり、初見の印象からすごく好きな1曲でした。

こちらはメロ的なアプローチよりも歌詞要素が好きで、特に「幸せって書いて君はどう読みたい」の終わり方は天才だなと思ったのと、最近は恋愛曲で相手ありきの曲が多かったので「あしあと」などと並んで、1人称の自問自答の楽曲だなぁと思ってはいて、「君」=「自分」に問いかける2人の「自分の会話」みたいな1曲に仕上がっていますよね。そこでラストの「君はどう読みたい」と問いかけてくれるところがどこか聞いているファンにも「幸せ」を問いかけて終わる余白みたいな感じでめちゃくちゃ好きですね。

 

麻倉 私は「普通が1番」といつも思っているので、「幸せって書いてどう読まそうか 凝ってないのが理想」という部分は私の人生のスタンスにちょっと近いのかなと思います。日常のなかで幸せを見出すのは得意ですし。だから毎日楽しいです(笑)。あとは「あれこれため込まない 機嫌をのんびり取ろう」も私っぽいかな?「そういうこともあるよね」の精神でいつも生きているので(笑)。今までの曲は“私がかわいいと思う女の子”をベースに作ってきたので自分とはかけ離れている子も多かったんですけど、この曲は私と近しい部分も多かったので自分と同い年ぐらいの女性の気持ちで歌っています。

麻倉もも「Sweet Essence」リリースインタビュー – リスアニ! –

 

日常の中に幸せを見出すのが得意というのはずっと語られていましたが、この曲は表題が「恋愛の幸せ」としたら「日常の幸せの描き方」みたいな曲だなぁと思います。ここで見つけるというより描くというのがよくて、無理に見つける必要はなくて、その人に合わせた幸せをその場で描くのが楽だよねってことです。

 

先の見えない曇った道だけど さあ目を凝らして見えてくるから明日の道が

今は薄暗い空もいつか晴れる時が来るどんな辛い時だって笑える日が来る

麻倉もも 『No Distance』より引用

 

うつむいちゃ気付かない青空ってこんなに綺麗でそでだけで幸せだよね

どんな時でも幸せに気付ける私でいたい

麻倉もも『ハピネスピース』より引用

 

麻倉さんのこういう系等の楽曲で昔の楽曲だとこの2曲などが僕は思い浮かぶんですが、どちらかというと雲から道を見つけたり、うつむいてたら気づかないから上を見ようといってみたり。まずネガティブな要素を入れてから幸せに気付こうねと投げかけていて、まず人の感情のネガティブな部分に投げかけることで幸せ要素や、救っていく要素を空という比喩表現を使って広げていく感じが歌詞でも描かれている感じがあるんですよね。

今迷ってる中から答えを探すみたいな感覚で。青空とか広い客観的で前向きな言語が使われているので届きやすいですし、より人に刺さる感じはあるんですけど、これは歌詞否定とかではなくて僕自身はあまり刺さらないというか、麻倉さんとも解離している感覚があったんですよね。この2曲好きな人はすみませんこれは個人的な見解なので許してくれ。

 

でも『幸せって書いて』はそういうのではなくて

味気ないものから逃げてほんとよかったみたい

フリガナ振って楽しんだら普通が特別にだから信じたもの勝ち

常識全部変えるぐらい自由に

なんにも考えずにおなかいっぱいになる日もいいね

麻倉もも『幸せって書いて』

いやもういい意味で諦めてるんですよね見つけることをwwwww

お願いメシ神様の主人公佐倉メメちゃんも原稿というものをあきらめてご飯を食べに行ってますし、でもなんだろうなこの無理しないんだけどしっかり前向きな感じがめちゃくちゃ好きなんですよねー僕は。フリガナ振って楽しむとかみたいに、なんか空みたいなみんなにとっての幸せという言葉は使わずに、自分の感情を体験を言葉を幸せって書いてみようって曲な気がするんですよね。それがめちゃくちゃ好きで、でそこから

 

未完成でも強い気分になって素敵な夢貰おう 君は(思うままありのまま)真っすぐ振り切って飽きの来ない今日重ねよう

君は(慌ただしい今と未来)立派に輝いて 想い八分目想い十分目

遠慮を忘れてとどめない止まれない嬉しくて

 

ちゃんと日々積み上げて描いていった『幸せって書いたもの』をもって前に前に歩いて行ってるんですよねこの主人公は、それがもうめちゃくちゃいいなって。別にみんなが客観的に思うような幸せじゃなくても、その人が幸せって書いてしまえば幸せになれるんだよっていう自分主体のマインドを歌った歌なのかなと思います。

だからこそ楽曲にはネガティブな要素を明確には書いてないんですけど、ちゃんとその人にあるネガティブは拾い上げてる感覚。それは麻倉さんのマインドにも近しい幸せの描き方なのかなぁと思います。ある意味自分勝手ともとれるような幸せがあるのかなぁ。

 

麻倉さんと渡辺さんのタッグの練度も上がっていく中で、より等身大の麻倉さんに近いものを制作者側も作ってくれたような感覚もあって、この曲の主人公もすごく幸せそうに歌っているのは、歌詞のマインドの近さが麻倉さんにも乗っているのかなと思っています。

麻倉さんの『日常の幸せ』楽曲の中でもより麻倉さんの幸せの感性に最も近い1曲になったのかなぁと。どんな表情で歌うのか本当に楽しみですね。

 

 

 

幸せを描いていきたい

ここから余談です

この1枚めちゃくちゃ完成度の高い1枚だなぁって感じたんですが、すごく幸せと嬉しさに溢れた1曲なのかなって思います。それと同時にいや辛いこともあるけど、幸せを歌いたいって思う麻倉さんの思いもあるのかなぁと感じたり。

 

『辛いに1本棒を足せば幸せ』

 

これはゴルゴ松本さんが命の授業で伝えた言葉です

 

mainichi.jp

これめちゃくちゃ好きで、辛いに1本足せば幸せ 逆に幸せから1本とれば辛いになる。それぐらい辛いと幸せは近い関係にあるということを問うています。

元々麻倉さん自身はアーティスト活動にかける自分の想いやパッションみたいなものとか生き様みたいなものは直接伝えるタイプの人じゃないのと、基本的には自身の辛いなどのネガティブな感情を表に出すことはほとんどない人だなぁと思っています。

私の場合、自分からやりたいと言ってアーティスト活動を始めたわけではなかったので、最初の頃は苦しかったり悩んだりした時期もあったし、もう辞めたいと思ったこともいっぱいあったんです。もちろん同じくらい幸せなこともあったんですけど、今回改めて「(アーティスト活動を)やっていてよかった」と再確認しましたし、レオちゃんは初心を思い出させてくれる存在なので、「改めて1から頑張ろう!」とやる気にさせてくれる歌になったと思います。ー

家入レオと麻倉ももの女子トーク!デジタルシングル「希望の名前」に詰まった同級生同士の友情に迫る! – リスアニ! –

 

高校の同級生であり、3/17に対バンする家入レオさんとのインタビューの1文なんですけど、そうだよなこれだけのことをしていて辛いこともあるよなぁって。あくまで歌を歌うことに目標とか、信念をもってアーティスト活動を始めたりしているわけじゃないというのは大きいなのかなって。

 

それでも麻倉さんはネガティブな要素を出すことはなくて、あくまで自分の歌じゃなくて『自分の好きな物語や好きな歌』を届けてくれるタイプで、絶対にそのスタンスを一貫して曲げてないと思っています。すごくその芯はしっかりしていて、そんなところが僕はすごく好きです。

 

私が楽しませようとするだけじゃなく、私が楽しんでいる姿を見て、ファンの方が喜んでくれたり楽しんでくれるんだっていうのは私も本当に最近気づいたことなんです。今まではお客さんファーストで、「何をしてほしいんだろう」「何が喜ばれるんだろう」ってずっと考えていて。もちろんそれも大切なんですけど、「もっと自分勝手でいいんだ」ってやっと思えるようになってからワンステージ上がったなって。だから今この曲を出す意味って、私たちがただただ楽しくて幸せだっていうことです。

家入レオ×麻倉もも、互いの声を信じ合うから歌えた希望 - Real Sound|リアルサウンド

 

最初は僕らのためと思って歌っていた幸せと恋の歌の歌唱。いつしかずっと曲げずに正直にまっすぐに歌ってきた幸せが、彼女の辛いアーティスト活動を幸せに変えてきたのかなって。幸せの裏にある辛いと向き合いながら幸せな曲から受け取ったものたちが彼女の音楽を彩っている。そして、今は自分の好きなこと、楽しいことを見つけて幸せを歌っている。

本当の意味での『麻倉ももの幸せの曲』僕にとってはそんな風に思える1枚でした。それが本当に自分自身に刺さったような感覚があったんです。

 

 

 

 

辛いことがあるからこそ、幸せを有難く思える、それは自分のペースで頑張ることや考えること、挑むことをやめなかったからだと僕自身は思います。それは自分の人生にも置き換えることはできるなぁって。

ここ最近僕自身も仕事のことや、プライベートの事で自分ひとりの自由だったり、やりたいことばかりを選択してきたつもりだったんですけど当たり前だけど辛いこともたくさんあるなぁって感じていたんです。それはもちろん自問自答もあるけど、相手がいるからこそより芽生えるものなのかなって最近おもいます。

 

仕事やプライベートでも自分の好きなこととかやりたいこと、誰かのためにという理由があるからこそ頑張れるし、だからこそその先に感じた幸せってすごく大事なんだなぁって感じる瞬間にいくつも出会えている気がしています。

それは自分で描いた幸せであって、誰かが決めたわけでも、客観的なものでもない幸せ。だからこそ辛いが隣り合わせにある。きっと誰かが決めたり、「それは幸せだね」って言われたものじゃなくて、誰かから見たら辛いことなのかもしれないけど、僕にとっては幸せって描けるものなのかなと。

幸せって誰かが決めるものでも言葉として定義されてるものでもなくて、自分で書いたものを幸せって言える人でありたい。そう思える本当に自分にとって大事な1枚になりました。

 

 

僕自身も少しはこの8年間で成長できたのかなぁとか思ったり、それはこうやって書いていて実感もできているのでそれが嬉しいなって。最近はオタク活動としてはそんなに積極的にできてないですが、やっぱり麻倉さんの曲はすごく僕の人生の中で大事なピースです。僕も好きなことを好きだっていい続けたいし、彩る以上は幸せというかたちで何かを表現したり、生きていきたいなぁって。

そうやって感じられること、何より麻倉さんの曲から幸せをたくさん描いていくことが自分にとって嬉しいなって。受け取ることで芽吹く感情は人それぞれだけど、やっぱり僕は受動的というよりは、こうやって能動的に湧いてきた感情をつらつらと吐き出すことが楽しくて仕方ないのかなって思います。

そして何よりも、麻倉さんの曲をライブで受け取るときが一番好きで今回の2曲はこれまで以上に楽しみで仕方ないんですよね。

だって恋も幸せも麻倉さんがこんなにも楽しそうに曲を作ってきて、嬉しそうに楽しそうに歌っている曲たちに感じられたから、それをどんな表情で歌うのか、僕らはどう返すのか、ここまで物語を歌ったり、自分を歌っていない麻倉さんですけどライブの空間は僕にとって幸せと嬉しいであふれた大好きな場所なので。

やっぱライブの中は辛いはなくて、みんなで幸せな空間を描きたいあなぁって思います。それが麻倉さんのライブだと思うしみんなの思うような形でたくさんの幸せに溢れてほしいなと。

 

 

変わらず想い続けていることは、麻倉さんがライブで歌っていて幸せであってほしい、嬉しくあってほしいということだけなんですけど、この1曲はそんな想いをより大切にしたいと思える。嬉しいなって思える1枚でした。なんかまとまんなくなったのでここで締めます。書かなすぎなーとにかく2024年はいろんな幸せを書いていく一年にするぞー

 

青P

 

 

 

 

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20240206 近況とリスアニ!!めちゃくちゃ楽しかった

 

どうも青Pです。

久しぶりに日記でも書こうと思ってかいております。あけましておめでとうございます

年明けからやたらと体調を崩しがちで、昨日も体調を崩しまして、30歳という壁を越えたことを痛感しています。

 

引っ越しして環境も変わって、乾燥やらなんたらもあるみたいですがもうしっかりと寝ないといけませんね。年だからね、体をいたわらないとということで禁酒4日目です。週末には3日連続飲み会だからね。

 

先週久しぶりに実家に帰り父親とゆっくり話していました。仕事をやめてからいろいろと満喫しているみたいでなんかほっとした感覚と、まぁ色々と進めていかないといけないなぁという想いと様々でしたが、自分も30歳になったからというわけではなく、シンプルにいろいろ変わる時期なんだなぁと実感したりしてます。やだやだ自由でいたい!!と言いたいがそうもいかないらしい。

ただ「好きに残りの人生を楽しんでる」という父親の発言はすごく自分と似ているなぁと感じていて。仕事という柵をとっぱらわれて自由にいまやりたいことができてるというのはすごく尊敬というか、余生を楽しんでほしいなぁと思いましたし、自分もそうなりたいなぁと感じた瞬間でしたね。

あと最近はスペースを久しぶりにやりました。夏川椎菜さんのケーブルモンスターについて2回程度、アウトプットやっぱ楽しいですね。色んな人と話ができてめちゃくちゃ身になる話ばっかでした。みんな各々のオタ活と人生を楽しもうぜ

 

 

 

さてさてしんみりしたところで本題です。

 

 

〇リスアニ2日目感想

先日リスアニ!LIVE2024の2日目に参加してきました。

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リスアニ自体はTrySailが出ているときは毎回参加させてもらっている思い出深いフェスで、今回は2021年の幕張公演以来の参加となりました。Swarmでチェックインしたら初めてのチェックインででびびりました。

記憶が正しければ。2019年の水瀬いのりさんの3rdライブ以来の日本武道館だったと思います。なんか中綺麗になってたね。

 

なんと2024年最初で最後?の豪運を発揮して、武道館アリーナ最前列で参加することができました。あんまり席の事書かないんですけどめちゃくちゃ嬉しかったから書いちゃいます。下手のMCするときに真ん前になる席でしたね。

一緒に連番しているオタクの友達が岬なこさんのファンだったので、ソロのフェスとLiellaでの同時出演という晴れ舞台に素敵な席をご用意できてほんとよかったなぁと思いました。

 

出演者は

アイドルマスターシャイニーカラーズ

ストレイライトと放課後クライマックスガールズ

CHICO

Unite Up!

岬なこ

中島怜

MyGO!!!!!

halca

Liella!

TrySail

という感じでしたね

アイドルマスター・バンドリ・ラブライブから比較的若めのユニットを1組ずつ

リスアニ!!がソニー系列ということもあってミュージックレインから3組

Lantis・フライングドッグ・Sony系列から新人1組ずつ

というちょっと偏りつつもすごく今フェスで盛り上がりそうなメンツ集めましたよって感じでしたね。特に前者の今の主要コンテンツから1組ずつ集まるのはめちゃくちゃ注目度が高かったのか、チケットは完売でしたね。普通にすごいと思う。

セトリはこんな感じです

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リスアニ自体は基本的に5曲程度歌って、MCを挟むという形をとるので各個人を好きな人もフェスを楽しみたい人もどっちも満足できるような仕様になっているのが好感をもてますね。個人的にメンツもそうですが、アニソンフェスの中で一番好きなフェスです。

順番に感想を話すと

 

アイドルマスターシャイニーカラーズ

すごく対極的なユニットという印象をうけましたが、両方ともダンスがすごいね。最近の声優ユニットは歌というよりダンスがすごくなっている印象で、特にストレイライトはキレキレでかっこよかったです。作品の世界観とかはわからないんですけど、めちゃくちゃ盛り上がってる感じからすると、それなりに人気曲が選ばれたんでしょうかどうだろうか。

3曲ずつじゃなくて、2曲ずつやって最後1曲ずつやるって流れはいい意味で塩梅がきいててよかったですし。放課後クライマックスガールズのこの曲はめちゃくちゃよかったし、曲知らない人でも楽しめる曲はやっぱフェスでは鉄板だなぁと思いました。

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〇CHICO

個人的な思い入れを除くと一番良かったなぁと感じたのがCHICOちゃんでした。with HoneyWorksがなくなってからは初めてステージを見たのですが、HoneyWorksというコンテンツがとれて、ハニワの物語を表現する歌い手から一人のアーティストとしてしっかりステージに立って、MC含めて自分の伝えたい想いを届けている感じが合って、武道館という会場にも一番あったライブをしていたなぁと思いました。今日の出演者の中で唯一武道館でワンマンをやってるのも大きかったのかなぁと思いますが、魂届けるぜって感じで、めちゃくちゃガツンと届いた感じがありましたね。

特にワンマンでもないフェス系でお客さんにマイク向けるってめちゃくちゃ勇気いることだと思うんですけど、それをやってみんなが答えたあの瞬間は最高に音楽してましたね。ほんとあの場面に立ち会えてよかったマジで最高のライブでした。

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〇Unite Up!

正直あんまり知らなかったんですが、2.5次元よりなんでしょうかダンスが綺麗にそろっていて舞台系だなぁって感じでした。センターの人が感極まっていて「あぁいいなぁ」って思いましたね。フェスじゃないとなかなかこれだけの客の前で歌うことはできない人もいると思うので、そんな感情を素直に表現してくれるのはグッときましたね。

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〇岬なこ

ワンマンライブは映像で見させてもらっていて、ステージでは初めて見ました。

最初のソラトレイトの時はすごく緊張が伝わってきて、デビュー曲というのも相まってなんだろうなデビューしたてのアーティストにしか出せないあのリフレッシュさとピュアさがあっていいなぁとなったおじさんでした。

『ソラトレイト』はすごく好きな曲で

「いじらしくいじらしく伝えたら言葉は心の深い所で余韻へと変り広がっていく」

という歌詞はすごく岬さんのアーティスト性というか、届け方に近いものを感じました。どちらかというと自分の想いを届けたいというよりは、相手ありきでファンがいることで成立するタイプのアーティストなのかなぁと歌を聴いて感じましたね。

『morning morning』は今日一番聞きたかった曲だったので、めちゃくちゃ嬉しかった。生バンドの出力もあって、めちゃくちゃ会場も盛り上がってましたね。いやぁ最高やったたまらん。感想なんていらないです、楽しかった。

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〇中島怜

フライングドッグのオーディションで受かった人なんですね。曲の歌い方はeufoniusriyaさんを思わせる透明感でしたね。MCはとんでもなかったですが(笑)

最後の曲はあまりに変態チックな曲であの不安定な曲を自分の世界観で歌い上げているのは、オーディションで選ばれるだけのアーティストさんなんだなぁと感じましたし2曲目の『はじまる』めちゃくちゃ良かったですね

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あとフライングドッグはこういう個性的なアーティストさんやっぱり好きだなぁと思いました。

 

〇MyGO!!!!!

バンドリの派生ユニットの1つで今一番勢いがあるユニットですね。SNSとかを見てもめちゃくちゃいいという評判だってので楽しみでした。

めちゃくちゃ笑顔でボーカルの歌い方も独特だし、ドラムうめぇってなってましたけど、賛否はわかれそうだなぁというのが正直な感想です。会場のボルテージ的には後から出てきたLiella!に並ぶレベルでの盛り上がりでした。だから会場で楽しみにしている人は多くて、フェスとしては超盛り上がっていて、リスアニライブとしては完璧なパフォーマンスでそれは大前提の話です、パフォーマンスはめちゃくちゃ良かったマジで。

 

シンプルにたぶんコンセプトと合わなかったんだろうなと思います。MCでボーカルの羊宮さんが語ったたように「みんな頑張ってるんだよ、その背中を押したい」という感じで、高校生バンドで迷いながら音楽をしているキャラクターという筋道と声優さんが1から音楽を頑張ってる姿をリンクさせることで、より共感を強くするものだと思うんですよコンテンツなので。アニメは見てないのに語るなっていう人がいたら、これはライブの感想だからそういう話ではないということを理解してほしい。背景にそういうものがあるという話だ。

なんで僕自身は筋道がある物語をみている感じが合って、だから演者さんたちはなんも悪くなくて、そのコンテンツの筋道がある物語を描いた音楽は単に自分は合わないんだろうなぁとなりました。僕自身の音楽の楽しみ方が、己の人生や物語に音楽をリンクさせていくタイプなのでシンプルにコンテンツ系に合わせるのが難しい。好きな人には申し訳ないですが、これは日記なので素直な感想を残したいので許してほしい。

でもこんだけファンを獲得して、めちゃくちゃ盛り上がっているのは文字通り制作陣と演者たちの頑張り合ってだと思います。だからこれは単に合わなかった人間で特に僕自身コンテンツ系のライブが肌に合わないタイプだと思うので、これからどんどんいいライブしていくんだろうなぁって思いました。音源として聞くには好きだったので、聞いてはいきます。

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〇halca

久しぶりに聞きましたが、いやーめちゃくちゃフェス慣れしてますね。新曲の配置も上手いし、『センチメンタルクライシス』は配置も完璧だし、盛り上げ方も上手いし、武道館だけどライブハウス感あるよね、超楽しかった。特にTTLがめちゃくちゃ聞きたかったので、それがめちゃくちゃ嬉しかった。

halcaさん自体はソロアーティストなんですけど、アニソンバンドの女性ボーカル感があるというか、最近は確実にアニタイもとって来るし、フェスには外せないアーティストだなぁと思います。

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〇Liella!

圧巻でしたね、その一言です。地上波のライブ含めて多方面のフェスにも出演していることもあって、ライブの組み方と自信が圧倒的でしたね。1組だけ武道館に収まらないライブしてるなぁって正直思いました。

僕自身は5人体制だった1stツアー以来で、あれが2年ぐらい前なのでたった2年でこれだけすごくなるのかぁすげぇってなりましたね。僕はLiella!はいい意味でコンテンツとしての物語性と単純にユニットとしてのLiella!を切り分けられるアーティストだなぁと思っていて、コンテンツ系声優ユニットだけど、フェス系ではいい意味でコンテンツを感じないのがいい思っていて。それが表れてましたね。アニメで使われた曲を一切使用せずにフェスを成立させちゃうのは彼女たちのとてつもない強みだなぁと思います。

たぶん2年生組がすごくいい味を出していてると思っていて、3年生組も彼女たちがいることで自由さやのびのびさがましてるなぁと思います。11人制になったことで個人的には目線がいったりきたりにはなりましたが、ライブとしては何倍もパワーのあるライブになってましたね。

現にめちゃくちゃ楽しかったですね。あとファンサすごいっすね(笑)。曲中歌ってない人もめちゃくちゃファンサするし、3年生組は遠くに、1年生組は近くにファンサが多かったですね。あれはすさまじい(笑)これは女性ファンが多いのもうなずけますね。

あと個人的に『TO BE CONTINUED』聞けたのめちゃくちゃ嬉しかった。超楽しいわこの曲

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TrySail

満を持してのトリですね。メンツ的にそうだろうなぁと思いましたが、リスアニでは2019年以来2回目のトリですね。TrySail特集号も組まれるぐらいリスアニ!編集部の信頼も厚いTrySailだなぁと思っています。

個人的に嬉しかったのはライブ前の自分の高揚感ですね。ここから出てくるというワクワクとやってやるぞって感じが懐かしくて、思えばアニソンフェス系に参加したのは2021年のリスアニ以来だったのでまだこの高揚感がある自分がすごく嬉しかったですね。正直これまでのリスアニでは声優がもう少し比率としては高かったのですが、近年はコンテンツがすごく人気になっていて、その象徴がこの日だったのかなぁと思います。もう来年で10周年になる彼女たちが今は少なくなった声優ユニットで第一線で歌い続けていることには長くファンをしている身としては誇らしかったですね。

セトリはもう彼女たちの今の武器を最大限に生かすものだったと思いますし、リスアニとしてもゆだねたようなセトリになったのかなぁと思います。

 

正直いま旬というユニットではもう無くなっていて、コンテンツのファンも多かったのでこれまでのフェスよりも盛り上がりがと思った部分もなくはなかったのですが、今出せる全力でTrySailとしてライブを楽しむ、作っていく、いい意味で自分たちを曲げない音楽性というのが感じられるセトリ。特に『マイハートリバイバル』はそんな圧もあって、前半に曲中表現と可愛さを出しつつ、後半人が変わったように狂っている3人はフェスでも変わらない3人で、すごく頼もしかったですし、1ファンとして盛り上げるぞーって全力で体動かして、楽しんでる感じはアニソンフェスという枠を超えて、シンプルに音楽フェスのアーティストだなぁと感じました。もう疲れすぎて最後柵に倒れこんで汗だくだったんですけど、もう楽しすぎまししたね。ラストは『華麗ワンターン』でしたが、アニサマでもそうで、『adrenaline!!!』から繋ぐトリ曲というのには少し力不足感も感じましたが、今のTrySailらしさは全力で表現している感じが合ってよかったですね。ワンマンだと『Follow You!』で終わるんだけど、こっちの方が確かに綺麗だけど、あのまま走り切っていつの間にかライブが終わっちゃった感じもいいですよね。出し切った感じがあって。

横のシャニマスの法被を着たオタクがサイリウムを振りながらポカーンと何やってんだこの人みたいな感じがあったのが逆に良かったですね、もはや一人ひとり楽しませるぞじゃなくて、自分たちが楽しみまくって観客を置いていく感じが好きです(笑)

もう20代前半の可愛くて綺麗な声優ユニットではなく、見た目は可愛いのに狂いまくって遊びまくるユニットへの変化をまざまざと見せつけられましたね。

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そんなこんなで終わったら打ち上げ、初めましての人が多くて異文化交流できて楽しかったですね。

 

〇まとめ

正直近年でも最高に楽しいライブだったなぁと思いましたし、今旬の音楽を味わいつつ、昔よりもちゃんと取捨選択をしながら音楽を楽しめてるなぁという実感もあって、新しい音楽に出会うというのは自分が知らない音楽への出会いもありますが、今自分に合う音楽は何なのかの出会いの場でもあり、違いを見れる場だと思ってるので、その意味ではすごくいいフェスになりましたね。

ミュージックレイン3人衆はやっぱ肌にあってるという反面、コンテンツ系は今の自分には合わないのかなぁと思わざるを得なくて、それはコンテンツが悪いっていうわけじゃなくてそう変わっていった感じがありましたね。

MyGO!!!の時にも話しましたが、コンテンツ系は丁寧に筋道だったり、キャラクターや物語を大事にするのが良さだと思っていて、制作者や演者さんがコンテンツを大切にする中で見えてくれる景色がすごく綺麗だと思うですよ。基本的な初期設定は絶対変わることはなくて、そこから己がキャラクターへの想いだったりを強くしていくことでよりライブが良くなっていく。逆にいうとお客さんの数も多ければ多いほどそのパワーが増す感覚があります。

個々人になってくると物語を作るのはその人自身で、ある程度作られたコンセプトはあっても初期設定から変化もするんですよ、設定がそもそも存在しないからこその良さが合って、時に合わないことがあっても変化して変えたりとか自分の環境で変わっていくことで良さがある。生感とかライブ感は僕は人の方が強いのかなぁと思っていて僕自身もあってるなぁと思います。

 

もちろんライブでのコンテンツ系の盛り上がりを見てると、いやこっちの方がすごいからという意見もあると思うし、いやわかってねぇなって思うと思う人もいると思うんですけど、そんな色んな人たちがいて武道館という場所でライブが成立するのがフェスの良さだと思うし、やっぱ音楽フェスは楽しいなってなりました。なんかしまらないけど。まぁこれでいいや

 

ではではまたたまには日記も書こう

 

青P

 

 

 

 

夏川椎菜 3rd Live Tour 2023-2024『 ケーブルモンスター』備忘録

 

どうも青Pです

タイトルの通り、夏川椎菜さんの3rdライブツアー『ケーブルモンスター』に参加してまいりました。感想はめちゃくちゃ楽しかったし、めちゃくちゃ好きだったぜーです。

個人的にこれまでの夏川さんのライブでいちばん楽しかったんじゃなかろうか?ってレベルで楽しかったのでその備忘録を残します。

 

 

とりあえず神奈川公演もあってネタバレになっちゃうので、公演概要とこのライブのキモとなるアルバムの宣伝、ナタリーの記事を載せときます。

残念ながら千秋楽はソールドアウトなので、また映像化に期待しましょう

 

 

 

trysail.jp

natalie.mu

 

 

 

 

 

〇ライブ感想~ブロック分けしながら~

セトリはこんな感じです

 

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基本的に3rdアルバムであるケーブルサラダが軸になってますね

ブロック分けの感覚としては

 

M1~M3 ライブ始まるぜーお前ら声出せーゾーン

M4~M7 重低音ロックゾーン

M8~M12  哀愁とエモめゾーン

M13~18  クラブ系からのラスト

M19からがアンコールでした。

 

まぁその辺は詳しくまとめてる人がいるので、そこを参照ください。

めちゃ雑ですけど、僕の感覚的にはこんな感じでした。正直アルバムだけ聞くとどうやってまとめんだろうなぁって思ったんですけど、ゾーンごとにバンドのアレンジなども手伝いつつ、重めロックやクラブ縦ノリ系などライブアレンジにすることでまとまりよくライブを作っていたなーという印象です。

特にM4~M7M13~M18は既存曲の使い方がめちゃ上手かったですね

『ワルモノウィル』とか『奔放ストラテジー』とかよくここに入れたなって感じでしたし素晴らしい

 

細かい曲の話をしていくと、途方もないことになりそうなので今回は割愛しつつ、気になったゾーンだけ話していきます。主に2つ僕が気になったゾーンがあって、M1~M3とM8~M12です。

 

M1~M3 ライブ始まるぜーお前ら声出せーゾーンと『クラクトリトルプライド』

 

M1~M3のゾーンは、これまで声出しできなかったライブが続いていたこともあって、声出ししやすい曲が3曲並んだなぁって感じでした。関西めっちゃ声出てましたね。

とにかく『クラクトリトルプライド』がめーちゃくちゃよかったですね。僕自身このツアーは神戸公演が初めての参加で、連番したのが仲良くさせてもらってるやはらさんでオタク活動めちゃ頑張ってる友達なんですが、『クラクトリトルプライド』が終わった時点で、「めちゃくちゃええライブやん」って自然と口ずさんでましたね。

しかも横でやはらさん泣いてたんでほんとにいいライブができてるんだなぁって感じでした。

そこはやはらさんのブログでたくさん書かれてるんで、是非とも。

yahara417.hatenablog.com

 

 

夏川さんは決して歌がすごく上手いタイプではないし、感情をまっすぐにぶつけるタイプでもないと思っています。自分のヒストリーを音楽として形作り、ライブを通して夏川椎菜の音楽と感情を届ける人。上手にライブをせずに、正直にライブをしている部分が僕にとって夏川椎菜の音楽の最大の魅力だなって思います。綺麗な音楽じゃないんだけど、ライブにいくとそれが綺麗にはまる感じ。それが詰まった『クラクトリトルプライド』は僕の中ではとにかく楽しいのと、嬉しくて泣きそうになるっていう感情の芽生える1曲です。

夏川椎菜2ndLIVEツアー『MAKE OVER』 備忘録 - 青Pのひとり語り

 

2ndツアーの『MAKE OVER』の時はこう書いてましたけど、今回全然違うな(笑)

この曲が今の夏川椎菜にとってのキラーチューンであり、自己紹介的な1曲だと僕自身は思ってるんですけど、今回お客さんの歓声も相まって会場の一体感と夏川さんの音楽で空間が作られた感じがたまらなかったんです。僕にとっては空間っていうより、ぶつけ合いみたいな印象だったんですよ夏川椎菜のこういう曲って。

夏川はこうだけど君はどう!!!と夏川の音楽全力でぶつけたよみたいな感じで、夏川さんのファンの人はそれにこたえてぶつけ合いながらやってる感じで、僕はどちらかというと見守ってるみたいな(何様だよ)って感じですけど。

 

『クラクトリトルプライド』の詞を書いたときに、どういう言葉か正解か分からないけど、夏川が作詞をする意味というか、いぎというか、やりがいみたいなものを強く感じることができましたね。伝えたいこととか、今感じていること、ヒヨコ群に伝えたいことという思いを、うまく言語化できた曲なんですよ。それプラス、私のことを知らない人が道端でも聞いてもだぶん刺さるだろうっていう。「きっとこうい思ってる人は、ほかにもいるよね」って思って書けた曲だったので、初めて私が外に向けて自分のメッセージを発信した感じがします。それは、自分の中ではターニングポイントかなって思いますね。

                              ーVOICE BRODY Vol.11より引用

 

それはたぶん『クラクトリトルプライド』の制作背景とか曲の位置(これまではラストの方が多かった)のと夏川さんの作詞もあって、夏川椎菜の物語や心情を語った後にこの曲ってがくるもんだからいい意味で重たくて、ズドーンって出し切った感の出る曲だったんですよ。

でも今回の『クラクトリトルプライド』はめちゃくちゃ軽くって、跳ねる、楽しむって感じで。夏川さんがこのライブでやりたいことを僕は「楽しいライブ作りたい」だと感じたので、その言語化みたいなものを音楽でやった感じあるんです。

夏川さん自身アルバムで大衆向けを話していたので、「私のことを知らない人が道端で聞いてもたぶん刺さるだろう」をライブで体現した曲になってるなーって思いました。めちゃくちゃ軽くて楽しいからそれはライブの空間としてファンの盛り上がりが体現していて、そん中で曲のメッセージ性はしっかり届いてくる感じ。

僕の好きなUNISON SQUARE GARDENの音楽はまさにそんな感じだったんですけど、おぉこれはライブになりそうって予感はたぶんこっから来たんでしょうね。すごくこの時点で夏川椎菜のパーソナリティ性はいい意味で置いておいても楽しめるなぁって感じれたのが僕にとってよかったのかなと思います。

 

 

M8~M12  哀愁とエモめゾーンと夏川さんの楽曲の変化

次よかったのかここですね、ここは今回のライブでいうところのちょうど真ん中部分で序盤の「ライブ導入と盛り上げゾーン」と終盤の「夏川の今はまってる音楽」の間に入ってる感じで、今回のアルバムのメッセージ性を込めたブロックだなって感じてます。

でもあくまでメッセージ性をライブという皮をかぶってごまかしているような。1日目の髪型が【ウェアウルフ】で人狼だったんですけど、まさに人狼のようにどんどんモンスターの皮が剥がれているような感じのゾーンでしたね。

 

まずは【ファンサタイム】ですって始まった『消えないメランコリー』はこのアルバムで一番好きな曲だったのでめちゃくちゃ楽しかったですね。もうメロもリズムも好みなのと、夏川さんの歌い方的にもこれぐらいの脱力感のバランスが好きだなぁって感じです。

めちゃファンサタイムでバンバンしたり、ぱっぱっぱしたり可愛かったんですけど、歌詞の世界観と歌い方もあって『可愛いけどやべぇ女』感がめちゃくちゃあって好きなんですよね、『すーぱーだーりー』とはまた違うなんだろうな、サブカル女のやばさの詰まった曲だと思いますこの曲。

コーリング・ロンリー』はインディロック風でこちらも独特なテンポと脱力感のある曲。結構夏川さんの中の肝になる【大人クソくらえや大人になんかなりたくねぇ曲】で『キミトグライド』とともにこのパートの転換点曲ですね。

 

─今のお話を聞いて「いつかいつか大人になっても」といった歌詞の見え方が変わったかもしれません。

たぶん、私は30歳になっても、それ以降も大人になることはきっとないんだろうなって。私にとって「大人」って、あんまりいい言葉じゃないんですよ。“抗うことをやめてしまった”感みたいなものを大人に対して抱いていた時期があったので(笑)。ただ、中身は子供のままでもガワは大人になっていくというか、老けていくわけで、心と体がどんどん離れていくような感覚は年々増しているんです。そういった不安が歌うたびににじみ出てくる、歌えば歌うほど切なくなる曲になるんじゃないかな。曲の中ではすごくさわやかに「コーリング・ロンリー」と歌っているけれど、だんだん本当に、心だけがロンリーになっていく……そんな予感がします。

夏川椎菜 「ケーブルサラダ」に見える、“あきらめ”の先で笑う人生 - 音楽ナタリー

 

アルバムの中でもきってのスルメ曲だと思ってるんですが、聞けば聞くほど切なくなってくる。なんかライブで楽しいから忘れちゃってる現実とか自分の傷口とかに無理やり入ってくるというか、自分から染み出てきたり、その世界観にここから引き込まれ始める感覚はありましたね。

見た目は可愛くてさやかな曲を【ファンサタイム】にすることで曲のやばさを中和している感じが合って、ライブのまとまりとしてはよかったですね。あとファンサできるゾーンってあまりなかったので、逆にこのヤバイ女曲ゾーンを【ファンサタイム】にしちゃう夏川椎菜さんやべぇ女だなってなりましたけど(笑)

 

 

ここから『キミトグライド』『だりむくり』『ササクレ』と続きます

全2曲の共通点は綿毛や砂というふわふわしていて、感情の着地点がない様が描かれている感じですね。これがすごく好きで、そこからササクレは抽象的だとピンポイントにその人の感情に届いて着地するように作られている感じがたまらかった。

これもし『ファーストプロット』『パレイド』とつながってたら、それはもう夏川椎菜の物語になってしまうと思うんですけど、これがこの2曲に変わることでどちらかというと聞いている僕らの感情、夏川さんの言葉を借りると【膿】に届くような曲になっている感じがしました。

 

──例えば「ファーストプロット」や「クラクトリトルプライド」、あるいは「烏合讃歌」(「コンポジット」収録曲)などは夏川さんをよく知っている人ほど刺さる曲でした。しかし今回の2曲は、夏川さんの言葉で書かれてはいるが、夏川さんのパーソナリティがそこまで表に出ていないというか。

うんうん。例えば「ササクレ」は、テーマこそパーソナルなものだけど、夏川椎菜の背景を知らない人にも刺さってほしいという気持ちで作った曲なんです。そのカップリングの「passable :(」と今回の2曲は、もちろん自分が思っていないことは書けないからパーソナルなことも言っているけれど、主人公は私じゃない。「だりむくり」に関していえば、私は声優の仕事をしているから、毎日同じ職場に通って定時に帰れないみたいな経験はしたことがないんですよ。そこは完全に「きっと、そういう人が多いんじゃないか」という想像で書いたというか、「そういう人に刺されー!」と念じながら書いたので、自分でもフェーズ3感が出ているんじゃないかなと思います。

夏川椎菜「ユエニ」インタビュー 音楽ナタリー

 

抽象的な情景描写の2曲はより広めに刺さる感情の曲なので、人によってそこから引きがされるネガティブに近い感情って別だと思うんですよ、『だりむくり』で例えるなら「べろんべろん」に酔っぱらいたいときの感情なんて人それぞれで「失恋」「失敗」「失態」、これまでだと「悔しい」「劣等感」とかない人にはなくて、ピンポイントのすきま産業的な感情ではなくて、広めに感情に刺さる曲を選んで、そこからその感情というかパーソナリティにピンポイントに刺さる『ササクレ』が入ることで僕としては感情は膿として出るんだけど、すごくいい意味で軽いなぁってなったんです。

あと『ササクレ』は最後に【解】を与えてくれる曲で、この曲が終わったころには自分の中の何かみたいなものは完全にはがされて、それもすっきりしているような感じがあったんです。これはまた後半に話します。

 

 

これまでのライブもこういうパートはあったんですけど、僕にとって『パレイド』みたいに夏川さんの価値観というか、生い立ちからくる感情をぶつけられて解釈はできても自分の感情に置き換えたりすることはできなかったんですよ。どうしても夏川さんとして見ちゃうところがあったんです。

僕自身が負の感情を出すよりも飲み込んで上手く消化して楽しいに置き換えればええやんてタイプなので、これまでの届け方はどうしても合わなかったんですが、夏川さんの今回のセトリの組み方と歌い方をされると「おぉめっちゃええやん」とか「ちょっとしたことでええんや」ってなったんで、めっちゃすっきりした感覚になれました。

夏川椎菜の曲って曲で自分を語る物語的な曲が多くて、曲から物語を組んで作っていいくみたいな感じのライブだったんですけど、逆に今回は曲から聞いてる人それぞれの物語に語りかけていく、作っていく感じがありました。

その中で、音楽性や構成という部分では大きく変わったわけでもないのに、自分の歌詞や曲の組み方でここまで大衆向けに音楽を作り替えたのは素直にすげぇなって思いましたね。

 

 

〇『ササクレ』と自分の音楽

 

ここからは自分語りです。たぶんまとまらないです、自分垂れ流しです。

 

今回のライブで最も印象に残っていたシーンがあって

『ササクレ』の曲中にサビ前に夏川さんが上を見上げたシーンがあって、たぶん2番のサビ前かな。その時にニコって笑って歌いだしが少しずれたんですよね。

めちゃくちゃいいシーンだなと僕は思っていて、なんだろうなこれは僕の感じた印象でしかないんですけど、このライブ、特に神戸の1日目は夏川さんのやりたいことがめちゃくちゃできてるんだろうなぁって感じていて、僕の印象だと気持ちよくなって自分の世界に入っちゃったのかなぁって思って。

僕もサークル程度ですけど、バンドでボーカルしていた時にあぁこの曲めちゃくちゃ心地よいなって時に終わってほしくないなぁってなって、自分でラストのフレーズのテンポ落として周り困らせたの思い出して。なんかあの『ササクレ』は夏川さん自身が作詞して、自分にも歌ったような曲だからこそ思い入れもあるし、自分のやってきたこと、夏川さんが自分の音楽の集大成というか始まりみたいなものができたんじゃないかなって思ったんです。

それはさっき話した大衆向け、外向きの音楽ともリンクはするんだけど、あの一瞬、あの笑顔の瞬間はバンドメンバーもファンもいない自分だけの空間で、自分の音楽が心地よくて仕方なかったんじゃないかなぁって。

 

アーティスト活動を始めてから、小説を書いたりラジオをやったり朗読劇に出たり、いろんな活動をさせてもらうようになって。その一方で「じゃあ、その中で一番重きを置いているものは?」と聞かれたときに「何かな?」と考えてしまったり、ふと「あれ? 私が本当にやりたいことってなんだっけ?」「目指してきたものってなんだっけ?」と悩んだりしたこともあったんです。でも、例えばお芝居が歌に生きたことも、その逆も間違いなくあって、どれが欠けても今の夏川椎菜はいないし、これからの夏川椎菜のあり方も変わってくる。だから「何モン」って限定する意味はないのかもしれない。「声優です」とか「歌手です」ではなくて、諸々ひっくるめて「ただ夏川椎菜です」だけでいいんじゃないかなって。

──そこが「パレイド」とは決定的に違うところですね。

そう。「パレイド」はどちらかというと「私、何者なんだろう?」で終わる感じなので。その「パレイド」で投げた疑問に対して、4年かけて現時点での自分なりの答えを見つけられたんじゃないかな。

──その答えは「ムチャクチャな言い分」かもしれないが。

そうそう。「夏川椎菜でいいじゃん!」というのは、人によってはきれいごとみたいに聞こえるかもしれないし、「いや、それじゃダメだろ」という人もいると思う。それでも今の自分はそう思っているんだからしょうがないじゃん!ということですね。

夏川椎菜「ササクレ」音楽ナタリーインタビュー

 

 

僕自身夏川さんのことは2016年から7年間ライブとかで見させていただいていて、ライブごとにブログ書いたり、スペースをしたり、同人誌にも参加させてもらったりしていて夏川さんのことを考える機会は多かったなぁと思います。

これは長く応援しているからではなく、僕の個人的な価値観なんですけど長く応援しているとより濃くその人のヒストリーとか成長を知ることになると思うです。特に20代前半って一番人が変化する時期で過渡期だと思うので、その期間同じ年代の女の子を応援していると引っ張られる感覚があります。

 

このパレイドの「私って何者だろう」っていうのに関連していて、どちらかという夏川椎菜の音楽って何なんだろうって考えたときに、夏川椎菜の人生や音楽活動そのまんま通してみるような感覚があったんです。

 

要約すると、

僕はあまりにも夏川椎菜のことを夏川椎菜さんというフィルターを通して見すぎていたんだなぁって感じたんです。それは同人誌だったりブログだったりでその人について考えること(記事を読んで咀嚼したりすること)をやっていたからだと思います。

これはすべての人に当てはまるわけじゃないんですけど、たぶんある程度応援していると、基本自分じゃなくて、夏川椎菜さんを好きな自分だったり、夏川椎菜自身が大事にしていることを守りたい、大事にしたいって思うよなぁって。僕は夏川さんのファンじゃないが故にそれを気にしすぎていたのではないか?みたいな部分もありました。

 

 

色んな応援の仕方があるので、僕の意見として受け取ってほしいのですが、やっぱり僕はその人の大切なことよりも自分の想いを大切にしたいなって。

 

ライブを楽しむもそうだし、曲を好きなのもそうだし、その人を通して得たことももちろん大切なんですけど、長く応援してきているからこそ、たくさん知ってきたからこそ、その人の変化を見ながら自分自身の変化する感情だけは素直に向き合いたいなって。

もちろん応援している中で変わらないものも大切にしたいんですけど、それ以上に応援している人と自分っていう人が変わっていく、その時々の感情1つ1つを大切にしたなって。

 

なんか今までの僕のブログ読んでると、めちゃくちゃかっこよくオタクしようとしてるなって、それもなんかおもしろくて、その人の言葉や変化を大切に拾い上げて、丁寧にそれをまとめて歌詞を読み取って解釈して、その人の成長や変化をきれいな文字で語ろうとしていて

それはそれで20代の僕の良さでもあるし、今でもそれは楽しかったよなぁってそれも自分だなぁって思うけど。なんかかっこつけててダサいなぁって思ったんです。

 

一番最初のブログとかはもっと泥臭くて、汚くて、自分丸出しでそれはすごく好きだなぁって、何が言いたいかというと夏川さんが「夏川椎菜でいいじゃん」って言ったように、「ボクは僕自身でいいんですよ」。

【夏川さんを長く応援している人】とか【新規層】とか【TrySail好きな人】

とか体裁を気にするんじゃなくて、僕は僕自身の選択でこのライブに足を運んで、曲を聴いて遊んで、素直な感想を友達と飲んで喋って楽しんで、そんな軽い気持ちで楽しくライブに参加する。

 

至極当たり前の答えが僕の中の【ケーブルモンスター】でした

 

絡まったままでいい、泥臭くていい、上手くできなくて、かっこよくなくていい、それが僕自身であると受け入れられることが大事で、昔ほどその人に熱量が持てなくたっていいし、変化がわからなくてもいい。

大事なのはそれも自分だよな、ボクだよなって受け入れて、前に進むという気持ちをもって心が軽くなった時に僕の中で絡まったものはほどけていって繋がったような感覚になりました。

僕自身あきらめたことはたくさんあるけど、でもそんなあきらめって決して毎回逃げてたわけじゃなくて、選んだが故のあきらめだと思っていて、自分をしっかり客観視して誰かに劣っているからではなく自分に合った方法じゃないものは選択してあきらめていくことも大事だと思うし、たくさんのあきらめの経験をこのオタク活動でもさせてもらってるなと実感してます。何かをやったことの結果も結果だし、それも愉快だよなって、今はすごく思うんですよね、やってきたこと1つ1つにすごく誇りはもってるので。

 

──「ラフセカンド」の「ラフ」について、僕は「ラフスケッチ」のように、「粗い」「大雑把な」を意味する“rough”だと捉えていて。つまり、最初の「プロット」から4年半が経ったのに、まだ下書きという……。

いつになったら完成するんですかね(笑)。でも、私はそっちの「ラフ」は作詞しているときは全然意識していなくて。もともとは「笑う」の“laugh”と、さっきも言った「飾らない」とか「気取らない」の“rough”のダブルミーニングのつもりだったんですよ。もちろん、メインは「笑う」のほうなんですけど。

夏川椎菜 3rdアルバム「ケーブルサラダ」音楽ナタリーインタビュー

 

だからこそなんだろうな、今夏川さんが自分の音楽はこれだよって提示して、音が軽くなった感じが僕には心地よくて、『パレイド』も『ファーストプロット』もないライブってこんなに心地よいんだよなぁって。でもそう思えるのは、夏川さんとは別の世界戦で僕も20代を自分なりに全力で頑張ってきた証拠だろうなって前を向くことができました。20代は情熱心や野心をもってやってたけど、飾ってかっこいい、その人に好かれるオタクに憧れてのかもしれません。

 

30代はもう少し人間臭くオタクして、素直にライブを楽しめる童心に帰るような気持ちで飾らず生きていたいなって。どんどん上手く生きれるようになるし、なんか実力だけじゃないものがたくさん絡んできて社会のピースになっちゃっていく30代の中で、ライブやオタク活動だけはずっと子どものままでいたいなって。

やっぱ楽しいと好きが僕の音楽のすべてなんで、夏川さんのライブでそんな自分の童心を思い出した気がします。

 

ほんとに素敵なライブをありがとう。

 

 

青P

 

 

 

TrySail Live Tour 2023 "SuperBloom" 麻倉ももさん宛フラスタ企画の備忘録

どうも青Pです。

だいぶ時間がかかってしまいましたが、先日開催された〝TrySail Live Tour2023 SuperBloom〟横浜公演・追加公演の幕張公演にてにてフラスタを贈らせていただいた企画者サイドの備忘録を書こうかなと思います。

 

今回イラストを担当されたカリンさんサイドのお話はこちらになります。

hikarinn0915.hatenablog.com

 

 

イラスト関連の話はあまり描かない予定なので、絵の制作過程はカリンさんサイドを読んでいただければと思います。少し読みにくいかと思いますが、横浜公演と幕張公演に分けてブログを書いていこうと思います。

 

 

 

〇横浜公演

1.企画立案

まず、企画立案段階として今回のTrySailのツアー開催が決まり、ライブの注意事項でフラワースタンドを贈ることの有無が明記されておらず、運営会社に問い合わせたところフラワースタンドを贈れることが判明しフラワースタンドを作成する流れになりました。

当初はアニメロサマーライブへの出演が決まっていたため、そちらにフラワースタンドを贈ることを検討していたのですが、今回所用にて僕自身がアニサマに参加できなくなってしまい、横浜公演にてフラスタを贈る流れとなりました。

 

TrySail公演では過去にTrySail Live Tour 2019 The TrySail Odysseyにてフラスタを贈らせていただきました。この時はカリンさんがイラストを担当された麻倉さん宛へのフラスタ2基と、はるこまさんと小羽さんがイラストを担当されたTrySail宛のフラスタ1基を贈らせていただきました。もう4年前とか恐ろしい

改めて振り返るとどれも素敵なお花だなーと思います。

この時は「エリ花工房様」と「ルッホ様」に依頼させていただきました。

当時は『whiz』や『azure』などTrySailの楽曲をモチーフにしながら好きな麻倉さんの世界観を表現していたので、今回もそのようにTrySailの楽曲で制作するか悩んだのですが、麻倉さんのライブである『Agapanthus』や『Piacere』でフラスタを贈れなかったこともあって、今回は企画者サイドである僕の想いも強かったので、Piacereをモチーフにしたフラスタを作成する流れとなりました。

当初はTrySailのライブでそのような形でフラスタを贈ってよいのかという気持ちもありましたが、友人や他の企画者とも相談する中で自分の贈りたいものを送ることを優先して作成することにしました。TrySailの会場では昔からTrySail名義もそうですが、ソロ名義のフラスタを多かったので、そういう土壌があるからこそできたことだなと思っています。

今回はTrySailの3人も『Re Bon Voyage』のリベンジとも語っていたので、僕自身も止まっていた針の時間を動かしたいという想いが強かったのかもしれません。

 

2.制作過程

制作過程でPiacereの中のどの楽曲を選んで作成していくかの流れの中で、今回はイラストサイドのカリンさんとも『eclatante』で贈りたいという意見は一致していて、そこからデザインを練っていくこととなりました。

麻倉さんのライブであるPiacere自体が、【自由に音楽を楽しむ】がコンセプトのようなライブだったこともあり、普段はお花をメインにしてフラスタを作成するのですが、バルーンや電飾など普段使わないものにも挑戦して、『eclatante』と『Piacere』を表現しようということになり制作を進めていきました。

 

Agapanthusのフラスタ構想の段階で、アクアバルーンの中にお花をいれたフラスタを作成してみたかったので(結婚式などでよく用いられるものです)

 
 
 
 
 
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これが素敵で、ずっとしてみたいとお花屋さんのエリ花工房様にもお伝えしていたので、今回その案を採用して作成を始めました。

基本的にTrySailとか麻倉ももなどの固定概念にとらわれずインスタとか色々とアイデアを逆輸入しています。

あと大前提として好きな女性に贈る花というのがあるので、贈る相手でもある麻倉さんという女性が喜んでもらえるようなデザインを意識しながら制作をしていきました。

 

普段は僕が構図をイメージして作成段階を進めていくのですが、今回はカリンさんサイドの「eclatanteの落ちサビのシャボン玉の景色を使ってみたい」という案を採用し、アクアバルーンに各公演の髪型や楽曲をモチーフにしたSDの麻倉さんを閉じ込めて、それを真ん中の麻倉さんが指揮をするようにして、様々な思い出や音楽を楽しんでいる姿を表現できるような構図にしました。

 

SDキャラを使用するときは【お花】【メインパネル】【SDキャラ】のどこに焦点や視点を向けて表現するかを悩むのですが、今回はメインの子がとても可愛く上がってきたので、メインのeclatanteの麻倉さんを目立ちやすいような構図にしつつ、SDキャラも彩らせてごちゃごちゃした感じのお花にしたかったので、お花屋さんにも過去最大ボリュームで問題ないですとオーダーをさせていただきました。最終ラフはカリンさんサイドに載っているのでそちらを参考にしていただければ幸いです。

こちらがお花屋さんへのオーダーとなります。

※右下画像は

麻倉もも Live Tour 2022 “Piacere!” | 麻倉もも | ソニーミュージックオフィシャルサイト

よりBlu-ray商品の画像を引用しお花屋さんへ送付するものとして使用しました

 

 

比較的僕自身はお花屋さんに対しては、季節で使用できるお花などもあるので、余白を作りながらも全体のバランスやコンセプトを崩れないように調整を行っています。エリ花工房様を信頼している部分もあるので、あまりお花の指定などは行わないですね。

 

※今回もイラストサイドのカリンさんから額縁を入れたいやバイオリン置きたいと様々な要望があったのですが、ごちゃごちゃしすぎるので却下ということでかなり削除させていただきました。

 

髪型も差分をだしてもらって今回はハーフツインの子が直感的に最も可愛かったのと、個人的ライブでのeclatanteは大人というより幼さや無邪気さのイメージもあったので、わりと即決でハーフツインを採用しました。

表情差分は1番左が採用されたのですが、右から2番目とかなり悩んだ中での採用でした。こういうSDが目立つ構図は目を閉じるのを採用しがちなのですが、カリンさんのイラストの目はとても可愛いので今回はメインの子が一番可愛いと感じた左を採用した感じとなります。

 

 

3.フラスタの完成

エリ花工房様より事前にはバルーンの中にSDキャラを入れるのは難しいかもしれないと連絡があったのですが、今回中に入っていたのでそれが最も驚きでした。何より久しぶりにお花をTrySailのライブ会場で見れたことが嬉しかったです。本当にいつも無茶ぶりに応えていただきありがとうございます。

hikarinn0915.hatenablog.com




 

 

  

 

 

 

 

実際にアクアバルーンにお花とパネルが入っていて、めちゃくちゃ可愛くてこのまま持って帰りたかったぐらい、、、

音楽を自由に楽しんで、ほんとに様々な色をみせてくれたライブだったと思っているのでいろんな可愛いや楽しいがたくさん詰まったお花になったと思います。僕がこのライブに込めた想いというより、みなさんの楽しかった思い出がよみがえってくれたら嬉しいです。

ずっとやりたかったアイデアだったので実際にみた時にこうなるんだーという驚きと、自分の想像以上の可愛さでお花屋さんが作ってくださったので企画者の僕自身が1番のサプライズプレゼントを受け取った感覚でした。

 

 

後日フラスタを贈った友人に「あの花にすごいくらって影響を受けて、幕張頑張ろうって思った」という言葉をもらえたのは何より嬉しかったですね。

あんまりコンセプト固めすぎないので、ライブ会場で見た人たちがライブやお花を見て感じた想いがそのまま幸せな気持ちになれば幸いです。

 

 

〇幕張公演

1.企画立案

横浜公演にてフラスタを贈らせていただいた後、当初から『flower』でフラスタを贈りたいと思っていました。

TrySailの『Super Bloom』のリリースイベントで『flower』が歌われたのですが、そこでの麻倉さんの歌唱が本当に素敵で、改めてこの曲がすきだなぁとなっていたのと、お花をタイトルにした曲は必ずフラスタにしたいと思っていたので、今回は制作を行っていくことにしました。

最初埼玉公演の時に3人で贈りたいという話をしていたのですが、カリンさんとのお話などや『flower』の麻倉さんで贈りたいという気持ちが強かったので、今回は麻倉さんソロで『flower』のフラスタを贈るという流れになりました。


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この楽曲の歌詞の中の「あなた」は僕の解釈では、TrySail3色それぞれへの思いだったり、ファンへの思いだったり、それぞれの思い描いた人との1対1の歌だと思っているので、今回は僕にとって今のTrySailの麻倉さんを描いたらどうなるのかに注目して制作を進めていくことにしました。

 

2.制作過程

当初の立案過程から、麻倉さんの表情は頭の中に思い浮かんでいてコンセプトもある程度明確な状態で今回制作を進めていきました。

コンセプトとしては

舞い上がるこころはもう花びらみたいです 照れくさいけどずっとずっと大好きだよ

照れくさいけど大好きだから

笑顔の花も涙の花もお揃いで育てたいな あなかがくれた眩しいこの世界で あなたのそばで

TrySail 『flower』より引用

この歌詞部分を引用しつつ、最初は「照れくさいけど大好きだから」という部分の歌唱部分がとても好きだったので、そこから少女漫画の物語を連想して告白された瞬間や恋に落ちた瞬間によくある

『風とともに花びらが舞って、表情が緩み少し頬を赤らめたヒロイン』

像を想像していきながら表情の具体例をカリンさんに提出しました。

 

お花の色合いはTrySailの麻倉さんということと、今回のコンセプトにも合っていたので、白とピンクをチョイスし僕が過去に贈った幕張公演のフラスタで大好きだったピンクのバラを使用してもらいお祝い色も強いフラスタを制作することとしました。

ここまでは良かったのですが、肝であるフラスタ構図が一向に思い浮かばず、やべぇーとなっていました。

というのも今回麻倉さんの表情でイラストコンセプトは決めれていたのですが、お花のコンセプトにはなる構図がなくて、お花のコンセプトというか実際にお花屋さんに提出したオーダーなんですが

 

『咲く花、散って落ちていく花、ブーケの中に詰まったお花、地面から舞う花など
お花にはそのシーンや環境などで様々な表情があり、それが様々な場面でも用いられます。そんなお花の魅力と麻倉さんのライブなどで見える様々な笑顔や歌唱や表情、何よりその場のお客さんとの関係値で生まれる様々な表情。そんな様々なお花の想いが溢れ出て色づいていく様子を表現したお花』

 

だったのですが、抽象的過ぎて様々な感情があるのを2色の色合いで表現していく、何よりお客さんと麻倉さんと曲の3つがそろうことで完成するTrySailのライブの景色を2色の花で完成させるにはどうすればいいかというところで悩みました。

 

結果的に2020年のAgapanthusにて使用する予定だったチュールスカートの中にお花を詰めて、2種類の感情を表現するフラスタからアイデアを引用して、このライブであふれた想いがチュールスカートから溢れて白の花がピンクに染まっていく様子を表現したデザインを採用しました。

このデザインずっと使用したかったのですが『Agapanthus』があまりにも特別な曲だったので、自分としてはAgapanthusのデザインはAgapanthusに使いたいと思っていたのので葛藤もあったのですが、ここで前に進むことで新しい案も生まれてくるかなぁと思って前に進むことにして今回のデザインを採用しました。

エリ花工房様へも前回のAgapanthusの際に提案していた案だったので、快く快諾いただきました。

ネームプレートを花びらにしたのは、毎回そうなのですがメインパネル・ネームプレート・宛名パネルがすべて別々になりすぎないようにして1つの世界観を作ることをモットーにしているので、今回は花びらをネームプレートにして溶け込ませるようにしました。あと、参加者の方に対しても楽しんでいただけるかなぁと考えてこの仕様にしました。

あと歌詞の「舞い上がるこころはもう花びらみたいです」にかけて、参加者みなさんの想いが舞い上がるような千秋楽になればいいなという想いも込めてネームプレートにしました。

宛名パネルを猛烈に悩んだんですが、ふと深夜に浮かんだ

 

『心のリボンがほどけかけてゆるんだ時に、大好きという想いが溢れ出す』

 

という謎ポエムを結局広げていって、このデザインになりました。

カリンさんのデザインがすごすぎて、思わず天才だこれってなってました。よくこのポエムからこうなったなーと思います。リボンを解くのって、実は『嫌いになれない。』の歌詞にも引用できていて(これは後から気づいたんですが、

 

I LOVE そんな言葉が欲しいの 隠した本音はもう見えない リボンで可愛く閉じ込めた 

I LOVE そっと続きを聞かせて 隠れた本音を見つけてよ リボンは優しく解いてね

麻倉もも『嫌いになれない。』歌詞より

 

たぶんこの歌詞に引っ張られたのかもしれないと今更ですけど、リボンを結ぶというのは「贈り物を届ける」「約束をする」「人と人とを結ぶ」という意味もありますが、想いを閉じ込めたりして大切にしまっておくという意味もあるかなと思います。

 

このツアーで感じた想いを可愛く閉じ込めたり、逆に声出し解禁になったことで本音というか溢れ出した思いや本音も出ちゃうというか、僕はフラスタを出す度に麻倉さんへの好きだなぁって感情はいつも溢れ出しちゃうんのですけど、今回のツアーでの麻倉さんもすごく目を合わせてキラキラと喜んでいたり、ファンの表情を見て微笑んでる姿が多かったのでそういう意味もかけてこういう風になったという後付けですね(笑)

 

 

 

3.フラスタの完成

自分でいうのも何ですが、今回はかなり自信があってめちゃくちゃいいお花を作れたという手ごたえもあったので、実際見た第一感想は「可愛すぎるだろこのお花、、、」だった語彙力失っとるやんやけど、マジで可愛すぎるってなりました。

 

参加してくださった皆様や、会場で見ている方も眺めてたりしてたんですけどみなさん喜んでくださったり、可愛いって言ってくださったりして本当に嬉しかったです。

お花はピンクのバラやカスミソウが多かったですね、ピンクのお花本当に可愛いですし、今回のカリンさんの絵とも合ってますね。

今回のフラスタは絵だけでも、花だけでも絶対に完成しないフラスタ、絵と花が合わさることでお互いの魅力を引き出して何倍も可愛くなるフラスタを僕の中の裏テーマとして意識して制作していて、今回実際花と合わさることで絵の麻倉さんの表情は感情があふれ出ているような感じになりました。

お花を曲と例えてその時の表情を切り取ったり、ふとした表情を見て感情が咲いたり、様々場面での麻倉さんの表情を見て、それを見た僕たちの感情がお花のように咲くようなデザインにできたのかなぁと思っています。

 

 

〇お礼の言葉

参加者の皆様方

この度は久しぶりの企画にはなりましたが横浜公演にて35名・幕張公演にて54名もの方にご参加いただき本当にありがとうございました。

毎回参加してくださる方から、初めて参加してくださる方、会場に足を運べないに関わらず参加していただいた方まで様々でした。今回は特に久しぶりだったので、初めての方も多くてそんな方の一言一言が嬉しかったです。また、会場でも喜んでいただき本当にありがとうございました。

「素敵なお花をありがとうございます」その一言が本当に嬉しいですし、少しでも参加して良かったと思えるようなお花になっていれば幸いです。

 

イラスト担当のカリンさん

横浜公演はかなりタイトなスケジュールで絵の数もとんでもなくなってしまい、いつものことながらたくさん負担をかけてしまいました

いつもはメインの子を僕の好きなようにリテイクするのですが、今回僕もかなり迷ってしまって方向性がブレブレだったなぁと振り返ると感じています。その中でも、描きたいことを表現してくださったことに感謝しています。

今回メインの子が上がった時にこれはすげぇいいフラスタになると確信しましたし、毎回そのクオリティや可愛さ、何よりもカリンさんの絵は本当に描いたももちゃんが生きていて、その子だけの物語があるように感じさせられる唯一無二のイラストだと感じています

幕張公演は逆に僕が詰め込みたい想いを久しぶりに真っ直ぐ届けたフラスタになりました。すごく抽象的に伝えていきながらも、汲み取ってもらってほとんどリテイクなしでとてつもなく可愛い絵が上がったのは数を重ねてきている中で本当にすごい絵師さんで、成長していく姿や引き出しに驚くばかりです。僕の考えを汲み取りつつ、自分の好きな部分や伝えたい箇所は残して、何よりお花と合う最高のイラストを上げてくれました。比べるということもないのですが、今回の幕張は今自分が届けたい思いを全部届けられましたし、お花との相乗効果は素晴らしかったなと思います。

 

2018年、5年前は「麻倉ももを描けてない」なんて言ってしまったわけですが、今は「僕の表現したい麻倉さんを描いてくれるのはカリンちゃんしかいない」ほど本当に最高の絵師さんです。いつも自分のやりたいことと僕のやりたいことを天秤にかけながらも、僕のやりたいこと伝えたい事を絵やお花に込めてくれてありがとう。久しぶりに前に進めた気がします。これからも楽しく、可愛い幸せなお花を届けようね。

これからもよろしくお願いします

 

エリ花工房様

いつもありがとうございます

多忙なスケジュールの中、かなりの無茶なお願いを全て汲み取っていただいたことには感謝しかありません。今回も全幅の信頼でお花を依頼することができました。

エリ花様の魅力はフラスタとしてのバランスやチュール、パネル配置など細かい部分もそうですが何より企画である僕らの気持ちを、デザインだけでなくお花として体現してくださることにあると思います。また、すべてを汲み取りながらもエリ花様の解釈や遊び心を取り入れてくださるので、毎回企画者の僕自身が最もサプライズを受けています。

様々なお花屋さんが並ぶ中でも、僕自身はフラスタではなくエリ花工房様の花に魅了された1人でもあり、純粋に作品デザインとかだけでなく素敵なお花を贈ること、それがフラワースタンドで最も綺麗で素敵なことだと思っていますし、エリ花工房様のお花はいつもそんな僕ら企画者の想いをお花として表現してくださる本当に素敵なお花屋さんだと思っています。本当に今回もありがとうございました。今後ともよろしくお願いたします。

 

麻倉ももさんへ

TrySailツアー本当にお疲れ様でした。間にアニサマもはさみつつ、この酷暑のハードスケジュールの中本当に大変だったかと思います。

このツアーを通して、歌う時、歌唱じゃない場面でも、自己の表現の芯をしっかり持ちつつも、お客さんとライブを楽しむこと、みんなの目を見て合わせて笑顔でコミュニケーションをすること、みんなと楽しみながら幸せそうにステージに立つ麻倉さんの姿が印象に残っています。

名古屋公演で『flower』で3人の落ちサビのシーンでは、2人の歌唱のシーンで両サイドを微笑ましく見ていた麻倉さんの姿を鮮明に覚えていて、音楽を表現することはもちろんですがそれ以上にファンとライブを楽しむこと、TrySailとして全力を出し切ってはしゃぐこと姿にたくさんの幸せをもらいました。麻倉さんの歌と表情が大好きだなと感じるとともに自分自身がTrySailのライブが大好きなんだなと思えるツアーでした。雨宮さんや夏川さんはじめスタッフの皆様に本当にありがとうございました。

 

〇最後に

なんかつらつらと書いてしまい読みにくくてすみません。改めて書いていく中で、自分は

 

フラスタを作って自分の好きな麻倉さんの物語や好きを表現して届けること

お花を贈った後に自分の想いや思考に気づけること

絵師さんやお花屋さん参加者の皆様とフラスタを作ること

が好きなんだなぁと再認識しました

 

フラスタはデザインで作品への愛、演者への感謝、自分自身の解釈の表現をする場でもあり、好きな人への感謝、幸せ、楽しいという感情をある意味自由に会話せず、届ける場だと思います。その制作方法は千差万別で、僕のようにお花を重視する人も、創作物を使用して楽しんでもらう人、パネルがメインでお花が引き立てるようにデザインをする人。ファン活動の中でも、かなり自由が効きやすい活動なのかなと感じています。

 

もちろん演者の方から反応をもらって双方向になるものでもあるのですが、僕にとっては自分の感情をそのまま形にして届けられるもので、フラスタを贈るときにたくさんのことを考えるんですけど贈った後に感じることの方を重要視しています。

ファンの方の中での期待というか、こういうものを見たいこんなものを届けたいみたいなものってあってフラスタもそんな想いあるけど

結局ライブで感じたことがそんな思いと重なることもあれば、異なるけどめちゃくちゃ良かったりすることもあると思います。

演者の方やスタッフさんもそうで様々な不安とか準備を重ねてそのライブに臨んで、MCでこんなことを感じましたって話したりされますし、だから僕もある程度フラスタに自由度と余白を残して、贈った後に感じた思いとかライブと違うものがあってもそれを大切にするようにしています。

 

お花屋さんと絵師さん、参加者の方とフラスタを作ることは僕にとってはある意味ライブに向かう演者さんと同じように様々な人と準備をする期間なのかもしれません。

そして、ライブを経て再度フラスタを見て感じた思いを麻倉さんやスタッフさんへ感謝として届ける。それが僕がフラスタを続ける理由です。

自分じゃない人のいろんな人の思いが形になったものだからライブって素敵だと思うので、フラスタもそんなライブへの感謝が込められたらいいなって思っています。

 

f:id:hinamomosail:20231006172033j:image

 

今回のフラスタの副産物は下からのアングルなんですけど(決してやましい意味ではない)のですが、麻倉さんがブーケを渡してるみたいな形になったんです

TrySailの3人が幕張公演のMCで「みんなもお疲れ様」ってすごく優しい笑顔で話していたのがめちゃくちゃ印象に残ってるんです。ライブ後にこのお花を見て、その時の麻倉さんの姿が重なって、「お疲れ様ありがとう」のお花を贈ってもらえた気がしたんです。僕だけじゃないたくさんのファンが全力で楽しんで、声を届けたライブで3人が「みんなもお疲れ様」って返してくれたこと、そんな言葉が僕は本当に嬉しかったし、そんな想いをより大切にしたくなるようなお花になったなって本当に贈って良かったなぁと思いました。

 

僕が勝手に思っただけだけど、フラスタを贈った結果、僕がフラスタに込めたものとは別でそれ以上に嬉しい気持ちに出会うことができたんですよね。これが好きを形にすることの最大の魅力だなぁと僕は思っています。結局その人への好きは人と比べることではないと思いますし、見返りを求めるものでもなくて、自分自身がどれだけ幸せを感じることができるかだと僕はこの活動をしてきて強く感じています。

すげぇ企画者のポエムにはなるんですけど、僕はこの瞬間が一番好きで、みなさんがのフラスタを見て、いやフラスタに出会うことがなくても、ライブを通して見つけた自分だけの素敵な思い出や景色が目に浮かんでくれたらとても嬉しいです。

 

これがベストライブとか数を埋めてるとか、年数が長いとか数とか評価できる指標もあるけど、オンリーワンな思い出や景色をそれぞれにとって大事にできることがすごく大切だなって思います。フラスタという形に残ることすることでよりそんなものに僕は気づくことができました。またその話は別で語ることにしましょう。

 

もちろんオンリーワンの形では人それぞれだと思います。僕自身は僕の経験談しか語れないですけど、フラスタを贈ったあとに自分の中に実はたくさんあるオンリーワンの気持ちや景色に出会ってくれたら嬉しいなぁと思います。

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

青P

 

20230804 TrySailツアースタート Super Bloom感想

 

どうも青Pです

普段パソコンで書いてるマンですが、今回は携帯で書いている慣れない

 

最近もはや37℃がデフォルトになっている。

家のアレクサがアラームで起こしてくれるのだが、その際その日の天気を伝えてくれる時に

「予想最低気温は27℃、予想最高気温は37℃です。」と毎日言われて朝からぐったりするのが最近の日常だ

僕が幼い頃は30度を越えれば珍しいぐらいだったし、クーラーなんてつけずに寝ていた。マジでおかしくなっちゃったよ日本はよー

 

 

さてさていよいよ明日からTrySailのツアーが始まる

ツアーとしては2021年の9-11月に開催された

『LAWSON presents TrySail Live Tour 2021 "Re Bon Voyage"』

以来2年ぶりであり、声出しありとなると2019年のツアーまで遡るらしい、やばいな

 

今回は5thアルバムである『Super Bloom』を引っ提げたツアーとなっている

SuperBloom - Album by TrySail | Spotify

 

アルバムは11曲で収録時間42分という過去最高に短いアルバムだ、良いね

ライブとしては追加公演がタイトルが違うのでツアーとしては6会場9公演+1会場2公演となる

前回が6会場10公演だったのでまぁ同じぐらいだ

ツアーとしてはちょうど良いと思う

 

また今回はマーケティングにも力を入れていて、SONYの企画でもあるTHE FIRST TAKEにも出演している

TrySail - adrenaline!!! / THE FIRST TAKE - YouTube

TrySail - SuperBloom / THE FIRST TAKE - YouTube

 

職場の元先輩も「TrySailちゃんでてるやん」とLINEがきたほどだ流石の知名度である。

実際このマーケティングがライブに人を呼ぶことを目的としているかの真意は僕にはわからないのだが、やはり今のサブスク時代はいかに曲を聴いてもらうかが勝負であると思う

ライブに来る層とかCD買う層ではなく、いかに曲を聴いてもらいそれを拡散してもらえるかがマーケティングの肝であって、それもあって拡大したアニメ市場でのYOASOBIの『アイドル』や米津玄師の『KICK BACK』は爆発的に拡散して流行っていると感じている。

 

質よりとにかく数と広がりが勝負だ、だからこそ今回のファーストテイクの出演はとにかくTrySailの曲を聴いてもらうことがメインだった気がする。その中でファーストテイクの特徴である生感というのが、ライブのTrySailそのまんまを切り取っていたのでとにかく3人が仲良く楽しそうに歌っている様子が伝わっていれば、「お、ライブ行こうかな」と追加の幕張公演に足を運ぶ人がいれば最高だろう

 

8年もファンをしてる僕としては素直にTrySailを好きになる人や知ってくれる人が増えたら嬉しいなと思うばかりだ。

 

さてさてアルバムは個人的には4thアルバムの『Re Bon Voyage』の方が曲調的に好きな曲が多かったので、アルバムとしての好みは難しいが、とにかくまとまった安心感のあるアルバムだったと感じた。特に曲順が良い

 

頭3曲の

『Super Bloom』『はなれない距離』『Follow you!』

後ろ3曲の

『遥かな航海』『Etoile』『flower』

の対極感と安心感が素晴らしい

その間にアルバムとシングルの曲がある曲が挟まれている感じだ。

 

アルバムのテーマは宝石であり、MVでも3人が絵本の世界でジュエルを探す旅に出かけるみたいな感じで演出がある。

TrySail「SuperBloom」Music Video - YouTube

 

個人的には頭の曲たちはTrySailで成長してきた3人の個性の輝きや変わらない関係性など『永遠に変わらないものたち』を表現しているイメージだ

『Follow you!』の歌詞にある「あなたと一緒ならダイヤモンド」

ダイヤモンドは永遠という意味があるのもかけてみるとおもしろいなーって思った。

 

おそらくTrySailとして求められているものやずっと変わらないライブを楽しむという気持ちとか、変わらないものたちをこの3曲は歌っているんじゃないか、そこからくる安心感があってこの後の『華麗ワンターン』や『ちゃらちゅわ』などに繋がっても無理をしてないというか、何をしてもTrySailとして成立している感じがあってとても良かった

 

色んなことに挑戦はしてるんだけど根本にあるTrySailらしさを大事にしてるからこそ成り立っている感じ。3rdアルバムの時はこれが少し無理をしていた感じがあったので、個人的にめちゃくちゃ嬉しかった感覚がある。まぁこれは余談だが

 

そして後半3曲はというと、『航海』や『花』や『星』など永続的でないものたちが並んでいる。

旅をする中で、日々変わっていく中で得られる特別なものたちを表現していると感じている。

そしてこれまではTrySail自身のことやTrySail視点から歌ったりしていたことが多かったが、僕は今回自分目線でこの曲たちを捉えることができた

 

前半3曲でTrySailとして変わらないものを歌っていて、後半は僕たちがファンとして移りゆく想いに共感してくれてるような感覚があって、武蔵野のライブ用に作られた時は声出しもできない中で、TrySailから3人それぞれへ、そして僕らへと届けてくれる曲として捉えていた

 

でもこのアルバムを聴くと僕の場合は僕からTrySailへとか TrySailが作ってくれた関係値みたいな部分への曲に感じていて、それですごく心が温かくなった

 

あなたの優しさを感じるだけで

生きていく理由がたくさんできたよ

照れくさいけど大好きだから

笑顔の花も 涙の花も お揃いで育てたいな 

あなたがくれた眩しいこの世界で

あなたのそばで

TrySail flower歌詞より

 

この部分がめちゃくちゃ好きで、8年間好きでいて沢山ライブに行って、たくさんの感情を知って笑顔や涙も沢山あって、そこにはTrySailの音楽と笑顔が沢山あったから

僕らがもらったというより僕らから育った感情がたくさんあって、やっぱりTrySailが大好きなんだなーってなって

 

変わらない大切なものが移りゆくたくさんの花が育ったからできたなぁって感じていて、この歌詞全てに僕自身のたくさんの感情が詰まっているのがすごく嬉しくて

武蔵野の曲単体では感じなかった感情がアルバムで『Etoile』や『遥かな航海』などのTrySailのイメージと合った曲たちが僕たちの感情を色んな旅へと運んでくれたり、思い出させたりしてくれるからこその思いだったのかなーって思います

 

最初は3人の曲だなーって思っていたし、これまでは3人が航海の先に見えた景色みたいなものを見てきたイメージだったけど

曲を通してどんどん周りを巻き込んでいって、たくさんの感情を引き出して曲を聞いたりライブに遊びに行った僕らの感情の背中を押してくれたり、支えてくれたり、暖かく包んだりしてくれる最後の3曲が僕はとても好きなアルバムだなぁと感じました。

 

そう言う感情を引き出すのは最初の3曲の3人の関係性や変わらない輝きがあるからだなぁって、僕らもライブを得てこの感情を届けて育てあって大切な宝石を見つけられたらいいなぁって思います

 

そんな温かく楽しいツアーになりそうな気がしてきたーのでめちゃくちゃ楽しみです

これまでのツアー以上に僕はTrySailが大好きなんだなーってなったしだからこそ目一杯3人へ大好きを届けられたらいいなって思うアルバムでした。

 

また友達とも沢山遊ぶぞー

てなわけで前夜祭でした

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刺身まじうまでした

また友人とたくさんツアーが回れるのは嬉しいねー楽しいツアーにしたいな

てかワクワク止まんねー

またツアー参加される方は各々の楽しみ方で楽しみましょー

 

青P

Piacereと僕の音楽~麻倉ももさん29歳の誕生日~

 

どうも青Pです。

麻倉ももさんの29歳の誕生日おめでとうございます。

 

ずっとなりたいと語られていた30代まであと1年になった麻倉さんの20代ラストイヤーが始まりましたが、どんな1年になるのでしょうか。

年々20代前半とはまた違う自由奔放さがでてきていて、とても魅力的な女性になられているなと感じています。また今年1年が麻倉さんにとって幸せな1年になればと思いますし、少しずつ僕のペースで応援できたらなぁと思っています。

 

 

21歳の時に友人に「麻倉さんが30歳になるまでは麻倉さんのファンでい続ける」と謎の宣言をし、ついにその年まで1年となりました。

ここまでファンを続けていて自分でもびっくりしてます(笑)

それだけ麻倉さんが素晴らしい人であり、僕自身も様々な友人にや機会に恵まれてきたからだと思っています。改めて感謝しかないですね。

 

あと1年たてば僕自身の環境も大きく変化するような気はしているのですが、このブログをこうやって今年も書けていることも嬉しく思います。

 

さてさて、毎年麻倉さんの誕生日というのを口実に自分の歩みの振り返りというか、麻倉さんのファンとしてのお祝いというより僕の話ばかりさせてもらってるのは申し訳ないのですが、こうやって1人のファンである僕が麻倉さんを通じて毎年のように幸せを感じられることへの感謝をまたここに残していきたいと思います。

 

 

 

 

Piacereを受け取って感じたこと

 

麻倉さんの2022年

 

前置きが長くなりました。

この1年で麻倉さんのソロのアーティスト活動としての大きなイベントといえば

2022年7月27日発売の3rdアルバム『Apiacere』

そして同年の10-11月に開催された1stライブツアー『Piacere』

あと個人的には12月に開催されたイベント『毎日がクリスマス』での家入レオさんとの共演かなと感じています。

あと本人にとっても、ファンにとってももう毎週の日常となってきたラジオ『ももにち』です。

大きく分けてソロの1stツアーとももにちが大きな1年だったのかなーと思います。

 

 

Apiacereとバンド編成

全部話すとキリがないので、今回は主に1stライブツアー『Piacere』について話していきたいなと思います。

 

──アルバムタイトルの「Apiacere」には「自由に」「気ままに」といった意味があるようですが、これはどのように決まったんですか?全曲レコーディングし終えてから「じゃあ、タイトルどうしようか?」という話になり、私がいくつか考えてきた中の1つが採用されまして。今回は全曲がドルビーアトモスに対応していたり、私が「歌いたい」と言ったブラス曲の楽器録りを見学させてもらったりと、普段よりも「音に触れる」とか「音で挑戦する」みたいな感覚が強くあったんです。なので音楽用語からタイトルを見つけてみようと思って、「自由に演奏する」という意味がある「Apiacere」を選びました。──「自由に」というのは最近の麻倉さんの音楽活動のスタンスにもフィットしているように思います。確かに、あんまり肩肘張らずに、自分のやりたいことをやりたいようにできている自覚もあって。うん、今の私の音楽活動を表す意味でもぴったりかもしれませんね。-麻倉もも インタビュー|自分のやりたいことをやりたいように──自由に音楽を楽しんだ3rdアルバム「Apiacere」 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

このインタビューめちゃくちゃ良くて、そもそも『Apiacere』がめちゃくちゃ良かったんですけど、この「音に触れる」や「自由に演奏する」という言葉が麻倉さんから聞けたことがとても嬉しかったです。今更過去を振り返るとか、どうとかはないんですけど、僕自身もこの音を楽しむっていうタイプで、とてもいいライブになるんだろうなぁと思って参加しました。

 

今回のライブは麻倉さんとしては初のバンド編成としてのライブとなりました。

natalie.mu

セットリストはこんな感じです

open.spotify.com

 

いやーまたバンドメンバーの演奏と雰囲気作りがもう良くて、毎公演違う楽しみ方ができました。

セットの形としては右側に階段状にそっとが置かれており左側にバンドメンバー(Key 杉直樹さん Gt 門馬由哉さん Ba 小林修己さん Dr 中村”マーボー”真行さん )が配置される形。普通のライブでこの形式をとることはあまりないので、バックバンドという立ち位置よりもバックバンド兼オーケストラピットのオケの両方の意味あいをとれる配置でした。

左側のバンドメンバーにスポットを当てるときと麻倉さんのステージと世界観にスポットを当てる時との対比とバランスが非常に取れているのはよかったです。

また麻倉さんがバンドメンバーを見るときは下手を見るだけですべてが完結するので、不必要に視線誘導されることもないのも良くて、基本的に麻倉さんのステージは何においても麻倉さんがいることで成立するステージというのがあると思うので、そんな僕なりの感じ方もできましたね。

 

eclatante~ユメシンデレラ~明日は君と。~Run fo you

個人的にこのライブで最も好きだったパートは中盤の「ユメシンデレラ」と「eclatante」です。このライブはネムイケドで寝た状態の麻倉さんが起きたシーンからライブがスタートし、ユメシンデレラの前で眠って2回目の起きたシーンがあります。これはライブBlu-rayのオーディオコメンタリーでも言及されているのですが、

「ユメシンデレラまでは夢オチでここから本当に起きて現実世界でライブが始まる」

そうです。

これを聞いてツアー中に感じていたのがしっくりきた感覚がありました。

 

「eclatante」までの楽曲は「Apiacere」の楽曲を中心に構成されているのですが、恋愛曲から幸せ曲までわりと幅広くて楽曲統一感はいい意味でなくて、色んな物語や女の子の詰め合わせみたいな感じなんですよね。麻倉さんの楽曲は恋愛曲の主人公や物語を自分で解釈して『自分』よりも『物語』を届けるタイプで、それはライブでも僕は変わらなくて、序盤からこの「eclatante」までは色んな物語や女の子を届けてるんだと僕は解釈しましたね。

 

──歌詞に関しては、「満開スケジュール」が日常的あるいは現実的だったのに対して、「eclatante」は空想的ですね。これも今まであまりなかったタイプでは?そう、恋愛の歌でもないんですよね。デモを聴いたときに、この曲の主人公は現実世界の女の子というよりは、概念としての女の子みたいな、実体がつかめないようなイメージを抱いたんですよ。そこから、歌詞には女の子が聴いたらキュンとしそうなフレーズをたくさん入れたいと思って。例えば「ルージュ」とか「キャラメリゼ」とか「カプチーノ」とか「キャンディー」とか、“ときめきワード”を書き出して、それを小林さんが歌詞に落とし込んでくださいました。

 

「eclatante」は「Apiacere」の表題曲だけあって『音楽を自由に』の要素が強かったので、歌詞と衣装も含めてほんとふわふわしていて可愛かったですね。麻倉さんのアーティスト活動の核である『恋の歌』『幸せの歌』を詰め合わせていて、音楽があるからこそ自由にその曲たちを表現できる。すごく本人も好きと語られていましたが、少し幼さと大人っぽさと色んな麻倉さんの表情と自由に歌う姿が見れる、僕もライブで大好きになった1曲になりました。

そこから「ユメシンデレラ」へ、個人的に「ユメシンデレラ」はタイトルやメロと歌詞とのギャップが素晴らしい作品だと思っていて、タイトルにシンデレラは入ってるけど、歌っていることはとても現実的な歌というか、神様にお願いするけどあやふやに返答されて結局自分で解決していく少女の話で、それがとても好きな歌詞で私生活でも聞いてる曲です。

 

特に印象に残っているのは福岡公演で、確か昔麻倉さんが来たことがある会場で歌われたんですよね(これは間違っていたらすみません)。普段はあんまし呼ばないという家族のみなさんも来られての地元凱旋公演だったわけなんですけど、ピアノとのデュオから始まって

 

「10年後の自分の姿を想像したけど、(見えないなぁ)当たり前の毎日が最高」

 

と歌っているのがとても刺さって、麻倉さんが高校生の時に演劇部に入って、ステージに立っていたという話を思い出して、その10年後にあたる28歳の麻倉さんが初めてのソロの福岡の地でこの歌詞を歌ってるのがとても素敵だなぁって感じたんです。

これはライブならではの良さだとは思ってるんですけど、意図したわけじゃない歌詞がリンクした瞬間が僕は好きで、今回は特に福岡公演でのこのシーンが印象に残っています。

さて話を戻しまして、このユメシンデレラにおける『夢』はeclatanteの空想上の『夢のの世界』とは違って、現実にある『夢のような瞬間』だと思います。

 

夢から覚めるとかではなくて、現実にある夢のような毎日や瞬間を幸せに感じようという曲だからこそ、ここで夢から覚めていってそれでも幸せな瞬間が広がっている。麻倉さんが福岡から上京して、この活動を通じて、歌を通して培ってきた『夢のような幸せな時間』を感じながら歌ってるのかなぁと、そしてその感情はまた昔とは違うけど似ているような感情も混ざっていたのかなと歌声とか表情を見て感じられた瞬間でした。

 

そこからの「monologue」「あしあと」はここから始まる新しい物語を歌った曲、ふわふわしたものからより現実的な光景が浮かびやすく、地に足をつけて今を歩いている曲が続きます。2曲とも共通しているのは『自問自答の歌』だという点ですかね。夢から覚めてより現実的になった女の子が過去や今の悩みを自問自答しながらも、ゆっくりと前へ進んでいく様子を歌った2曲です。

この曲の表現は麻倉さんが成長し、よりこういう現実的な日常に近いけど少し物語チックな切ない表現ができるようになったからだと思います。

 

─サビの「“私らしさ” ずっと探していた」とか。私自身もまさに現在進行形で探しています(笑)。自分のことは自分が一番わからないので。あと、私もこの曲の主人公みたいに勝手に1人で落ち込んで、「まあいいや、明日明日」と勝手に1人で立ち直るタイプというか。あまり人に相談せずに、自己完結しちゃうことが多いんです。たぶん「僕だけに見える星」と同じように、誰しも一度はそういうことを考えた経験があるんじゃないかと思いますし、「あしあと」というなんでもない日常の物語を通して、またちょっと温かい気持ちになってもらいたいです。麻倉もも「僕だけに見える星」インタビュー|

 

「あしあと」はアウトロを長めにバンドの演奏をいれるんですけど、これが本当に素晴らしいですよね。

 

「ずっと変わらない大好きな歌 聴きながら歩こうかもうすぐ着く私の居場所」

「明日も頑張れるいい日になるよね」「私らしさずっと探していた」

あしあと - Live Tour 2022 “Piacere!” - song and lyrics by Momo Asakura | Spotify

 

「あしあと」夕暮れを照明でモチーフにされていたので、最後のアウトロが伸びていく感じが、夕日が沈んでいく中口ずさんでいる少女の光景がだぶって。ここは「トゥルットゥ」って歌詞がないので、本当の「あしあと」ってこの部分なのかなって思ってしまうのかなーってバンドとの関係値も音楽と出会って、前に歩いていく麻倉さんの姿みたいなのが想像できて、ここから「明日は君と。」とのつながりが本当に好きなだよなぁって改めて思いました。

 

明日は君と。」は結構原曲よりも音が激しくて、最初は抵抗あったんですけど、疾走感と音に背中を押されている感じがあってここから麻倉さんが歌ってきた恋の曲たちの物語でなく、麻倉さん自身の物語が始まっていくワクワク感がありました。

「この曲でデビューしました」ってMCからはじまるから余計に興奮しますよね。

 

ここで衣装チェンジしても良かったと僕も思ったんですけど、あえてeclatanteの衣装で歌ったからこそ良くて。この曲ってPiacereで垣間見えた『恋の物語の表現者』と『ライブをみんなと楽しむ』麻倉さんの両面性のある楽曲だと思っているから、この曲までの恋や幸せの曲たちとこの曲からのライブを全力で楽しむ曲の境界線を演出でも表現されていたなぁって見ていて思いました。

初恋の曲として生まれた「明日は君と。」の君はもちろん物語では恋愛対象の相手なので、その相手に向かって届ける想いを表現しているんですが、同時にライブでは盛り上がる曲で、君を僕たちファンとも捉えるのもおもしろいなぁって。初恋の物語の曲が、バンドの音も相まってライブでの麻倉さんの曲になっていく瞬間があった気がします。そんな素敵な瞬間を僕は感じましたね。

 

「Run fou you」は1stアルバムPeachy!と同じ曲順で2,3曲目にあたります。ずっと聞きたい並びだったので、初日の大阪公演めちゃくちゃ興奮しましたねーオリジナルイントロからの衣装チェンジ、楽曲が「風になれ私 Run for you」で走っていく歌詞なので、シンデレラのドレスを脱ぎ捨てて走り出す感じが1stライブの演出とも相まってたまらなくフェチでした。

そこからの「Shake it up!」「Fanfare!!」「満開スケジュール」は恋の曲と並行してライブで麻倉さんがやりたいと作っていった曲たちで、ライブを通して出会ってきた感情たちな気はしますね。特に満開スケジュールでも【もちょ10】をとるときへのファンの声かけとかすごく麻倉さんらしさがあるというか、「撮るよ」っていうシーンがめちゃくちゃ好きなんですけどこれ麻倉さんじゃなかったら成立しないよなって、ファンの僕が言うのもなんですけどそうなるんですよね(笑)

 

この活動をしていて一番うれしいことって、みんなから反応をもらえることなんですよ。私が「これがやりたい」という思いを込めて発表した曲に対して「元気をもらいました」だったり「共感しました」だったりとか。もちろん、みんながみんな好意的に受け取ってくれているわけではないでしょうし、中には「なんかよくわかんなかった」とか「自分とは合わなかった」みたいな感想もあると思うんです。でも、プラスの反応もマイナスの反応もひっくるめて、みんなとキャッチボールし続けられる関係でいられたらいいなって。麻倉もも「ピンキーフック」インタビュー|音楽ナタリー

 

これがやっぱり麻倉さんのライブのもう1つの形で、非日常的な恋愛曲の世界観を届けるのとは別のより日常的なみんなとのキャッチボールを楽しむライブ。

みんなの感情を引き出す要素はライブやアーティストそれぞれで異なると思うんですけど、麻倉さんの場合は楽曲というより麻倉さん自身の一挙手一投足っていう感覚が合って、ほんと麻倉さんを中心の反応を中心にライブが始まっていく感覚があるんです。「シュークリーム」の男発言しかり、楽曲を自分自身が最も自由に解釈してそれを伝えていて、楽曲たちを『○○の女の子』とかいう感じとかも、お客さんのこういう反応があるからこういう曲にしましたとか、すごく曲を愛しているのも伝わるし、全部麻倉さんのそのまんま感じた感情から曲の物語やライブの化学変化が生まれる感じがあって。それが僕はとても心地よいんですよね。

 

今回はキャッチボール的な、つまり「ファンからの要望に対して、私はこういうボールを投げ返しました」みたいな部分はありますか?

ああー。以前はリリースイベントとかで「今後、麻倉ももにやってほしいことは?」みたいな質問事項を設けて、その場で受け答えするというのをよくやってたんです。でも、やっぱりコロナ禍になって以降、ファンのみんなと直接交流できる機会が減ってしまい……なので正直、具体的に「こういうボールを投げ返しました」という曲はないんです。でも、最近あることに気付いたというか、「私のやりたいことが作品に込められていればいるほど、みんなうれしいんだろうな」と感じていて。あつかましい話なんですけど(笑)。

──そんなことないですよ。

あと、私の曲を聴いて「最近の麻倉はこういうことを考えているのかな?」とか、深く考察してくれるファンの人が思いのほか多いことにも最近気付いて。なので、制作に対して妥協せず、思ったことはなんでも言ってみるというのが、今回の私なりのボールの返し方かもしれませんね。

-麻倉もも インタビュー|3rdアルバム「Apiacere」 - 音楽ナタリー

 

 

元々『可愛い』って形容詞がそのまんま具現化したような人だと思ってるので、その魅力を最大限引き出すためにライブも作られてるなぁって。

その『可愛さ』を引き出すのは、麻倉さん自身が真面目で芯がある人なのに、どこか無邪気で自由な一面をもってるとこなので、今回のライブは今までの2公演のような麻倉さんを枠にはめたり、届けたいテーマを明確にしたりはせず

 

・非日常の恋の曲や幸せの曲の世界観や物語をバンド演奏に合わせて自由に表現したゾーン

・音楽とダンスの一体感ともちょ10やももにちの延長戦のMCから感じる日常的な麻倉さんから溢れる無邪気さを前面に出した楽しいゾーン

 

これらから麻倉ももを音楽にあてはめて『麻倉ももを自由に演奏する』ライブだったと感じています。その麻倉ももの中には麻倉さん自身はもちろん、ファンの反応も含めた要素も詰まっているのかなと。なので、おそらく毎公演色んなカタチの音楽がそこにあったのかなぁと感じますね。

これが僕が感じる今の麻倉ももの音楽で、麻倉さん自身の恋愛観を物語にあてはめたりして一方的に表現して楽しむことももちろんですが、その中にファンの反応が入ることで即興演奏のような自由さが付加されていく感覚はあります。麻倉ももの音楽をキャッチボールを通してみんなで作っていくのが、麻倉もものライブだと思います。でも昔はサインを決めてピッチャーとキャッチャーのように投げていたのが、より自然なキャッチボールになっているのかな。時に変化球投げて驚かせたたり、大暴投して笑ったり、そんなより自由で予測できない、でも一番楽しいキャッチボールを今麻倉さんは音楽を通して表現していると感じています。

 

僕自身も非日常的なライブとして楽しむことが多かったんですけど、ももにちなども踏まえてより日常的な部分も感じながら、ライブを楽しむようになった感覚はあって。

音楽的には非日常的な世界観が多くて、麻倉もも麻倉ももの音楽とはならないんですけど、どこかライブに行くと麻倉さんそのものを感じられる日常的な要素がある。まぁライブってそういうものだと思うんですけど、そのバランスが絶妙で本当に不思議で魅力的な人だなって思います。僕にとっては唯一無二でずっと大好きな人だなぁと思うんですけど、本当に誰かに自慢したくなる素敵なアーティストですね。

 

 

 

〇僕の音楽と麻倉さんの音楽と

さてさて本編も終わりましたので、ここからは余談です。

毎年自分のことを曲の歌詞に例えながら振り返っているのですが、ここ1年僕自身はすごく気持ちが楽になった感覚があります。特にこのPiacereを終えて少し覚悟も区切りもついた感覚ですね。

 

麻倉さんの1ファンの僕としてではなく、麻倉さんのファンをしてきた僕自身を好きでいてくれる人が今たくさんいること。それが今の自分の存在証明になっています。もちろんその中で仕事でも着実にステップアップを今目指していますし、プライベートでも自分の幸せへ歩んでいる途中です。これから先も麻倉さんの音楽が僕の日常に彩をくれるから、僕にとって代わらず日常の音楽であり続けていると思っています。

僕にとっての彩色硝子~麻倉ももさん28歳の誕生日~ - 青Pのひとり語り

 

これが少し変化しているような感覚があります。麻倉さんの音楽が日常に彩をくれることは変わらないんですけど、やっぱり音楽的には非日常の音楽なんです。でも何だろうなライブに行くことやインタビューを通してそれが日常の中に溶け込んで変化していく感覚がありますね。これが大きな変化なのかなと思います。

 

※ここでいう日常っていうのはその人の人生というかその人自身という意味です。

 

昔は麻倉さんの音楽に麻倉さん自身を探していたというか、なんか麻倉さんと無理やりにでもリンクさせようとしていた節があったんですよね。麻倉さん自身を探そうとしてたというか。でもお互い20代前半と思えば、もちろん音楽にそんな要素が詰まってもおかしくはないはずで、まぁそれはそれでいい思い出です。

 

今はどうか?というとPiacereを踏まえて、麻倉さん自身が麻倉ももの音楽というを確立していると思っています。その中で先ほどのライブでも話した通り、自身が好きな恋愛曲のテイストの物語を表現したり、ファンの意見も聞きながら、みんなで麻倉ももの音楽を作っていくアーティストになっていると思います。

どちらかというと麻倉さんは自分自身の人生観だったりとか、私はこういうアーティストだというのを音楽で提示するタイプではないと思うんです。自分の音楽でセルフプロデュースは行わないタイプだと思っています。そういうパーソナルな部分は今はラジオトークの【ももにち】で話している感覚がありますね。でもライブに行くと麻倉さんっていう人柄はめちゃくちゃ感じられるんですよ、もちろん楽曲でもですけどライブに行くとより「麻倉さんってこういう人なんだな」ってわかる感じがあります。そのまんま麻倉さんって人をね感じられるんですよ。特にPiacereはその色が強かったかなぁと。

 

昔はどんどんインタビューも読みながら、パーソナルな部分を切り取って繋げて麻倉ももの物語として読んでいたり楽しんだりした僕もその感覚ができてからよりフラットに、自由にライブでも楽しめるようになってきたのかなぁと思います。

もちろん麻倉さん自身が僕にとって一番大切な人であることは変わらないのですが、距離感は変わらずに見る角度が変わったというか、以前は麻倉さんが別の方向を向いて歌っているのを眺めるのが好きだったのが、今は真正面で素直に受け取って、会話して、音楽を共有できるようになったのかなぁと思います。

日常とか言葉として使ってはいたけど、実は日常になってなくて麻倉さんの前にたって素直に受け取ることでようやく今の自分の日常になるのかなって。

 

元々僕にとって音楽は日常の生活にあるものだけど、

本当の意味での音楽やライブは日常の中にある自分の知らない感情に気づかせてくれる非日常的なモノ

僕がこれまで探していた日常は自分が知ることのない感情だったり、手の届くところにないものだったのかもしれないですね。

 

Piacereを通して僕の好きな音楽のカタチに麻倉さんが近づいたというよりも、色んな音楽の楽しみ方がある中に麻倉さんの音楽ができたという感じです。新しい楽しむ景色を麻倉さんが作ってくれたのかなってPiacereを振り返りながら感じました。

この1年で友人たちともたくさん話しましたし、もちろん苦しんでいる時期もあったんですけどね(笑)でもそうやって振り返っていく中で、今は麻倉さんだけじゃない音楽の楽しみ方ができているからこそ、麻倉さんの音楽がより映えますね。

 

そんなきっかけを与えてくれたのはUNISON SQUARE GARDENのライブと斉藤朱夏さんのライブでした。この2つと麻倉さんの音楽が今日常の音楽の軸になっています。というか、斉藤朱夏の音楽とユニゾンの音楽があることで、その違いで麻倉さんの音楽がより分かってきたという感じです。

 

hinamomosail.hatenablog.jp

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 自分の人生の目標として、「自由にわがままに人生を歩きたい」というのがあるんです。

──それは前々から?

目標としてはずっとありました。ただ、前はなかなかそういう生き方ができていなかったんです。いろんなプレッシャーがあったし、みんなの中の“斉藤朱夏”というイメージを壊してはいけないだろうなとも思っていたし。でも、1stアルバム「パッチワーク」(2021年8月発売)を作るときに「こんなんじゃダメだ!」と感じて。私の中で限界がきちゃったんだと思います。それで「もういいか! 全部出すぞ!」みたいな(笑)。

──解放されたんですね。

はい。今はとにかく自分のことを知ってほしいし、こんな私でも愛してくれる人がいたらいいなと思いながら人生を歩んでいます。「こんな自分は嫌だな」と思う瞬間もあるけど、それも愛してほしい…‥わがままですよね(笑)。斉藤朱夏「僕らはジーニアス」インタビュー

斉藤さんの音楽は自分をさらけだしまくる音楽です。ライブも新しい曲でたから歌いますってタイプじゃなくて、今伝えたい言葉のために曲があるって感じのアーティストで個人的には面白いですね。

 

『音楽を通して自分の言葉を届ける、日常的な音楽』

 

なので音楽的にはその人の感情にダイレクトに届けるタイプですね。その上で自分をさらけ出す感じ。昔は麻倉さんからそういうのを探そうとしてたのがあったので、、、

僕は音楽を通して見えるその人みたいなのが大好きなので、斉藤さんの音楽はめちゃくちゃ好きです。あとは自分の生活の中では

 

『背中を押してくれたり、元気をもらえたり自分を肯定してくれる曲』

 

のカテゴライズに斉藤さんの曲が入ります。今1年を通して資格をとっていたり、仕事において忙しいとかしんどいとか感じることも多いんですけど、斉藤さんのライブとか音楽はめちゃくちゃ元気がでるというか、頑張ってるよな僕もって思えるんですよね。

それが僕にとっての斉藤朱夏さんの音楽です。なので日常の音楽ですね。

 

 

次に斎藤宏介さんがいるユニゾンの方ですが、これに尽きる。

僕にとって音楽は自分の感情を知るためのものだし、純粋に「楽」と「幸せ」を感じれるものだ。僕はあまりマイナスの感情を音楽に求めてなくて、よりプラスの感情を求めている。マイナスの感情であっても、それはプラスから生まれるものがと感じられる音楽が好きだ。 だから今回もライブにいって、日常の音楽を浴びに行って、僕は前に向かって歩いてるし、上を向いて幸せだって言うことができた。やっぱり音楽は一生の相棒だなって思えたライブだった、そう思わせてくれたUNISON SQUARE GARDENに感謝しかねぇ

20230520 UNISON SQARE GARDENが、音楽が最高だってこと - 青Pのひとり語り

UNISONの音楽は中の人とか関係なくシンプルに

 

『音を楽しんで気づきを与えてくれる非日常的な音楽』

 

です。斉藤朱夏さんの音楽→人ではなく、まじで音楽だけを楽しんで自分の中の感情に気づかせてくれるものです。これはこれだけでいい、僕にとって日頃聞いてる音楽を浴びに行くのがUNISON SQUARE GARDENだし、日常的に聞いてる音楽がライブを通して非日常になって、その中に新しい気づきを与えてくれるもの。

 

こうやって非日常と日常の音楽に触れていく中で、特に斉藤朱夏さんの音楽がピースに加わったことで僕の中で麻倉さんの音楽のピースが埋まった感覚がありました。たぶん僕の中での麻倉さんの音楽は

 

『音楽を通して自分の日常的な言葉を伝える斉藤朱夏

『日常の音楽をライブで聞いたときに非日常の楽しさと気づきを与えてくれるユニゾン

 

の間をいっています。それはPiacereの話でも前述した通りなんですけど、そのどちらでもない心地よいバランス、ライブによってはどちらにでも触れるような絶妙なバランス。今回のPiacereはほんとにその中間を言っているというのは、今年この2つのアーティストに行ったからこそ気づいたことです。

その人の音楽だけでピースが埋まるならばそれに越したことはないが、僕はどうしても音楽が好きで、音楽からピースを埋めちゃうタイプなので、麻倉さんにないピースを他の音楽で見つけてそのピ―スをあてはめてより素敵な景色をみれるようになったと感じてます。逆にいうと僕にとって麻倉さんの音楽は他の音楽のピースがあることでようやく埋まったと感じてもいます。

これは僕自身にとっても大きな成長だと思っているし、何もその人だけを好きですべてを完結させる必要はないと思っていて、人が生きていれば様々な人を好きになったりする。その尺度は違うとは思うけど、そんな色んな尺度があるからいい。

 

小さな出来事で大声で笑えたり 胸が痛いほど強く締め付けられたり

待ち遠しくなる 明日も ねえきっと 全部 全部 君がそばにいるせいだ

あと1メートル - song and lyrics by 斉藤 朱夏 | Spotify

 

好きな人だからこそ逆説的な感情も芽生える。でもそれに気づけるからこそより好きだなって思える瞬間に出会える。斉藤朱夏さんの「あと1メートル」に出会ったときに、僕は麻倉さんのことが好きだからこんな感情になるんだって知ることができました。

嫌いとかなんでっていう感情は好きの裏返しであって、嫌いを考えた先に好きもあるから、好きを探すために違うものに触れてみる。それが僕なりの人生のジグソーパズルのはめ方だなぁと感じています。そして1枚の大切な絵ができたら、それを大切な人たちと共有して、またスペースができたところに新しいピースを作っていく。もやもやしたまま終わるんじゃなくて、ちゃんと完成させて次の絵に作っていけば、もっともっと人生は豊かに楽しくなるなぁって最近は思います。

僕自身麻倉さんに出会ったことでたくさんの感情や素敵な景色、大切な人に出会えたしこういう音楽から出会った感情もまた麻倉さんをきっかけにした感情だと思っています。

 

燃料ならそこかしこで手に入るよ 迷っているのなら呼んでやる 君にできないわけないから 健闘を祈る!

譲れないこの心が愛されたいのに そんなにうまく行くはずない 挑むべき時に挑まなきゃ ダメだよ

君じゃなくちゃ君にはなれないんだよ

どうしたいかは どうしたいかは ちゃんと決めてくれよ

ほら運命の是非はいちかばち けど必ず君が選べ 決心を祝う!

スペースシャトル・ララバイ - song and lyrics by UNISON SQUARE GARDEN | Spotify]]

 

この曲まじでいい歌詞ですよね、人生の教科書に載せたいレベルです。

結局自分を動かす燃料は自分でしか調達できないし、何を燃料にするかも自分次第。でもそれを『君』として歌詞を届けてくれることで自然と背中を押すように歌詞が作られている。音楽で伝えてくれるからこそ『君』が『自分』になれる、歌詞だけじゃ絶対に無理で音があるからこそ詞は意味をもつんだって音楽を聴いて感じます。

文字じゃなくて音に乗せたり、その人の声が加わることで言葉は初めて意味をもつんだって思う。だからこそ僕はライブが大好きだし、音楽が大好きで音に乗った言葉が僕の燃料になっている。自分次第で音楽も変わるのは歌ってるアーティストも聞いている僕らも一緒だから。

僕は形こそ違うけど、こうやって毎年残して伝えることで自分の言葉たちに意味ができてきたのかなって、僕はちゃんと音楽からもらった燃料を燃やして、君になるために進めているんだってライブで感じることができた。

またしても自分のことばかり書きなぐってしまったけれどもすべては麻倉さんの歌が好きから始まった物語だし、また来年も書いて、届けていければって思います。

 

改めて麻倉ももさん29歳の誕生日おめでとうございます。

そしていつも本当にありがとうございます。これからも僕の歩幅ではありますが、好きを届けていきたいなって思ってます。

 

 

青P

 

 

natalie.mu

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